【国際福祉機器展2017】最新機器多数!気になる介護ロボットを9つピックアップ

【国際福祉機器展2017】最新機器多数!気になる介護ロボットを9つピックアップ

2017年9月27日から29日まで、3日間開催された国際福祉機器展(H.C.R)。ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボット・福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めたアジア最大規模の国際展示会です。

そんな話題の展示会に、介護ロボットONLINE編集部も、初日の27日と最終日の29日の2日に渡って行ってきました。編集部が気になった介護ロボットを中心に、H.C.Rの様子を速報レポートでお届けします!

※2017年10月4日追記しました。

国際福祉機器展とは?

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国際福祉機器展(H.C.R)は、世界の福祉機器を集めて展示する、アジア最大級の国際展示会です。杖や介助者用の服から、最先端の介護ロボットや福祉用車両まで、ありとあらゆる福祉関連用品が展示されます。

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介護ロボットの展示が多数!

今回の国際福祉機器展では、多くの介護ロボットが展示されていました。介護ロボットONLINEでも取り上げた介護ロボットはもちろん、まだ開発段階のロボットや最新のロボットが集まっています。

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コミュニケーションロボットのパロや、

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ロボットアシストウォーカーのRT.1、RT.2や

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おめかししたPALRO(パルロ)まで! 

会場内はかなり混雑しており、人気のブースはまわりに人だかりができていました。

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こちらは湘南ロボケアセンターのブース。かなり混雑している

気になった介護ロボットをピックアップ!

 ここからは、介護ロボットONLINE編集部がとくに気になった介護ロボットをピックアップしてご紹介します!

パーソナルモビリティ「WHILL」の試乗が人気

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出展ブース内では、WHILL Model Cの試乗を実施

車いすや歩行器などの移動機器エリアでは、最新機種を体験したい人々で人だかりができていました。そのなかでもとくに介護ロボットONLINE編集部が注目したのが、WHILL株式会社のパーソナルモビリティ 次世代型電動車椅子「WHILL」シリーズです。

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76cmの回転半径を実現。

WHILL Model Cの特徴のひとつは、縦だけではなく横に回る特別な前輪”オムニホイール”を搭載して実現した小回り性能です。

ふたつ目の特徴は操作性です。手を離せば坂道でも自動でブレーキがかかる安心ブレーキ機能や片流れ防止機能も搭載しており、誰もが安全に操作可能となっています。

さらに、Bluetoothでスマホとつなげば、専用アプリから走行距離を確認したり、遠隔で操作したりすることもできます。

安川電機は「CoCoroe(ココロエ)」ブランドの新作ロボットを展示

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脊髄損傷者用歩行アシスト装置「ReWalk

産業用ロボットメーカーとして有名な株式会社安川電機は、5種類の介護ロボットを展示していました。同社は、2015年に脊髄損傷者用歩行アシスト装置「ReWalk」発売を皮切りにCoCoroe(ココロエ)という新ブランドを立ち上げ、医療・福祉用のロボット開発に力をいれています。

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移乗アシスト装置「CoCoroe TAR

ブースでは、移乗アシスト装置「CoCoroe TAR」や、9月25日より販売開始の新商品上肢リハビリ装置「CoCoroe AR2」などが体験できました。

パナソニックの施設向けリハシステム「デジタルミラー」がすごい

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電動ベッドと電動車いすが融合した新発想ベッド「離床アシストロボット リショーネPlus」の開発など、介護ロボット分野でも先進的な取り組みを続けるパナソニック。介護分野に特化したグループ会社であるパナソニックエイジフリー株式会社は、ミラーと映像を組み合わせたリハビリ・ナビゲーションシステム「デジタルミラー」の体験エリアを設けていました。

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バランス計を併用し、バランス保持や左右重心移動のトレーニングも。

同社担当者は、「ミラーに映し出される映像にしたがってゲーム感覚でリハビリやトレーニングができ、ゲームの得点や測定結果がすぐ分かるので、毎日の効果を確認しながらリハビリができる」と話します。

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トレーニングの最後に得点が表示される。

介護施設用 自動巡回見守りロボット「アイミーマ」

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何となくお掃除ロボットのような感じだが、実は見守りロボット

「あいちロボット産業クラスター推進協議会」のブース内で展示されていたのは、この杖のような掃除機のようなロボット「アイミーマ」(株式会社鬼頭精器製作所)介護施設用の自動巡回見守りロボットです。スルスルと床を滑るように動き、施設内を巡回します。本体には赤外線カメラが搭載されており、人を認識したらナースステーションに連絡するなどの機能があります。

同ブース内には、この他にも密着型歩行補助装置「RE-Gait®(リゲイト)」などのさまざまな介護ロボットが展示されていました。

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密着型歩行補助装置「RE-Gait®(リゲイト)」

Dr.Pik VACUUM ORAL CLEANER

国際福祉機器展は、アメリカやデンマークなど海外の企業も出展しています。Dr.Pik VACUUM ORAL CLEANERは、韓国の企業であるDr.Pikが開発・販売している真空口腔内洗浄器です。

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真空口腔内洗浄器の「Dr.Pik VACUUM ORAL CLEANER

こちらの介護ロボットについているマウスピースを口に装着すると、洗浄液が口の中を循環して異物を吸引し、歯と歯茎を洗浄してくれるのです。高齢者や障害者など、自分で歯を磨くことが困難な方に向けた機器です。ブースでは、実機のほか使用ビデオを見ることもできました。

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専用のマウスピースを歯に装着すると、自動的に口内を洗浄してくれる

ロボット介護機器開発・導入促進事業ブースに潜入

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介護ロボットONLINEが取材した水栓ポータブルトイレ「キューレット」なども展示されていた

最新の介護ロボットがずらりと展示されていた経済産業省のロボット介護機器開発・導入促進事業ブース。「ロボット介護機器開発・導入促進事業」とは、介護ロボット開発にかかる費用を最大1億円補助するという支援事業です。

開発中の介護ロボット「浴室見守りセンサー」

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ブース内には、この事業によって開発された、もしくは開発中の介護ロボットが多数展示されていました。開発中の介護ロボットのひとつに、在宅介護向けの浴室見守りセンサー(旭光電機株式会社)があります。

undefined同社担当者によれば、湯気やシャワーの影響を受けにくい近赤外線のビームで人体を検知し、プライバシーに配慮しながら浴室内の事故を見守る機器であるとのこと。「今後入浴機器メーカーと連携して商品化を目指す」と話していました。

福祉機器開発最前線ブースをチェック

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特設会場では、福祉機器開発最前線と題したブースが設置されていました。こちらのブースでは、介護ロボットを始めとした最先端の福祉機器が幅広く展示されています。

「楽々きれっと」、ロボットアームが臀部をきれいに

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中でも注目を集めていたのが、岡田製作所の楽々きれっとです。「楽々きれっと」とは、家庭用トイレに組み込まれた、世界で初めての排泄支援ロボット

ロボットアームが臀部に残った水分を自動で拭き取るので、介護者に臀部を拭かれる抵抗感や不快感を払拭し、遠慮や我慢をせずに自由に排泄できます。

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ロボットアームが動くと、周囲から驚きの声があがった。

同社担当者によれば、楽々きれっとは一般の家庭用トイレの上からかぶせて使うことができ、高さなどの調子も可能とのこと。「中腰になって洗浄後の水分をふき取るのつらい、排泄介助を人に頼らずに、自分でふきたいという方におすすめです」と話します。

続々登場する介護ロボットに期待大

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あらゆる福祉・介護機器が集まった国際福祉機器展(HCR)2017。なかでも介護ロボットの注目度は、年々高まっているように感じました。

大手企業の参入も目立ち、介護ロボットの本格的な普及の兆しが見えた今回の展示会。新たな機器の誕生で、介護の質も向上してくことが期待されます。

介護ロボットを始めとした最先端の福祉機器を見る絶好の機会、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。