ACSIVE

5分で分かる!ロボットスーツHAL®(ハル)の役割や効果

5分で分かる!ロボットスーツHAL®(ハル)の役割や効果

ロボットスーツが介護の分野に参入し始めています。現在もっとも有名なロボットスーツといえば、サイバーダインのHAL®(ハル)でしょう。HAL®を代表とするロボット技術を応用したアシストスーツは、複数の企業から開発、販売されています。ここでは、HAL®(ハル)をはじめとするロボットスーツの仕組みや価格、体験できる場所などをまとめました。 <<新商品情報はこちら!>> 2017年10月2日から販売が開始された 新製品「HAL® 腰タイプ 自立支援用」について読む。 ロボットスーツHAL®とは?現在、ロボットスーツの代名詞的存在となっているのが、CYBERDYNE株式会社のHAL®(ハル)です。CYBERDYNE株式会社は、筑波大学大学院システム情報工学研究科・サイバニクス研究センターセンター長である山海嘉之教授の研究成果を商品化するため、2004年6月に設立された会社です。CYBERDYNE株式会社によれば、「HAL®(Hybrid Assistive Limb®)は、身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる、世界初※のサイボーグ型ロボット」とのこと。ここでは、HAL®(ハル)の仕組みや価格、体験できる場所をまとめました。 ※ WIPO(世界知的所有権機関)にて、本国際特許はNotable Inventionに認定。 ロボットスーツ HAL®の種類HAL®は、MEDICAL TYPEとNON-MEDICAL TYPEの大きく2つに分かれています。MEDICAL TYPEMEDICAL TYPEであるHAL®医療用下肢タイプ (JPモデル)は、身体に装着することによって装着者の身体運動を支援する機器です。装着者の下肢関節動作をアシストし、リハビリ歩行訓練に使われます。NON-MEDICAL TYPENON-MEDICAL TYPEには、装着者のトレーニングを促すタイプと、装着者の動作負荷を軽減するタイプがあります。 HAL®福祉用(下肢タイプ) 装着者自身の脚での歩行や立ち座りのトレーニングをアシスト HAL®自立支援用(単関節タイプ) 腕や脚の関節に対応できる集中的なトレーニングに特化 HAL®介護支援用(腰タイプ) 移乗介助のような介助動作において腰部にかかる負荷を低減 HAL®作業支援用(腰タイプ) 重量物を持ったときに腰部にかかる負荷を低減ロボットスーツ HAL®の仕組みHAL®は、装着者の「こう動きたい」という意思を脳が送り出す信号から読み取り、それに合わせてパワーユニットをコントロールすることで、動作を補助する装着型ロボットです。生体電位信号を読み取る例えば私たちが「歩きたい」と考えたとき、脳は歩くための筋肉に司令を出します。その際に、脳から筋肉へ信号が送り出されます。これが生体電位信号です。HAL®はこの生体電位信号を読み取り、装着者の「歩きたい」という意思を認識します。動作に合わせてパワーユニットをコントロール装着者の「歩きたい」という意思に合わせてHAL®のパワーユニットが働き、各関節に装備されたモーターや制御機器が作動して装着者の動きを補助します。そうすることで、ふだんより大きな力を出すことができたり、スムーズに動くことができたりするのです。ロボットスーツ HAL®の価格 現在、NON-MEDICAL TYPEのHAL®の個人向けレンタルは行われておらず、医療・介護福祉等の施設のみレンタル/リース可能です。 HAL福祉用(下肢タイプ) CYBERDINE株式会社HPより  初期導入費用 6ヶ月 1年 3年 5年 両脚 550,000円 188,000円 178,000円 168,000円 158,000円 片脚 400,000円 139,000円 132,000円 125,000円 118,000円 HAL®自立支援用(単関節タイプ) 大和ハウス工業株式会社HPより 保証期間など 法人向け5年レンタル 税別価格(税込価格) 初期導入費用400,000円(432,000円)+130,000円(140,400円)/月×5年 備考 ・個人のお客様にはご案内できません。・両回転セットの価格です。・5年総額 8,200,000円(税込8,856,000円) HAL®介護支援用(腰タイプ) 大和ハウス工業株式会社HPより 保証期間など 法人向け3年レンタル 税別価格(税込価格) 初期導入費用100,000円(108,000円)+78,000円(84,240円)/月×3年 備考 ・個人のお客様にはご案内できません。・3年総額 2,908,000円(税込31,40,640円) HAL®介護支援用(腰タイプ)また、HAL®介護支援用(腰タイプ)はCYBERDYNE株式会社公式HPにて購入プランが用意されています。 1台購入プラン(税込) HAL®介護支援用(腰タイプ) 2,000,000円   初期導入費用 108,000円 合計 2,108,000円 保守費用(税抜) 月額/台 20,000円 備考 ・ご利用期間中については、機体ごとに定額保守サービスが必要・利用期間中は自動更新・最長期間は5年 ロボットスーツHAL®を体験できる場所CYBERDYNE STUDIOサイバーダイン スタジオは、CYBERDYNE(サイバーダイン)のロボットスーツHAL®を中心に、先端福祉機器やロボット技術・サイバニクス技術をテーマに展示・運用している施設です。ここでは、団体ツアーやHAL®を使ったトレーニング「HAL FIT®」を行うことができます。 場所:イーアスつくば 施設入場料:無料 ロボケアセンター ロボケアとは、HAL®を用いたロボットフィットネス 「HAL FIT®」を主としたトレーニングを提供するサービスです。ロボケアセンターは全国に3個所あり、「HAL FIT®」のほかに、訪問看護事業、リハビリ特化型デイサービス事業を展開しています。 鈴鹿ロボケアセンター 〒513-0816 三重県鈴鹿市南玉垣町3500−3 湘南ロボケアセンター 〒251-0041 神奈川県藤沢市辻堂神台2−2 大分ロボケアセンター 〒874-0011 大分県別府市内竈(大字) ロボットスーツHAL®の体験費用HAL®デモンストレーション 詳細 約90分~120分で、ロボットスーツHAL®の装着体験するコース 種類 記載なし 料金 装着者1名につき 15,000円(税込)※備品レンタル費を含む 体験できる場所 CYBERDYNE STUDIO・鈴鹿ロボケアセンター・大分ロボケアセンター HAL®デモンストレーション 腰タイプ体験コース 詳細 約60分かけてHAL®作業支援用(腰タイプ)・HAL®介護支援用(腰タイプ)の装着体験するコース 種類 HAL®作業支援用(腰タイプ)HAL®介護支援用(腰タイプ) 料金 2名まで10,000円(税込)※備品レンタル代を含む 体験できる場所 CYBERDYNE STUDIO、鈴鹿ロボケアセンター、湘南ロボケアセンター、大分ロボケアセンター HAL®福祉用下肢タイプ装着体験 詳細 湘南ロボケアセンターへ問い合わせ 種類 HAL®福祉用下肢タイプ 料金 18,000円 体験できる場所 湘南ロボケアセンター また神奈川県では、ロボット体験施設として、介護ロボットの活用現場を公開しています。横浜市の成仁会 長田病院では、原則として毎週水曜日、ロボットスーツHAL福祉用(下肢タイプ)をはじめとしたさまざまな介護ロボットを公開しています。 詳細 介護ロボットの活用現場を公開 種類 HAL®福祉用(下肢タイプ) 公開場所 医療法人社団成仁会 長田病院(横浜市) 問い合わせ先 介護ロボット普及推進センター事務局(県高齢福祉課企画グループ) その他の代表的なロボットスーツまとめHAL®はアクチュエーターにモーターを搭載していますが、ロボットスーツには人工筋肉やバネを使用しているものもあります。ここでは、HAL®以外のロボットスーツを紹介します。マッスルスーツ|株式会社イノフィス東京理科大学発ベンチャーである株式会社イノフィスは、マッスルスーツという装着型ロボットを開発・販売しています。マッスルスーツは、腰にかかる負担を補助する腰補助用ロボットスーツです。空気圧を供給すると非常に大きな力で収縮する、McKibben型と呼ばれる人工筋肉を使用し、荷物の上げ下ろしなどの動作の際にかかる腰の負担を約6割も軽減するとされています。取材記事を読む→人工筋肉で介護の腰痛問題を解決!マッスルスーツ| 株式会社イノフィス 標準モデル(タンクタイプ・外部供給タイプ) 名称腰補助用マッスルスーツ寸法Fサイズ:幅50cm x 高さ90cm x 奥行き22cmSサイズ:幅45cm x 高さ81cm x 奥行き20cm重量本体:6.6kg(基本的な本体構成部のみ)高圧タンク:1.5kg(1.5リットル)(タンクタイプのみ)アシスト力最大35.7kgf(140Nm)アシスト部位腰、脚(腰を落として持ち上げる場合)希望小売価格600,000円(税別) 軽補助モデル(タンクタイプ・外部供給タイプ) 名称軽補助モデル寸法Fサイズ:幅50cm x 高さ90cm x 奥行き22cmSサイズ:幅45cm x 高さ81cm x 奥行き20cm重量本体:5.2kg(基本的な本体構成部のみ)高圧タンク:1.5kg(1.5リットル)(タンクタイプのみ)アシスト力最大25.5kgf(100Nm)アシスト部位腰、脚(腰を落として持ち上げる場合)希望小売価格600,000円(税別) スタンドアローン(タイトフィット・ソフトフィット) タイトフィットソフトフィット名称スタンドアローン寸法Fサイズ:幅50cm x 高さ90cm x 奥行き22cmSサイズ:幅45cm x 高さ81cm x 奥行き20cm重量5.0kg5.1kgアシスト力最大25.5kgf(100Nm)アシスト部位腰、および脚(脚のチカラで作業する場合)希望小売価格700,000円(税別)800,000円(税別)Honda歩行アシスト|本田技研工業株式会社ホンダでは、ロボティクス技術とそれらを応用した製品の総称を「Honda Robotics」と定め、ヒューマノイドロボット「ASIMO」などの開発を行っています。その一環として開発された「Honda歩行アシスト」は装着者の歩行をサポートする歩行訓練機器で、すでに法人向けにリース販売が開始しています。腰と両脚にフレームを装着し、歩行時の股関節の動きを左右のモーターに内蔵された角度センサーで検知します。検知結果に基づいて、背中部分の制御コンピューターがモーターを駆動させ、下肢の振り出しや蹴り出しをサポートする仕組みです。 法人向けリース販売月額 45,000円/台、3年間のリース契約(定期保守点検1回/年と実機講習会費用(2名)を含むアクシブ(ACSIVE)|株式会社今仙技術研究所名古屋工業大学と株式会社今仙技術研究所が共同開発した「アクシブ(ACSIVE)」もロボットスーツのひとつです。脳卒中などで片側が麻痺している、または足が上がりにくい方向けの歩行支援機として開発されました。モーターではなくバネと振り子の作用を応用し、装着した脚の振り出しをサポートします。 片脚用 180,000円(税別) 両脚用 350,000円(税別) 株式会社今仙技術研究所より  ロボットスーツのメリット・デメリット ロボットスーツには、(1)介助者の動きを助けるタイプと、(2)装着者のトレーニングをサポートするタイプに別れます。それぞれのメリットとデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。介助者の動きをサポートするタイプメリット 腰痛予防になる 介助負担が軽減される 要介助者にとっても安心感のある介助ができるデメリット 装着に手間がかかる 使い方を覚えるなど、現場の負担を増やすことがある 保険加算が存在せず、施設に高額な費用負担が強いられる 装着者のトレーニングをサポートするタイプ メリット 効率のいい動き方、身体の使い方をロボットが教えてくれる 動きをモニタなどで確認することで、修正しやすくなる トレーニング意欲を高める デメリット 装着に手間がかかる ロボット本体の重量が負担となる 特に(1)介助者の動きをサポートするタイプのロボットスーツの課題として、「導入したはいいものの定着しない」という声がよくあがります。介護の現場でロボットスーツが持続的に使用されるには、装着の手間を減らすだけでなく、運用方法や費用対効果に関する教育が不可欠と言えそうです。 まとめロボットスーツは、もはや未来のデバイスではありません。実際に多くの介護福祉施設、病院で導入されており、今後も利用者は増加していくと考えられます。ただし、普及にはまだ課題が残っており、使う側の意識や知識が求められています。装着型のロボットは、実際に体験してみないとその良さが分からないという面が確かにあります。まずは体験施設などで、自らメリット・デメリットを実感してみると良いでしょう。

介護ロボット一覧表【種類別 】計46機器※随時更新

介護ロボット一覧表【種類別 】計46機器※随時更新

さまざまなタイプが続々発売されている介護ロボット。介護ロボットの種類は、ロボットスーツのようなタイプやぬいぐるみのようなものまで多岐にわたります。ここでは介護ロボットの種類を紹介し、それぞれの介護ロボットを一覧にまとめました。介護ロボットの3つの領域介護ロボットの中には、一見ロボットには見えないようなものまであり、「介護ロボットって何だろう?」「どのような種類があるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。介護ロボットの種類は、現在大きく3つに分けられています(※)。 介護支援型のロボット 自立支援型のロボット コミュニケーション・セキュリティ型のロボット です。 ※ 公益社団法人かながわ 福祉サービス振興会 介護ロボット推進本部より 介護支援型ロボット介護支援型ロボットは、介護者の介護業務を支援するロボットです。移乗や入浴、排泄などの介護業務は、介護者の身体的・精神的負担となります。これらの負担を介護ロボットによって軽減することで、腰痛予防、介護スタッフの離職率低下、より質の高いケアの実現など、さまざまなメリットが期待できます。介護支援型ロボット一覧 ロボット名 会社名 説明 HAL®介護支援用(腰タイプ) CYBERDYNE(サイバーダイン) 株式会社 皮膚にセンサーを貼り付け、生体信号を読み取り動作時のパワーををアシストするロボットスーツ。 スマートスーツ 株式会社スマートサポート  機械的な動力を用いず、弾性体(ゴム)の張力だけで軽労化効果を発生させるパワーアシストスーツ。 マッスルスーツ 株式会社イノフィス (イノフィスの取材記事を読む ) 人工筋肉で腰にかかる負担を補助する装着型の腰補助用デバイス。 美浴 株式会社エア・ウォーター ( エア・ウォーターの取材記事を読む ) 半自動で、入浴介助の時間を約1/3まで短縮可能なドーム型のシャワー入浴装置。 リショーネPlus パナソニックエイジフリー株式会社 ( パナソニックエイジフリーの取材記事を読む ) ベッドと車いすを分離合体させることによって、ベッドと車いすの移乗介助を手助けするロボティックベッド。 愛移乗くん 株式会社アートプラン( アートプランの取材記事を読む ) 下半身に障害がある人向け移乗補助装置。本体におんぶされるイメージで寄りかかり、リモコン操作で90°回転して移乗。 ドリーマー  アドロールス株式会社( アドロールスの取材記事を読む ) 専用カップからでる温水が出て陰部と肛門を洗浄。完全自動化した全自動排泄処理ロボット。 自立支援型ロボット自立支援型ロボットは、要介護者の自立を支援するロボットです。移動や食事、排泄といった日常生活動作の支援だけでなく、リハビリをサポートして将来的な自立を支援するタイプもここに含まれます。自立支援型ロボット一覧 ロボット名 会社名 説明 Honda歩行アシスト 本田技研工業株式会社    「倒立振子モデル」に基づく効率的な歩行をサポートする歩行訓練機器。  ACSIVE(アクシブ) 株式会社今仙技術研究所 ( 今仙技術研究所の取材記事を読む ) 「受動歩行」理論に基いて作られた無動力の歩行支援機。 ReWalk 株式会社安川電機 脊髄損傷者用歩行アシスト装置。   Tree リーフ株式会社 ( リーフの取材記事を読む )   足圧測定を装着し、音と映像に合わせて的確なリハビリができる歩行リハビリ支援ツール。 愛移乗くん アートプラン株式会社 ( アートプランの取材記事を読む ) 下半身に障害がある人向け移乗補助装置。本体におんぶされるイメージで寄りかかり、リモコン操作で90°回転して移乗。 RT.1、RT.2 RT.ワークス 株式会社  (RT.ワークスの取材記事を読む ) ハンドルに手を添えて歩くだけで最適なアシストをしてくれる、ロボットアシストウォーカー。 キューレット アロン化成株式会社( アロン化成の取材記事を読む ) 新幹線のトイレと同じ真空式を採用した水洗ポータブルトイレ。 流せるポータくん 株式会社アム( アムの取材記事を読む ) 水があふれでないタイマー機能を搭載した水洗ポータブルトイレ。3種類の施工方法から選べる。 リトルキーパス 株式会社幸和製作所( 幸和製作所の取材記事を読む ) 上り坂・下り坂や転倒につながる急加速、横傾斜を検知し、状況に合わせて全自動でアシストをしてくれるオートサポート歩行車。 ラップポン  日本セイフティー株式会社( 日本セイフティーの取材記事を読む ) 排泄物を自動で袋に包んで密封してくれる、水を使わないポータブルトイレ。 マイスプーン 株式会社セコム(セコムの取材記事を読む) 手の不自由な方が体の一部を動かすだけで、自分で食事ができるようにするロボット食事支援ロボット。 服薬支援ロボ ケアボット株式会社(ケアボットの取材記事を読む 設定した時間に自動的に薬を排出することで、薬の飲み過ぎや飲み忘れ、飲み間違いを予防してくれる服薬支援ロボット。 コミュニケーション・セキュリティ型ロボットコミュニケーション型ロボットは、利用者とコミュニケーションをとったり、ロボットがアウトプットするコミュニケーションを手段として用いることで、利用者の活動を向上させるロボットです。言語を使ったコミュニケーションをとるものだけでなく、非言語的なコミュニケーションをとるものも含まれます。コミュニケーション型ロボット一覧 ロボット名 会社名 説明 PALRO(パルロ) 富士ソフト株式会社    AIによる自律的な会話、歩行、遠隔操作ができるコミュニケーションロボット。  ユニボ ユニロボット株式会社   個人の趣味・嗜好・生活習慣を学習し、交流を促進するソーシャルロボット。 いっしょに笑おう!うなずきかぼちゃん ピップRT株式会社   ( ピップRTの取材記事を読む ) 5種類のセンサやスイッチを内蔵し、接し方によって反応を返す家庭向けのコミュニケーションロボット。 Tapia(タピア) 株式会社MJI   タッチパネルモニタを搭載し、ビデオ通話や天気予報案内をするライフパートナーロボット。手のひらサイズの「Tapia mini(タピアミニ)」も。 BOCCO ユカイ工学株式会社    ( ユカイ工学の取材記事を読む ) 専用アプリを通じて、音声またはテキストメッセージをやりとりできる、「家族をつなぐ」コミュニケーションロボット。 テレノイド 株式会社テレノイド計画 ( テレノイド計画の取材記事を読む ) 石黒浩教授によって開発された遠隔操作型アンドロイド。想像力を掻き立てる造形でコミュニケーションを引き出す。  OriHime(オリヒメ) 株式会社オリィ研究所 ( オリィ研究所の取材記事を読む ) 「孤独の解消」を目指して開発された走査型の分身ロボット。遠隔で通話ができる。 ロボコネクト(Sota) NTT東日本株式会社 ( NTT東日本の取材記事を読む ) クラウド型ロボットプラットフォームサービス「ロボコネクト」とコミュニケーションロボットのSotaがファシリテーターとなり、レクリエーションの司会進行するサービス「Sotaレク」。 りつこ式レクササイズ フューブライト・コミュニケーションズ株式会社( フューブライト・コミュニケーションズの取材記事を読む ) Pepperを使った高齢者用レクリエーションアプリ。比較的介護度の低い人がターゲット。 健康王国 for Pepper 株式会社エクシング( エクシングの取材記事を読む ) Pepperを使った音楽療養コンテンツ。体操やクイズなどのレクリエーションができる。 なでなでねこちゃん トレンドマスター株式会社( トレンドマスターの取材記事を読む ) 4つのセンサーが動きを感知し、撫でられた場所にあった鳴き声をあげる、猫型のコミュニケーションロボット。 泣き笑い たあたん フランスベッド株式会社( フランスベッドの取材記事を読む ) 手足に触れると赤ちゃんを模したセラピー人形が泣き声や笑い声をあげたりする、赤ちゃん型コミュニケーションロボット。 まいにちロボレク 株式会社ロゴス( ロゴスの取材記事を読む ) Pepperを使った介護施設向けのロボアプリ。人レクリエーションと全体レクリエーションの2コース搭載している他、顔認証機能、問題出し分け機能、データ蓄積機能を搭載。 パロ 知能システム株式会社 アザラシ型のコミュニケーションロボット。アメリカでは、認知症の方への医療機器として登録。体中にセンサーが搭載されており、撫でると動物同様に反応。 セキュリティ型ロボットは、利用者の動きなどに応じて介護者へ状況を通知し、離れた場所からでも見守りを可能にするロボットです。見守り支援型ロボットとも呼ばれます。セキュリティー型ロボット一覧 ロボット名 会社名 説明 おへやプラス  ニフティ株式会社 ( ニフティの取材記事を読む ) 部屋の温度・湿度の見守りと、遠隔のエアコン操作による室温調整が可能な見守りサービス。 おでかけキャッチ フランスベッド株式会社 ( フランスベッドの取材記事を読む ) 見守る側の家族や介護者が認証キーを持つシステムをとる認知症の外出通報システム。レンタル利用者を対象とした個人賠償責任保険付帯サービスも。 Mi-Ru(ミール) ワイエイシイエレックス株式会社 ( ワイエイシイエレックスの取材記事を読む ) カメラを使った介護施設向け見守りシステム。専用携帯端末からの声がけが可能。 眠りスキャン パラマウントベッド株式会社(パラマウントベッドの取材記事を読む ) マットレスの下に敷くだけでベッド上に居る人の状態をリアルタイムでモニタリングできる、非接触型の見守りシステム 。 Neos+Care(ネオスケア)  ノーリツプレシジョン株式会社 ( ノーリツプレシジョンの取材記事を読む ) 3Dセンサを用いて人の動きを検知しシルエット画像で表示する見守りができる予測型見守りシステム。 まもる~の ASD株式会社 ( ASDの取材記事を読む ) 入床・入眠・離床がひと目で分かる睡眠見守りセンサー。 アースアイズ アースアイズ株式会社 ( アースアイズの取材記事を読む ) AIを搭載し、人の姿や動作を分析して通知するカメラを使った見守りシステム。 いまイルモ 株式会社ソルクシーズ ( ソルクシーズの取材記事を読む ) 照度センサーや温度センサー、湿度センサーなど部屋の環境を検知する見守りシステム。「PaPeRo i」というコミュニケーションロボットを活用したサービス「いまイルモ PaPeRo i」も。 シルエット見守りセンサ キング通信工業株式会社 ( キング通信工業の取材記事を読む ) ベッド上の空間を検知する赤外線センサを使った見守りシステム。 OWLSIGHT福祉用(施設向け) 株式会社イデアクエスト ( イデアクエストの取材記事を読む ) 慶應義塾大学理工学部 中島真人教授が開発した技術に基づく、個人の識別せずに危険を検知する見守りシステム。 今のところ、多くの市販されている介護ロボットは、この3つのどれかに分類できます。もっとも、ひとつの介護ロボットに、二つ以上の機能を備えるものも少なくありません。例えば、「愛移乗くん」(株式会社アートプラン)は、移乗介助を支援してくれる「介護支援型」という側面に加え、人によっては誰の手も借りずに自ら移乗できるようになるという点で、「自立支援型」のロボットでもあります。厚生労働省・経済産業省による分類介護ロボットの支援事業を主導する厚生労働省と経済産業省は、とくに重点的に開発をすすめる分野として、下記の6分野13項目を策定しました。 移乗介護(装着型/非装着型) 移動支援(屋外用/屋内用/装着型の歩行支援) 排泄支援 (ポータブルトイレ/排泄予測/トイレ内でのサポート) 見守り・コミュニケーション(介護施設用/在宅介護用/コミュニケーションロボット) 入浴支援 介護業務支援この分類は、あくまで政府が優先的に開発・普及を進めたいと考えるロボットを元にしているので、この分類に収まらない介護ロボットも当然存在します。例えば、利用者の服薬を支援するロボットや食事を支援するロボットなどがすでに商品化されています。その他の介護ロボット一覧 ロボット名  会社名 説明 マイスプーン 株式会社 セコム( セコムの取材記事を読む ) 食事支援 ケアボット 服薬支援ロボ ( ケアボットの取材記事を読む ) 服薬支援 ごっくんチェッカー ハッピーリス ( ハッピーリスの取材記事を読む ) 嚥下支援 まとめ介護ロボットは、目的によって大きく3種類に分けられるのが一般的となっています。厚生労働省や経済産業省は、さらに細かく5分野8項目を設け、その分野から重点的に開発や導入支援を行っています。介護ロボットの進歩は、ロボット技術・介護技術の進歩とともにあります。今後、技術の進歩によって現在の3領域から徐々に細分化していく可能性は十分に考えられます。CYBERDYNE社のHAL®のように、介護ロボットから医療機器へクラスチェンジするものも出てくるでしょう。

介護ロボットの開発重点分野が追加!排泄予測や装着型外出支援機器も

介護ロボットの開発重点分野が追加!排泄予測や装着型外出支援機器も

介護ロボットの「ロボット技術の介護利用における重点分野」が新たに1分野5項目追加されることが、経済産業省より発表されました。「ロボット技術の介護利用における重点分野」とは、 経産省や厚生省がすすめる介護ロボット支援において、優先的に開発・導入が推進される分野です。何が追加されたのか?今後の展開は?気になる点をまとめました。移動支援・排泄支援・コミュニケーションロボットの項目が追加これまでの重点分野は、下記の5分野8項目で策定されていました。経済産業省の「ロボット介護機器開発・導入促進事業」などは、この重点分野にしたがって実施されています。 移乗介護(装着型/非装着型) 移動支援(屋外用/屋内用) 排泄支援 見守り(介護施設用/在宅介護用) 入浴支援この重点分野に、新たに1分野5項目が追加されました。合計で6分野13項目になったのです。追加されたのは、 移動支援×1項目、排泄支援×2項目、見守り・コミュニケーション×1項目、そして新分野である介護業務支援です。 移動支援の新項目「移動支援」分野は、これまで2項目ありました。 高齢者等の外出をサポートし、荷物等を安全に運搬できるロボット技術を用いた歩行支援機器 高齢者等の屋内移動や立ち座りをサポートし、特にトイレへの往復やトイレ内での姿勢保持を支援するロボット技術を用いた歩行支援機器 今回、新たな項目として、(3)外出用の装着型移動支援機器が追加されました。 高齢者等の外出等をサポートし、転倒予防や歩行等を補助するロボット技術を用いた装着型の移動支援機器 「外出用の装着型移動支援機器」は、すでに様々な企業から販売されている、今介護ロボット業界でもっとも注目されている機器のひとつです。介護ロボットONLINEでも取材記事を掲載しています。 ▼取材記事を読む▼ 排泄支援の新項目 これまで、「排泄支援」分野に該当する機器は、 排泄物の処理にロボット技術を用いた設置位置の調整可能なトイレ に限られていました。しかし、今回新たに下記の2項目が追加されました。 ロボット技術を用いて排泄を予測し、的確なタイミングでトイレへ誘導する機器 ロボット技術を用いてトイレ内での下衣の着脱等の排泄の一連の動作を支援する機器(2) 排泄予測・誘導機器には、排泄予知ウェアラブルデバイス「D Free」などが当てはまると考えられます。 ▼取材記事を読む▼ 見守り・コミュニケーション「見守り支援機器」の分野は、下記の2項目でした。 介護施設において使用する、センサーや外部通信機能を備えたロボット技術を用いた機器のプラットフォーム在宅介護において使用する、転倒検知センサーや外部通信機能を備えたロボット技術を用いた機器のプラットフォーム 今回新たに、下記の1項目が追加されました。 高齢者等とのコミュニケーションにロボット技術を用いた生活支援機器 これにより、いわゆる「コミュニケーションロボット」も開発支援の対象になったといえます。2016年に行われた 介護分野におけるコミュニケーションロボットの活用に関する大規模実証試験  をうけ、 コミュニケーションロボットの効果や可能性が明らかになった からでしょう。 実証試験に関しては、報告書を読み解くシリーズ~実証試験から分かるコミュニケーションロボットの可能性と問題点~として詳しく記事にしています。 新分野「介護業務支援」が追加新しい分野として、「介護業務支援」分野が追加されました。 介護業務支援 ロボット技術を用いて、見守り、移動支援、排泄支援をはじめとする介護業務に伴う情報を収集・蓄積し、それを基に、高齢者等の必要な支援に活用することを可能とする機器 “介護業務に伴う情報を収集・蓄積”とあるように、いわゆるICT、IoT機器が該当すると考えられます。 経済産業省は、 介護ロボットによる業務効率化を図りたい考えなのでしょう。 今後は介護そのものだけでなく、介護の周辺業務・事務業務全般をサポートする機器にも開発補助が出されていくことになりそうです。今後の展開経済産業省は、「ロボット介護機器開発・導入促進事業」という事業名で、重点分野にある介護ロボットの開発を支援しています。具体的には、開発補助金として最大1億円を企業に助成しています。この事業は、今年度で終了する予定です。経済産業省の発表によれば、新たに追加された1分野5項目の開発支援の公募を本年度中に開始する予定とのです。「ロボット介護機器開発・導入事業」が今年度で終了したあとは、「ロボット介護機器開発・標準化事業」という事業名に変えて 開発支援を継続する意向 です。介護ロボットのさらなる充実に期待今回の改定で重点分野に該当することとなった販売開始済の介護ロボットも多く、今後の開発事業ならびに導入事業に期待が集まります。また、介護の事務業務全般をサポートする機器も新たに重点分野となったことで、これまで業務を圧迫していた報告書やレポート作成、 介護記録 などの負担が軽減される可能性があります。もっとも、単にそうしたICT機器、IoT機器を導入するのではなく、職員が使いこなせるようにサポートする体制も整える必要があるでしょう。

介護ロボットONLINEの執筆者募集

人気の記事

介護ロボットONLINEの無料メールマガジン

介護ロボットONLINEの執筆者募集