【速報】どうなる?平成31年度の介護ロボット補助金

【速報】どうなる?平成31年度の介護ロボット補助金

平成31年度の予算案がではじめました。

気になるのは、介護ロボットに対する支援事業です。

介護ロボットの開発や導入に対して、補助金は出るのでしょうか?昨年度の予算額と比較しながら、厚生労働省と経済産業省の平成31年度(2019年度)予算案を読み解いていきます。

厚生労働省の平成31年度予算案

介護ロボットの補助金に予算を当てているのは、主に厚生労働省と経済産業省の2つです。基本的に、厚生労働省は導入支援を、経済産業省は開発支援を担当しています。

まずは、厚生労働省の予算案から紐解いていきましょう。

介護ロボットの導入支援に関連すると考えられるのが、以下の事業です。

地域医療介護総合確保基金による介護従事者の確保(社会保障の充実) 

平成31年度予算案:82億円

多様な人材の参入促進、資質の向上、労働環境・処遇の改善の観点から、介護従事者の確保対策を推進しつつ、人材不足に関連した課題等が急務となっている介護事業所に対する業務改善ICTの導入や介護入門者のステップアップ及び現任職員のキャリアアップに対する支援を新たに実施する。

地域医療介護総合確保基金とは、各都道府県が実施する「介護ロボット導入支援事業」などに使われる基金です。

「介護ロボット導入支援事業」は、介護事業所が介護ロボットを導入するのに対して補助金を交付する事業です。

平成30年度は、「地域医療介護総合確保基金による介護従事者の確保」に対して60億円の予算が当てられていたところ、平成31年度は82億円に増額しています。

平成30年度の「介護ロボット導入支援事業」では、1機器につき補助額が30万円とされていましたが、平成31年度も、それと同等もしくは微増での補助金交付が期待できそうです。

※画像クリックで別タブ表示

平成30年度の介護ロボット導入支援事業【地域医療介護総合確保基金(介護従事者確保分)】 

ただし、地域医療介護総合確保基金をどのように使うかは各都道府県が決めるので、「介護ロボット導入支援事業」を実施しない都道府県もあることに注意しましょう。

介護ロボット開発等加速化事業 

平成31年度予算案:4.8億円

介護ロボットの提案から開発までを牽引するプロジェクトコーディネーターを配置し、着想段階から介護現場のニーズを開発内容へ反映させるほか、開発中の試作機へのアドバイス、開発された機器を用いた効果的な介護技術の構築や体験展示、試用貸出など、介護ロボット等の開発・普及の加速化を図る。

介護ロボットの導入にかかる補助金ではありませんが、よりよいロボットの開発にむけた現場からの協力や、体験展示、試用貸出などを通した普及活動を支援する事業に対して、予算が割り当てられています。

平成30年度の予算が3.7億円だったところ、平成31年度は4.8億円に増額していることから、介護ロボットの普及・推進は今後も続いていくと考えられます。

障害者支援施設等におけるロボット等の導入モデル事業の実施【新規】

平成31年度予算案:15百万円

障害福祉の現場におけるロボット技術の活用による介護業務の負担軽減等を推進するため、ロボット等の施設・事業所への導入を支援するとともに、その効果を検証するモデル事業を実施する。

「障害者支援施設等におけるロボット等の導入モデル事業」は、平成31年度に新たに新設するとされている事業です。これまで、介護ロボットといえば主に高齢者施設に対して補助金が交付されてきましたが、平成31年度から、障害福祉施設への導入支援が開始すると考えられます。

予算額自体は1500万円と少額ですが、今後の動向に注目したいところです。

経済産業省の平成31年度予算案

経済産業省は、主に介護ロボットの開発を支援するために、介護ロボット開発メーカーに対して、開発にかかる補助事業を実施しています。これまでに、「ロボット介護機器・福祉用具開発標準化事業」を実施してきましたが、平成31年度も継続して実施されるようです。

ロボット介護機器・福祉用具開発標準化事業  

平成31年度予算案:14.4 億円  

介護需要の増加や介護者の慢性的な人材不足という社会課題をロボット技術により 解決するため、厚生労働省と連携して策定した重点分野に基づき、高齢者の自立支 援等に資するロボット介護機器の開発を実施。また、ロボット介護機器について、 効果の評価、安全基準の策定・標準化、海外展開に繋げていくための環境整備等を実施。

今年度から、

  1. ロボット介護機器開発・標準化事業
  2. 課題解決型福祉用具実用化開発支援事業

の2つの事業が実施される予定となっています。

平成30年度の補助額は上限が1億円となっていましたが、補助上限額に変更はないようです。

※画像クリックで別タブ表示

平成31年度のロボット介護機器・福祉用具開発標準化事業

これまでは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下、AMED)が事業の委託先となっていましたが、平成31年度より、AMEDに加えて、(研)新エネルギー・ 産業技術総合開発 機構(NEDO)も委託先となるようです。

まとめ

平成30年度と同様、平成31年度も介護ロボットの開発や導入に対する支援事業は継続して行われる予定となっています。とくに気になる「介護ロボット導入支援事業」は、来年度から各自治体より告示される流れとなっています。介護ロボットONLINEでは、引き続き介護ロボットの補助金についてチェックしていきます。

<参考>

平成31年度厚生労働省所管予算案関係(厚生労働省)

平成31年度経済産業省関連予算等の概要(経済産業省)

タグ一覧