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aLQ

無動力で安心、快適。「歩き」を助ける「ACSIVE(アクシブ)」 |株式会社今仙技術研究所

無動力で安心、快適。「歩き」を助ける「ACSIVE(アクシブ)」 |株式会社今仙技術研究所

本体サイズ フリーサイズ 大きさ 幅225 × 高さ620 × 奥行65㎜( 最大) 重量 約550g(片脚用) ・約1,050g(両脚用)  可動範囲(腰ベルト) 胴囲110㎝まで  製品概要電気やモーターを使わない、無動力の歩行支援機です。重力とバネの力で足の振り出しをアシストすることで、歩きが弱った方の歩行イメージを取り戻すサポートをしてくれます。無動力で安心、快適。「歩き」を助ける「ACSIVE(アクシブ)」 |株式会社今仙技術研究所介護ロボットのなかでも最近とくに注目を集めているのが、歩行を支援するロボットです。その中でも、無動力で歩行を支援する機器があります。それが今回ご紹介する株式会社 今仙技術研究所の「ACSIVE(アクシブ) 」です。同社の親会社である株式会社今仙電機製作所からは今年の6月、新たに「aLQ(アルク)」という新商品も発売しました。開発背景や反響について、開発サイド・営業サイド双方に話を伺いました。 電動車いす46年、義足45年の今仙技術研究所株式会社今仙技術研究所は、電動車いすや義足などの研究開発を行う福祉機器メーカー。親会社の株式会社今仙電機製作所の医療器部として発足して以来、電動車いすは46年、義足は45年の歴史を誇る「歩行」のスペシャリストです。同時に、産官学連携で電気・機械応用製品の研究開発や製造も行う一面もあります。2005年からは、「ACSIVE(アクシブ) 」開発のきっかけとなった受動歩行ロボットの開発製造も請け負っていました。 無動力で「歩き」を助けるACSIVE(アクシブ)  まずは開発センターの鈴木氏に話を伺う「ACSIVE(アクシブ) 」は、歩行に障害がある方に向けた、「歩き」を助ける装着型の機器です。脳卒中などで体の片側が麻痺している、脚の振りだしが苦手な方などを対象としています。「ACSIVE(アクシブ) の特徴は、無動力であるという点です。現在商品化されているパワードスーツの多くは、電気やモーターを用いて力をアシストしていますが、ACSIVE(アクシブ)はバネと振り子の原理を応用して無動力での 動きの アシストを可能にしています。 ACSIVE(アクシブ)の装着イメージ無動力なので充電の必要がなく、装着しても軽くて静かですし、暴走する心配がなく安全性も、人との親和性も高いのがメリットです。受動歩行ロボットの研究が発端ーーー開発の背景を教えてください。ACSIVE(アクシブ)の基本原理は、名古屋工業大学・佐野明人教授の受動歩行ロボットの研究から来ています。私はもともと義足の開発を担当するグループに所属しており、義足での歩行やスポーツに関して20年以上研究開発してきました。初めて受動歩行ロボットを見たとき、義足の歩行を効率化したり、疲れない・歩きやすい義足を作るというところにきっと役に立つだろうなと感じました。そこでまずは、受動歩行ロボットの設計、制作を請け負うという形から始めました。それが2005年頃のことです。2011年からは企業対大学で正式に共同研究を開始しました。受動歩行ロボットは、モーターもセンサーも無いロボットです。受動歩行ロボットを傾斜のある道の上に出すと、位置エネルギーだけで下り坂を自然に歩きます。歩き方は、人間の自然な歩き方とそっくりです。 名古屋工業大学 佐野研究所より研究を続ける中で、受動歩行ロボットが自然に歩行するための技術を、義足ではなく歩行が苦手な方向けの機器として昇華できるのではないかと考え、ACSIVE(アクシブ)につながりました。開発のこだわりーーー平成23年度から介護ロボットの実用化支援事業に参画していますね。実用化支援事業では、3名の脳血管障害の片麻痺患者の方に試していただきました。実際の患者さんにて臨床評価いただいたのはこの時が初めてのことです。同程度のステージ、同程度の症状の方に試していただいたのですが、それでも一人ひとり異なる効果や課題があらわれました。体型はもちろん歩き方も多様なので、個々人に合わせる難しさを目の当たりにしましたね。「よりシンプルに」改良を繰り返したーーーそこから、どのように誰でも使えるよう汎用化させていったのですか?改良した点は二つあります。一つ目は、調節個所を増やすということです。脚の長さや太さ、歩き方は人それぞれなので、装着したときにフィットするよう改良しました。複雑な動きに添うように柔軟な構造にすることも含みます。二つ目は、機能を付け足すというよりはむしろ「引き算」していくイメージで、本当に必要な要素を絞り込み、できるだけシンプルな設計にしたことです。歩行に重要な部分だけを残すことで、逆に多様な歩き方に対応できる機器になりました。過剰すぎるアシストは、尊厳ある歩行の邪魔になってしまいます。必要充分なアシストで自力歩行と感じていただくことが重要です。それによって重量も軽くなり、コストも安く済ませることができます。また複雑でない分壊れにくくなるというメリットもあります。デザインにかける思いーーー見た目もシンプルでかっこいいですね。グッドデザイン賞も受賞したスタイリッシュさが魅力。我々としては、ACSIVE(アクシブ)を伊達メガネのような感覚で使っていただけるようになれば良いなと思っているんです。杖や歩行器などの一般的な福祉用具は、足が不自由、歩行が苦手ということに引け目を感じているような方にとって、少し使いづらい側面があると思います。そうではなくて、健康な方であっても、伊達メガネやサングラスのように「これならおしゃれだ、着けてみたい」と思っていただけるようなデザインを目指しました。「人生も支えてくれる」――利用者の声ーーーありがとうございます。次に、営業部の五島様にお話を伺います。ご利用者からの反響はいかがですか? 営業部の五島氏に話を伺う ACSIVE(アクシブ)は現在、全国で約1600台の販売実績があります。日々さまざまな反響が寄せられますが、その中でも代表的なお声をご紹介します。脊椎損傷にて歩行が困難になったある男性は、ACSIVE(アクシブ)について「歩行をアシストしてくれただけでなく、人生そのものをアシストしてくれた」と話してくださいました。またACSIVE(アクシブ)を利用するようになってから、「さらに一駅先まで歩いてみようという気持ちになった」という方や、「ACSIVE(アクシブ)のおかげで諦めていた海外旅行に行けるようになった」という方もいらっしゃいます。岡山市介護機器貸与モデル事業に採択ACSIVE(アクシブ)は、岡山市介護機器貸与モデル事業において、平成28年度よりレンタルを開始しています。すでに10名以上の方が、この制度でACSIVE(アクシブ)をお使いいただいています。私自身も利用者の方とお会いしましたが、「これがないと外に出ていくときに不自由で困る」と話してくださる方もおり、必要とされてお役に立てる事に非常に嬉しく思いました。かわさき基準にも認定現在、川崎市独自の福祉機器認証制度であるかわさき基準(KIS)に認定されています。川崎市内の介護施設やデイサービスでモニターしていただき、公的にACSIVE(アクシブ)の効果を認めていただき大変励みになりました。また、日本リハビリテーション医学会や日本義肢装具学会学術大会などの学会発表も15例以上あり、理学療法士や医学博士の方を中心に効果の実証もされています。課題とこれからーーー課題はありますか?鈴木様さらなる軽量化・小型化・装着感の向上が今後の課題です。その一環でACSIVEの発展系として、今年の6月に今仙技術研究所の親会社である今仙電機製作所から、新商品の無動力歩行アシスト「aLQ (アルク)」を発売しました。今仙電機製作所の自動車品質の設計と品質管理を盛り込んでいます。新発売のaLQ(アルク)はより軽く、手軽になったaLQ(アルク)はACSIVE(アクシブ)を軽量化し、一般の健康な方により手軽に使えるよう開発した商品です。歩行の効率が約20%向上した計測結果もあります。ACSIVE(アクシブ)は脳梗塞や脊椎間狭窄症の方からの引き合いが多いですが、aLQ(アルク)は友人やお孫さんとの旅行・レジャーなど長い距離を歩くと疲れてしまう、外出が億劫・躊躇している方など、「今より楽に歩いて生活の範囲を広げたい」と考えている人におすすめです。五島様ACSIVE(アクシブ)を必要とされている方が多くいらっしゃる反面、なかなかその方たちにACSIVE(アクシブ)の情報をお届けできていないところに課題を感じています。また、今までにない新しい種類の機器であるため、効果がイメージしづらい、実感しにくいとい課題もあります。そのため、ACSIVE(アクシブ)はご購入いただく前にはかならず弊社の講習を受けたコーディネーターによるフィッティングをしてもらい、効果に納得していただいた上でご購入いただいております。ACSIVE(アクシブ)はシンプルな機器ですが、どの様な機器かご説明をして正しく装着をしないと効果が発揮しにくいためです。効果をより発揮するには、より簡単に正しく装着できる製品改良を進めていかなくてはと考えています。歩行で前向きな日常をーーーありがとうございます。最後にメッセージをお願いします。鈴木様ロボットスーツが徐々に普及してきていますが、それらでリハビリの効果をあげてこられた方が、最後の仕上げとしてACSIVE(アクシブ)を日常生活で健康維持のサポートツールとして使っていただければ良いと思います。更に手軽なaLQ(アルク)は、健康づくりのウォーキングや旅行など更に幅広い場面で「歩きを楽しんで」ほしいと思います。日本全国の販売店で試していただけるので、興味を持たれた方はぜひ一度装着してみてください。五島様歩行に障害をお持ちの方や高齢者の方の中には、我慢をして頑張って自力で歩こうとされる方もいます。そうした気持ちはもちろん大切ですが、かばって歩かれる方などはバランスが悪い歩行が身についてしまうことがあります。本来使われるべき筋肉は使われないと衰え、違う筋肉が使われることで体のバランスが悪くなり正しい歩行を取り戻しにくくなることもあります。そうなる前に、ぜひ早めのご利用をおすすめしています。ACSIVE(アクシブ)のアシストで弱った歩行を補うことでバランスをとりやすくなると思います。正しい歩行は、前向きな気持ちにしてくれますACSIVE(アクシブ)をぜひ試してみてください。無動力歩行アシスト「aLQ by ACSIVE」 仕様 両脚用 サイズ フリーサイズ(長さ調整可能) 本体重量 760g 希望小売価格 49,680円(消費税込)  コメントお名前(ニックネーム):やまさんコメント内容:これを付けて自転車に乗れますか? コメントお名前(ニックネーム):ともぴーコメント内容:パーキンソン病の病気で一人であることができなくなってきました、薬の効果も効かなくなり、少しでも歩きたいと思いロボットがないか探しています。歩くことができるでしょうか教えてください。

介護ロボットの開発重点分野が追加!排泄予測や装着型外出支援機器も

介護ロボットの開発重点分野が追加!排泄予測や装着型外出支援機器も

介護ロボットの「ロボット技術の介護利用における重点分野」が新たに1分野5項目追加されることが、経済産業省より発表されました。「ロボット技術の介護利用における重点分野」とは、 経産省や厚生省がすすめる介護ロボット支援において、優先的に開発・導入が推進される分野です。何が追加されたのか?今後の展開は?気になる点をまとめました。移動支援・排泄支援・コミュニケーションロボットの項目が追加これまでの重点分野は、下記の5分野8項目で策定されていました。経済産業省の「ロボット介護機器開発・導入促進事業」などは、この重点分野にしたがって実施されています。 移乗介護(装着型/非装着型) 移動支援(屋外用/屋内用) 排泄支援 見守り(介護施設用/在宅介護用) 入浴支援この重点分野に、新たに1分野5項目が追加されました。合計で6分野13項目になったのです。追加されたのは、 移動支援×1項目、排泄支援×2項目、見守り・コミュニケーション×1項目、そして新分野である介護業務支援です。 移動支援の新項目「移動支援」分野は、これまで2項目ありました。 高齢者等の外出をサポートし、荷物等を安全に運搬できるロボット技術を用いた歩行支援機器 高齢者等の屋内移動や立ち座りをサポートし、特にトイレへの往復やトイレ内での姿勢保持を支援するロボット技術を用いた歩行支援機器 今回、新たな項目として、(3)外出用の装着型移動支援機器が追加されました。 高齢者等の外出等をサポートし、転倒予防や歩行等を補助するロボット技術を用いた装着型の移動支援機器 「外出用の装着型移動支援機器」は、すでに様々な企業から販売されている、今介護ロボット業界でもっとも注目されている機器のひとつです。介護ロボットONLINEでも取材記事を掲載しています。 ▼取材記事を読む▼ 排泄支援の新項目 これまで、「排泄支援」分野に該当する機器は、 排泄物の処理にロボット技術を用いた設置位置の調整可能なトイレ に限られていました。しかし、今回新たに下記の2項目が追加されました。 ロボット技術を用いて排泄を予測し、的確なタイミングでトイレへ誘導する機器 ロボット技術を用いてトイレ内での下衣の着脱等の排泄の一連の動作を支援する機器(2) 排泄予測・誘導機器には、排泄予知ウェアラブルデバイス「D Free」などが当てはまると考えられます。 ▼取材記事を読む▼ 見守り・コミュニケーション「見守り支援機器」の分野は、下記の2項目でした。 介護施設において使用する、センサーや外部通信機能を備えたロボット技術を用いた機器のプラットフォーム在宅介護において使用する、転倒検知センサーや外部通信機能を備えたロボット技術を用いた機器のプラットフォーム 今回新たに、下記の1項目が追加されました。 高齢者等とのコミュニケーションにロボット技術を用いた生活支援機器 これにより、いわゆる「コミュニケーションロボット」も開発支援の対象になったといえます。2016年に行われた 介護分野におけるコミュニケーションロボットの活用に関する大規模実証試験  をうけ、 コミュニケーションロボットの効果や可能性が明らかになった からでしょう。 実証試験に関しては、報告書を読み解くシリーズ~実証試験から分かるコミュニケーションロボットの可能性と問題点~として詳しく記事にしています。 新分野「介護業務支援」が追加新しい分野として、「介護業務支援」分野が追加されました。 介護業務支援 ロボット技術を用いて、見守り、移動支援、排泄支援をはじめとする介護業務に伴う情報を収集・蓄積し、それを基に、高齢者等の必要な支援に活用することを可能とする機器 “介護業務に伴う情報を収集・蓄積”とあるように、いわゆるICT、IoT機器が該当すると考えられます。 経済産業省は、 介護ロボットによる業務効率化を図りたい考えなのでしょう。 今後は介護そのものだけでなく、介護の周辺業務・事務業務全般をサポートする機器にも開発補助が出されていくことになりそうです。今後の展開経済産業省は、「ロボット介護機器開発・導入促進事業」という事業名で、重点分野にある介護ロボットの開発を支援しています。具体的には、開発補助金として最大1億円を企業に助成しています。この事業は、今年度で終了する予定です。経済産業省の発表によれば、新たに追加された1分野5項目の開発支援の公募を本年度中に開始する予定とのです。「ロボット介護機器開発・導入事業」が今年度で終了したあとは、「ロボット介護機器開発・標準化事業」という事業名に変えて 開発支援を継続する意向 です。介護ロボットのさらなる充実に期待今回の改定で重点分野に該当することとなった販売開始済の介護ロボットも多く、今後の開発事業ならびに導入事業に期待が集まります。また、介護の事務業務全般をサポートする機器も新たに重点分野となったことで、これまで業務を圧迫していた報告書やレポート作成、 介護記録 などの負担が軽減される可能性があります。もっとも、単にそうしたICT機器、IoT機器を導入するのではなく、職員が使いこなせるようにサポートする体制も整える必要があるでしょう。

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