機能訓練・リハビリロボットとは?

機能訓練・リハビリロボットとは?
機能訓練・リハビリロボットとは、身体機能測定や訓練をサポートしたり、リハビリテーションをサポートしたりする介護ロボットです。
経済産業省・厚生労働省が定める介護ロボットの重点分野には含まれていませんが、近年、自立支援を後押しする流れとともに注目を集めているカテゴリです。
身体機能測定や機能訓練、リハビリにICTの技術を用いることで、以下のようなことを実現します。
- 測定や訓練にかかる介護者・被介護者の負担を減らす
- 精度・再現性の高い測定や訓練を行う
- 結果や経過を自動で記録・蓄積し、わかりやすくデータ化
機能訓練・リハビリロボットの種類
機能訓練・リハビリロボットのなかには、歩行を測定するタイプ、機能訓練をサポートするタイプ、リハビリをサポートするタイプなどが含まれます。
歩行測定ロボット
小さなデバイスを身体に装着し、数m歩くだけで、利用者の歩行状態を測定するロボットです。結果に応じた運動プログラムを提案したり、結果を記録してわかりやすくグラフ化したりする機能があるものもあります。
機能訓練サポートロボット
装着型のデバイスと端末を用いて、機能訓練トレーニングをより効果的に実施するのを支援するロボットです。利用者は専用のデバイスを装着し、アプリケーションに沿った運動プログラムを行います。デバイスがアプリケーションと連動しており、自動で利用者の動きや機能訓練の結果を記録します。
リハビリサポートロボット
歩行などの訓練やリハビリをサポートするロボットです。
免荷機能で負担を軽減して、歩行や立ち上がりの訓練をサポートするものや、映像と音声で歩行練習をサポートするものなどがあります。
まとめ
介護業界において、自立支援や重症化防止が大きな鍵になっています。それらにつながる機能訓練・リハビリロボットは、今後ますます注目を集めていくでしょう。