無線化でコスト大幅削減|パルモスマートコール

無線化でコスト大幅削減|パルモスマートコール

次世代型ナースコールを新たに開発・販売した株式会社iSEED。有線での配線が主流だったナースコールを無線化し、大幅に工事コストを低減し、さらに統合型システムを採用することで機器コストの低減も実現しています。

合わせて、ハンディ端末にスマートフォンを活用することで、PHS端末ではできない機能を搭載し、画期的なコストパフォーマンスを実現しています。

開発の背景には、介護施設のナースコール導入をサポートしてきた同社だからこそ気づいた課題がありました。同社の代表取締役である井澤氏に、「パルモスマートコール」の魅力、開発秘話などを伺いました。

次世代ナースコール「パルモスマートコール」とは?

パルモナースコール

ーーーパルモスマートコールとはどのような商品なのでしょうか?

「パルモスマートコール」は、長距離無線LoRaを採用した呼出しボタンとハンディ端末にスマートフォンを使った、全く新しい新世代のワイヤレスナースコールです。これまでのナースコールは呼出しボタンが有線配線が主流でしたが、そこをワイヤレス化したことで配線工事が不要になり、大幅な低コスト化を実現しました。

「パルモスマートコール」は介護施設での利用を主な目的としているので、介護業務に向けた細かい工夫が随所に施されているのも特長です。

スマートフォンはナースコールの受信機として使うだけでなく、スタッフ間の連携や内線・外線電話として使ったり、業務実施後、すぐに介護記録を入力できる端末として利用することができます。

また、ナースコールが押された居室の映像を確認してから駆けつけることができる「パルモビジョン」など、これまでのPHS端末ではできなかった多くの機能が備わっているのが魅力です。

開発の裏にある「低コスト」「負担軽減」への思い

ーーーなぜそうしたナースコールシステムを開発しようと考えたのですか?

弊社iSEEDは、「超高齢化が進む日本で介護でご苦労されているご家族様、事業者様、施設様に先端技術を駆使した機器およびシステムを提供することで、介護負担の低減に役立つこと」 を企業ミッションとしてやっています。

具体的には、徘徊感知システムである「パルモケアシステム」や見守りテレビ電話「Parumo(パルモ) 」等の見守り機器を提供しています。また、特養様、サ高住様、有料老人ホーム様などの施設様向けのコールシステムや見守りシステムの導入サポートなどを行っています。

その中でも、最近は特にナースコールの新規導入や入れ替えニーズを多く頂いているのですが、お話を聞いてみると、コストが高すぎて見積りに合わずに導入を諦めるというケースが非常に多いことが分かってきました。

我々も安価に収まるシステムはないものかと探してみたのですが、なかなか見つかりません。ご要望にお応えするには、自分たちで開発するしかありませんでした。これが開発のきっかけです。

また、私達の他の製品もそうですが、スマートフォンを活用すると、画期的に便利になる機能が搭載でき、「介護スタッフの負担軽減」に役立つという弊社の目標に合致しており、進めるべきだという思いがありました。

現在、介護業界全体で「人手不足」が大きな課題になっているのは周知のとおりです。介護スタッフの皆様にかかる負担が大きいことが大きな理由です。

我々は、このスマートフォンを活用したナースコールシステムで業務を大きく効率化し、介護スタッフの皆様の負担を軽減し、そして離職率の低下や定着率アップに寄与できるシステムを提供したいと考えています。

私どもは先端技術を駆使したシステム開発を得意とする技術者集団です。これまで培ってきた技術を、ナースコールの分野に応用すれば、より良いものができるはずと「パルモスマートコール」の開発をスタートしました。

パルモナースコールの3つのポイント

ーーーパルモナースコールのアピールポイントを教えてください。

ここでは

  • 安価な導入コスト
  • 自事業所に最適な選択が可能
  • スタッフの負担軽減

の3つに絞ってご説明します。

低コスト

1つめは低コストであることです。従来の有線式ナースコールと比較して低コストであるのはもちろん、パルモスマートコールと同じく、無線式を採用している他社のシステムと比較しても、安価でご提供できていると自負しています。

低コスト化の理由は大きく、2つあります。

呼び出しボタン用配線工事が不要

1つは呼び出しボタンのための配線工事が不要という点です。とくにナースコールの入れ替えを検討している施設の場合は、ご入居様がいらっしゃる状態で工事を進めなくてはいけないので、工事にあたって一部屋ずつ確認をとるなど、手間も時間もかかってしまいます。施設の規模によっては、配線工事だけで1ヶ月以上、費用にして数百万かかるようです。その点、「パルモスマートコール」は配線工事が不要なのでその分の工事費が浮きますし、ご入居様に負担をかけることなく入れ替えを終えることができます。

スマートフォンに機能を集約

2つめは、スマートフォンにさまざまな機能が集約されている点です。

これまでのナースコールシステムは、電話設備、ハンディナース設備、介護記録設備など、ナースコールシステム以外にも設備コストがかかるのが一般的でした。

しかし、パルモスマートコールなら、ナースコール受け端末、電話機能、ハンディナース設備、介護記録設備、映像・音声確認など、さまざまな機能をスマートフォン1台で操作することができるので、これまで別途必要だった設備機器が統合された設備になるのでコストが低減できるのです。

豊富なバリエーション

2つめのアピールポイントは、施設の規模や予算に合わせてお選びいただける豊富なバリエーションです。

パルモナースコールでは現在、4つのシステム構成をご用意しています。

1.もっともシンプルで低コストな「ベーシック」

次世代ナースコール「パルモスマートコール」のベーシックプラン

ベーシックは、スマートフォンではなくPCでコール受信・確認をする一番シンプルなプランです。「最低限の機能さえあればいい」「まずはナースコールの環境を整えて、後々スマホも導入したい」といった事業所様におすすめです。

2.スマートフォン端末を導入した「システムアルファ」

次世代ナースコール「パルモスマートコール」のシステムアルファプラン

「スマートフォンで業務効率化を目指したい」という事業所様におすすめなのがシステムアルファです。スマートフォンはコール受信端末としてはもちろん、以下のような活用も可能です。

スタッフ間連携ツールとして 誰がコールに対応しているか(また、対応を中断/完了したか)が、端末をもつ全てのスタッフに一瞬で共有されます。
業務記録入力端末として コール対応が完了したら、その場で対応業務を記録。項目選択でさっと入力でき、あとからCSVやEXELデータに出力することも可能です。

3.電話システムも使える「システムベータ」

次世代ナースコール「パルモスマートコール」のシステムベータプラン

「システムアルファ」に電話システムを追加したのが「システムベータ」です。スマホに専用アプリを入れることで、SIM契約なしで内線通話と外線電話が可能になります。内線通話は無料でご利用いただけますし、外線電話も、既存の電話回線があれば追加費用で外線通話が可能です。

4.駆けつけ前に映像確認と声かけができる「パルモビジョン」

次世代ナースコール「パルモスマートコール」のパルモビジョン

「システムベータ」に映像確認と声かけ機能を追加したのが「パルモビジョン」です。

当社独自の見守りカメラと組み合わせることで、コールが発生したときのみスマホで居室内の映像を確認、スマホ経由で利用者様へ声かけができるようになります。パルモビジョンはシステムアルファ、システムベータにおいて、必要な部屋にだけ設置することも可能です。

こうした4つのシステム構成をご用意していますが、ご要望によってはさらにオプションをつけたり、一部を組み合わせたりすることもできます。

介護負担の軽減に貢献

3つめのアピールポイントは、介護施設での利用を想定して開発しているので、介護スタッフの方々の負担軽減となる機能をご用意している点です

1.スタッフ間連携ツール

その1つがスタッフ間連携ツールです。コール呼出時、誰が対応しているか、即座に他のスマホに通知され表示されます。対応を中断した際は、「中断」ボタンを押せばその旨が通知され、利用者様側は再呼出可能になります。

2.映像・音声確認機能

呼出しボタンが押されたり、センサーが反応した場合だけですが、スマホから居室内の映像を確認できる「パルモビジョンを」に設置することが可能です。居室に駆けつける前に、映像・声かけで確認でき、なにが起こっているかを確実に把握でき、優先度や緊急度が判断できるので、迅速かつ効率的な対応をとることができます。

実証実験においてはこの機能により、スタッフの皆様の業務効率の改善に大きく貢献できたものです。

 

3.業務記録入力ツール

ナースコールの呼出を自動でデータ保存します。また、コール呼出後、対応が完了したら、対応した業務の項目を選択し、登録ボタンを押すだけで、そのままスマホ上で介護記録が作成できます。

記録した記録やデータはCSV等でデータ出力が可能で、報告書やコール頻度の分析等に活用できます。

最先端の無線方式と低コストの秘密

ーーー「パルもスマートコール」をはじめ、最近、無線式のナースコールを見かけることが増えてきました。そうした無線式ナースコールと比較したときの強みはどこにありますか?

主に2つあります。

1つは、「LoRa」という無線方式を採用していることです。これは、長距離間でも繋がりやすいという特徴を持つ最先端の無線通信方式で、無線にありがちな「すぐ途切れてしまう」「距離が離れるとつながらなくなる」といった課題を解消しています。

パルモナースコールの無線LoRa

2つめは、やはり低コストであるという点です。有線式と比較したときはもちろん、他の無線式と比較しても、「パルモナースコール」は安価で導入いただけると自負しています。その理由の1つに、見守りカメラシステムも自社の安価なものを採用していることがあげられます。

株式会社iSEEDの見守りカメラ パルモビジョン

もともとが「コストの高さで導入を諦めていた事業所様でも導入いただけるナースコールシステムを」という気持ちで開発しているので、低コストは大きな強みだと思っています。

ナースコールのリプレイスニーズにおすすめ

ーーーどのような施設におすすめですか?

ナースコールの老朽化で入れ替えを進めたいと思っている事業所様や、他のナースコールが高すぎて困っている事業所様におすすめです。とくに、ナースコールシステムをはじめとした設備投資に大きなコストをかけられない、特別養護老人ホーム様、中小規模の施設様にはぜひ知っていただきたいと思っています。

また、人手不足で経営に課題感を抱いている施設様や、スタッフの介護負担が多く離職者が多い施設様にも検討いただきたいです。

業務効率化から介護業界を変えていきたい

スマホの導入やWi-Fi環境の整備に、コストがかかるために二の足を踏んでいる事業所は多いかと思いますが、こうした施設のICT化が進むことで、ナースコールに限らず次の業務効率化につなげやすくなるはずです。また近年では、ICT環境の整備に対する助成金制度も増えてきています。

我々は、介護施設の業務効率化に寄与することで、すこしでも現場に余裕をもっていただき、3K・4Kと言われる介護業界全体を変えていきたいと考えています。人手不足や離職率の高さにお悩みの事業所様は、ぜひ一度お問い合わせください。施設に合わせた最適なシステムをご提案させていただきます。