排泄支援ロボットとは?

排泄支援ロボットとは?

排泄支援ロボットとは?

排泄支援ロボットとは、高齢者の排泄を支援する介護ロボットです。

経済産業省と厚生労働省による定義

経済産業省と厚生労働省は、排泄支援機器を以下の3つに分類してそれぞれ定義しています。

排泄物処理

排泄物の処理にロボット技術を用いた設置位置調節可能なトイレ

排泄予測

ロボット技術を用いて排泄を 予測し、的確なタイミングでト イレへ誘導する機器

  • 使用者が装着する場合には、容易に着脱可能であること。
  • 使用者の生体情報等に基づき排尿又は排便を予測することができる。
  • 予測結果に基づき的確なタイミングで使用者をトイレに誘導することができる。

動作支援

ロボット技術を用いてトイレ内 での下衣の着脱等の排泄の 一連の動作を支援する機器

  • 使用者が一人で使用できる又は一人の介助者の支援の下で使用できる。
  • トイレ内での下衣の着脱等の排泄の一連の動作を支援することができる。

排泄支援ロボットの種類

経済産業省と厚生労働省が定義しているように、排泄支援ロボットは、排泄物処理、排泄予測、動作支援の3つに大分されます。排泄物処理ロボットはさらに細かく分かれ、自動排泄支援と次世代ポートブルトイレの2種類があります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

排泄予測 次世代ポータブルトイレ 全自動排泄支援 動作支援
特徴 利用者の排泄を予測し、的確なタイミングでト イレへ誘導することができる。センサーが膀胱の膨らみなどを検知し、検知したデータをもとに、排尿のお知らせなどを行う。 従来のポータブルトイレとは異なり、排泄後の処理が省けるのが特徴。主に水洗式と自動ラップ式がある。従来のポータブルトイレと同様、自力で常設のトイレまで行くことが難しい方が対象。 排泄処理を自動で行うタイプ。利用者は専用カップを装着し、専用カップが排泄を検知したら、自動で吸引、洗浄、乾燥まで行う。排泄物はタンクに溜められ、介護者がトイレ等に流して処理する。要介護4~5程度の方が対象。 トイレ内での衣服の着脱などの動作を支援する。利用者が一人で、または一人の介護者の支援があれば使用できることが求められる。現状、市販されているロボットは未確認(2018/12/18時点)。
長所 排泄の予測を行うことで、排泄の自立支援に貢献することが期待できる。 排泄物処理の手間が省けるので、介護者の負担軽減につながる。また、利用者にとっても、精神的負担の軽減になる。 介護者の排泄物処理の手間が省ける。また、利用者にとっても、排泄から処理まで待たされることがないので、ストレス軽減が期待できる。 利用者一人での排泄をサポートすることから、自立支援につながる。
短所 排泄物処理等は行わない。 工事費やランニングコストがかかる。 対象者が限られる。 対象者が限られる。
対象者 失禁の恐れがある方、認知症状が進みご自身で排泄の意思表示が困難な方など 自力で常設のトイレまで行くことが難しい方、従来のポータブルトイレが使える方 要介護4~5程度の方、寝たきり状態の方 自力または介護者のサポートがあれば常設のトイレまで行くことができる方
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次世代ポータブルトイレとは?

次世代ポータブルトイレは、主に、水洗式と自動ラップ式に大きく分けられます。

水洗式とは、ポータブル(持ち運びできる)トイレでありながら、排泄物が水洗できるタイプのポータブルトイレです。

水洗なので、常設のトイレと同様、排泄物の処理が不要なのが大きなメリットです。一方で、水洗工事が必要になるため、従来のポータブルトイレに比べて初期費用が高くなることがデメリットといえるでしょう。

自動ラップ式とは、排泄物をタンクに溜めるのではなく、使用ごとに自動で密封(ラップ)するタイプのポータブルトイレです。、密封された排泄物を捨てるだけで処理が完了するので、従来のポータブルトイレとくらべて負担や手間が削減されるのがメリットです。ただし、ラップ用の専用フィルムや凝固剤などの消耗品が必要なので、ランニングコストがかかります。

水洗式 排泄物が水洗されるので処理の手間が不要
水洗工事等が必要なため初期コストが高くなる傾向あり
自動ラップ式 排泄ごとに自動で密封された排泄物を捨てるだけなので、処理の手間が軽減
専用の消耗品が必要なためランニングコストがかかる

こうした次世代ポータブルトイレは、介護施設での利用はもちろん、在宅での利用も広がり始めています。とくに、従来のポータブルトイレに対して、タンクを処理する重労働や匂いに対する不満を抱えていた人にとって、排泄のつど、ロボットが処理をしてくれる次世代ポータブルトイレは重宝するでしょう。

まとめ

排泄物の処理だけでなく、排泄予測やトイレ内の動作支援にもおよぶ排泄支援ロボット。介護者の手間を省くだけでなく、利用者の自立支援を促すことも期待されています。