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介護支援型ロボット

人工筋肉で介護の腰痛問題を解決!マッスルスーツ| 株式会社イノフィス

人工筋肉で介護の腰痛問題を解決!マッスルスーツ| 株式会社イノフィス

名称 腰補助用マッスルスーツ(標準モデル(タンクタイプ・外部供給タイプ) ) 寸法 Fサイズ:幅50cm x 高さ90cm x 奥行き22cmSサイズ:幅45cm x 高さ81cm x 奥行き20cm 重量 本体:6.6kg(基本的な本体構成部のみ)高圧タンク:1.5kg(1.5リットル)(タンクタイプのみ) アシスト力 最大35.7kgf(140Nm) アシスト部位 腰、脚(腰を落として持ち上げる場合) 希望小売価格 600,000円(税別) 製品概要モーターではなく、空気圧式の人工筋肉を使用した腰補助用ロボットスーツです。タンクや手押しポンプで空気を送り込むことで、装着者の力を補助します。中腰作業等にかかる腰の負担を軽減するため、介護者の腰痛予防が期待できます。 先進的な取り組みで魅力的な現場作りを!東京都ロボット介護機器・福祉用具活用支援モデル事業に選出|社会福祉法人友愛十字会砧ホーム21名のスタッフで2台をフル活用!マッスルスーツの導入成功事例(友愛十字会・砧ホーム)「マッスルスーツ」の試着会に潜入!(特別養護老人ホーム やすらぎミラージュ ・社会福祉法人章佑会) 人工筋肉で介護の腰痛問題を解決!マッスルスーツ| 株式会社イノフィスーーーよろしくお願いします。御社は東京理科大学発のベンチャー企業ですね。  今回お話を伺った株式会社イノフィス COOの横幕才氏はい。2001年から、東京理科大学の小林宏教授が、ウェアラブル型ロボットの研究・開発を開始しました。2013年に腰補助用マッスルスーツの実用化に成功し、それを販売するためにイノフィスを創業しました。開発当初は、障害を持っている方が自立した生活ができるよう、自立支援を目的とした機器を開発していました。プロトタイプを作って検証を続けていくにつれ、腰を使って作業を行う健常者も大きな問題を抱えていることに気づきました。その一つが、腰痛という問題です。実際、介護の現場では腰痛で職を離れざるを得ない職員が沢山いらっしゃるそうです。また介護の現場だけでなく、腰を使う作業はあらゆる業種、分野に存在します。そこで、まず先に、健常者に対する作業支援用の製品を開発するべく方向転換しました。それが2006年ごろのことです。2013年にマッスルスーツを実用化してから、プロフェッショナル向け商品として販売しています。 スーパーマンにはなれない?マッスルスーツは腰痛予防デバイス ちなみに、これまでにマッスルスーツを装着したことはありますか?ーーーいえ、ありません。マッスルスーツにどんなイメージを持っていますか?ーーー装着すると、自分の力が倍増するというようなイメージです。マッスルという言葉からも、自分がマッチョになれるとか、スーパーマンみたいになれるとか思いがちですよね。しかし、実は全く違うのです。その点を、これからご説明していきます。ーーーお願いします!マッスルスーツは何かというと、あくまで腰を補助するための製品だということを、まずはご理解いただきたいと思います。長期的に腰に負荷がかかるような仕事をされている方に対して、腰にかかる負担を軽減することで腰痛を予防してもらう。一言で言えば、人工筋肉を使った腰痛予防のためのデバイスなのです。ーーーじゃあ、力を増大させるためのものではないのですか?あくまでも腰補助という位置づけなので、マッスルスーツを使っても、自分の力で持ち上げられるもの以上のものは持ち上げられません。ただし、自分の力で持ち上げられるものでも、持ち上げるときには必ず腰に負担がかかりますよね。それをサポートしてあげようというのが、マッスルスーツなのです。人工筋肉だからできることとは?マッスルスーツのメリットは三つ。一つ目は、先ほどから申し上げているとおり「腰の負担軽減」です。二つ目は、作業をスムースに補助できるという点です。人工筋肉だからこそ実現できるスムースさが特徴なのです。ーーー人工筋肉って何なのでしょうか。マッスルスーツで用いている人工筋肉は、空気圧を供給すると非常に大きな力で収縮するMcKibben型人工筋肉と呼ばれるものです。人間の筋肉は、伸縮することで力を出したり緩めたりしますよね。それと同じことを、空気を出し入れしてゴムの伸縮で再現しているというイメージです。通常、マッスルスーツのような製品にはモーターが使われていますよね。モーターの場合はセンサーの読み間違いによる誤作動などが懸念されますが、その点はいかがですか?人工筋肉の場合、必ず自分の動きに追随するため、誤作動や不自然な動きをすることがありません。人工筋肉の良さは他にもあります。軽量ですし、電気部品を使っていないため防爆性が必要な環境でも安心して使用できます。三つ目の特徴は、装着が簡単にできるという点です。人工筋肉を用いているマッスルスーツであれば、慣れると10秒ほどで装着が可能です。 登山用ザックのような形状で、素早い装着が可能 基本的な構造をご説明します。マッスルスーツの真ん中に人工筋肉があり、アルミのフレームがそれを覆っています。人工筋肉と腰関節部がワイヤーでつながり、さらに下のももパッドにつながっています。ももパッドを起点にして、体が起こされるような作りです。装着時はリュックサックを背負うように担いで、ももパッドと腰ベルトをつけ、肩ベルトと胸ベルトを調整します。すごく簡単です。ーーー3種類展開されていますね。標準モデルと軽補助モデル、そしてスタンドアローンという独立型のモデルがあります。標準モデルは人工筋肉が4本使われており、もっとも強い35kgfの補助力があります。ここでいう補助力とは、腰にかかる負担を補助する補助力を指しています。本来、人工筋肉は1本で約200kgfという非常に大きな収縮力を出すことが可能です。しかし、自分で持てる重さ以上のものを作っても意味がありません。ですので、一般人が持てる重さを補助するのに適当と思われる補助力である、35kgfに設計している訳です。軽補助モデルは、女性・シニア層にむけて軽量化したものです。標準モデルより約2kg軽く、その分人工筋肉を2本に減らしています。補助力は25kgfです。これら二つのモデルは、コンプレッサーまたはタンクのいずれかを用いて、人工筋肉に空気を注入します。コンプレッサー式は回数の制限がありませんが、コードでつながっているため、行動範囲が限られます。一方タンク式の場合、行動範囲は広がりますが、使える回数に限りがあります。作業シーンに合わせて、どちらを選ぶかを決めていだきます。スタンドアローン型は、コンプレッサーやタンクが一切不要なタイプです。空気を事前に充填することで、外部供給を不要にしました。あらかじめ人工筋肉をパンパンに張らせておいて、ももパッドが反発するバネのような力を利用して補助力を発生させます。 実際にスタンドアローンを装着したところ。尾てい骨に密着させるため、肩に負担がかからない強い安定感のあるタイトフィットと、ももパッドと脚の間に遊びをもたせて歩行を楽にできるよう設計したソフトフィットの2タイプがあります。腰痛は国民病!マッスルスーツがもたらす真のメリットーーー実際、どれくらい腰の負担が軽減されるのでしょうか?筋電位を測定した結果、荷物を持ち上げる際の腰に対する負担が35%軽減されたというデータが出ています。荷物を降ろす時の負担に関しては、約6割も軽減されます。ーーー腰痛予防のためのデバイスということは分かりましたが、200kgfの力が出せるのに、35kgfにとどめているのはもったいないような気もします。そこがまさに、皆様にぜひ理解していただきたい部分です。というのも、そこを理解していただかないと、マッスルスーツの良さが正しく伝わらず、せっかく導入したのに使われなくなってしまうという事態につながりかねないからです。マッスルスーツの導入は、スーパーマンになるためではなく、腰痛予防をして労働環境を改善しましょうという提案なのです。例えば、「半年間使い続けたら、腰痛で休む人がゼロになりました」というところまでもっていくことが、導入の真の目的です。だからこそ、作業で使用する方々と、導入する経営側双方の理解がないと、絶対にうまくいかないのです。ーーー長期的、習慣的な使用が前提ということですね。そもそもなぜそこまで腰痛を問題視されているのでしょうか?腰痛は、日本の国民病なのです。厚生労働省のデータによると、日本人の4人に1人が腰痛を抱えていることが分かっています。(※1)そのうち、原因が分かっているのはわずか15%で、腰痛の8割以上は原因不明です。(※2)原因不明ということは、すなわち治療が困難ということです。一度腰痛になると治しづらいし、しかも完治するのはたったの10%と言われています。腰痛は、単に痛いというだけにとどまらず、精神的リスクや経済的負担という問題にもつながります。例えば腰痛の治療費や入院費として、平均13万円かかるとされています。また治すためには、約22日間の在院が必要です。(※3)ーーー当人も大変ですが、そんなに仕事を休まれては会社としても困りますね。その通りです。精神的リスクとしては、腰痛によるストレスももちろんのこと、うつ病になりやすいというデータもあります。ある調査によれば、持上げ作業や中腰姿勢・同じ姿勢を続けることが、腰痛を引き起こす原因の半分を占めていることが分かっています。(※4)つまり、誰もが腰痛になる危険性があるということです。だからこそ、たとえ健康体であっても、今からの予防が大事なのです。使っていただく皆様には、「腰痛は他人ごとではなく、自分にも起こるリスクがある」、「自分の身は自分で守る」という意識を持っていただきたいのです。ーーー経営側としても、腰痛による休職を防ぐという点で、メリットがありそうですね。休職だけではありません。腰痛になると生産性が落ちますし、ひいては退職してしまう方もおられます。腰痛を防ぐという職場環境の改善は、従業員の定着率を向上させ、労災を防ぎ、企業イメージをアップするための重要な経営課題です。ーーー使用者と経営側双方の理解があって初めて、持続的な使用につながるという意味がよく分かりました。当社としては、マッスルスーツを工事現場のヘルメットのように使っていただければと考えています。この仕事をするときはマッスルスーツを使いましょうという安全基準やルールを決めて、習慣的に使い続けるのが当たり前になって初めて、本当の普及が始まるのではないでしょうか。マッスルスーツの広がりと今後の展開ーーー御社の製品は、介護以外の分野でも活用できそうです。マッスルスーツは介護ロボットとしての印象が強いかもしれませんが、腰補助という観点で考えるとあらゆる分野で使っていただけます。例えば面白いところでは、カツオの一本釣り組合さんからお問合わせがあったりしましたね。毎日、私たちが想像もしていなかったようなところからお問合せをいただき、こちらとしても驚くほどです。ーーー現在のマッスルスーツは健常者の作業支援という性格が強いですが、自立支援ロボットとしての展開は考えていないのでしょうか?はじめに申し上げていたとおり、もともとは障害を持っている方の自立生活を実現したいという想いから、開発がスタートしています。よって今後は、自立支援も含めた製品の多様化、ポートフォリオの拡大を進めていくつもりです。現在は企業に向けて販売していますが、これからは一般向けの商品も作っていきたいです。病院や施設でのリハビリ利用、自立歩行支援はもちろん、老老介護の現場や在宅でも使っていただけるように、幅広い活動を行っていきます。ーーー介護ロボット業界は盛り上がりを見せている反面、誤解やネガティブイメージを抱えている職員の方もいらっしゃいますよね。介護の分野においては、人の手でないとできない部分が確かにあると思っています。すべての作業がロボットに取って代わることはないでしょう。だからこそ、人を支援するためのロボットが必要になるはずです。介護現場で働いている皆様が、ご自身の身を守りながら長く元気に働いていただくことがとても重要だと思っております。 編集部まとめ 取材後、実際にスタンドアローンを装着し、20キロの荷物を持ち上げてみました。腕の力は使うものの、腰にはさほど負担がかかっていないように感じます。しかしスタンドアローンを外して再度持ち上げようとしてみたら、あまりの違いに驚きました。マッスルスーツが、いかに腰を補助してくれていたのか、体で実感することができました。「マッスルスーツ」「人工筋肉」という響きから、装着すればパワーが増大するのではないかという期待は、「職場環境の改善」という本当のメリットを前に良い意味で裏切られました。介護ロボットが真に普及・定着するためには、「なぜそれを使う必要があるのか」を理解する必要があると痛感します。 ※1 参考:厚生労働省(平成22年度国民生活基礎調査) ※2 参考:Deyo RA et al : What ca the history and physical examination tell us about low back pain? JAMA 268: 760-765, 1992 ※3 参考:厚生労働省「医療給付実態調査 平成23年度」、「患者調査 平成23年」、総務省統計局「人口推計 平成23年度」 ※4 参考:腰痛に関する全国調査報告書2003年 軽補助モデル(タンクタイプ・外部供給タイプ) 名称軽補助モデル寸法Fサイズ:幅50cm x 高さ90cm x 奥行き22cmSサイズ:幅45cm x 高さ81cm x 奥行き20cm重量本体:5.2kg(基本的な本体構成部のみ)高圧タンク:1.5kg(1.5リットル)(タンクタイプのみ)アシスト力最大25.5kgf(100Nm)アシスト部位腰、脚(腰を落として持ち上げる場合)希望小売価格600,000円(税別) スタンドアローン(タイトフィット・ソフトフィット) タイトフィットソフトフィット名称スタンドアローン寸法Fサイズ:幅50cm x 高さ90cm x 奥行き22cmSサイズ:幅45cm x 高さ81cm x 奥行き20cm重量5.0kg5.1kgアシスト力最大25.5kgf(100Nm)アシスト部位腰、および脚(脚のチカラで作業する場合)希望小売価格700,000円(税別)800,000円(税別) 21名のスタッフで2台をフル活用!マッスルスーツの導入成功事例(友愛十字会・砧ホーム)「マッスルスーツ」の試着会に潜入!(特別養護老人ホーム やすらぎミラージュ ・社会福祉法人章佑会) コメントお名前(ニックネーム):かいごろうコメント内容:重いので30分程度しか装着できませんが、朝の排泄介助時には重宝します。マッスルスーツがなかったときは、前かがみの体勢が続くためとにかく腰への負担が半端なくありました。

真空圧で匂いも吸引!水洗ポータブルトイレ「キューレット」|アロン化成株式会社

真空圧で匂いも吸引!水洗ポータブルトイレ「キューレット」|アロン化成株式会社

名称キューレット 家具調トイレ希望小売価格150,000円(税抜)寸法54 × 71 × 81 ~ 87cm便座面高さ 36・39・42cm重量約23kg最大使用者体重100kg 名称キューレット 樹脂製トイレ希望小売価格100,000円(税抜)寸法幅49.5 ×奥行67 ×高さ75 ~ 85cm(便座までの高さ35 ~ 45cm[1cm ピッチ])重量15kg最大使用者体重100kg 名称真空ユニット 屋外仕様希望小売価格425,000円(税抜)寸法58 × 37.5 × 80cm重量約47kg電源コード20m名称真空ユニット 屋内仕様希望小売価格470,000円(税抜)寸法44.5 × 65 × 101.5cm重量約54kg電源コード3m 製品概要ポータブルトイレでありながら水洗で排泄物を処理できる、水洗式ポータブルトイレです。専用の真空ユニットとつなげることで、排給水工事なしで設置することが可能です。 真空圧で匂いも吸引!水洗ポータブルトイレ「キューレット」|アロン化成株式会社ポータブルトイレなのに、水で流せる。そんな介護ロボットを作っているのがアロン化成株式会社です。新幹線のトイレのように一瞬で排泄物が吸い込まれる技術を使った「キューレット」は、屋内仕様なら工事も不要だそう。そんな水洗ポータブルトイレ「キューレット」の裏側に迫りました。作り続けて45年!アロン化成だからこそ実現した水洗ポータブルトイレーーーはじめに会社説明をお願いします。 まずは新事業開発部長である中居氏に話を聞いたアロン化成は、プラスチックの総合加工メーカーです。1951年に日本で初めて硬質塩化ビニル管の製造に成功して以来、様々な製品を開発、提供してきました。現在は、主に4つの分野を中心に事業を展開しています。給排水分野、介護・福祉分野、高機能エラストマー分野、環境・リサイクル分野です。介護・福祉分野についてご説明します。我々はこれまで生活に身近な様々な製品を開発、販売してきました。例を挙げると、赤ちゃん用のベビーバスやおまるなどがあります(現在は販売終了)。1972年に初めてポータブルトイレを発売してからは、「安寿」というブランド名で多くの介護用品を提案してきました。また2000年に施行された介護保険制度をきっかけに、介護福祉の分野により注力しようということになりました。現在の主力は、排泄介護と入浴介護の製品です。このように45年間、ポータブルトイレを作り続けてきたという歴史があります。それが今回の水洗ポータブルトイレ「キューレット」にも生かされていると言えます。ーーー新事業開発部について教えてください。新事業開発部という部署は、文字通り今までにない新しい事業を生み出すことを目的としています。その文脈で開発されたのが、今回の「キューレット」です。「キューレット」という介護ロボットは、給排水分野と介護の分野のちょうど中間に位置する製品といえます。福祉用品の性格を備えつつ、水洗トイレにつきものの給排水工事や設置のし易さまで考えられている製品なんです。ーーーキューレットについて教えてください。キューレットは、ポータブルトイレに真空吸引力を利用した水洗機能を付加した、全く新しい製品です。真空吸引というのは、新幹線のトイレに採用されていますが、家庭用電源で真空式のトイレを動かすというのは、世界でも初に近い取り組みです。実際に見ていただきましょう。キューレットのデモを見学してきた部屋にマッチする家具調ポータブルトイレキューレットには屋外仕様と室内仕様があり、今回お見せするのは室内仕様になります。まずはトイレユニットの説明をします。トイレ本体の部分は、介護用ポータブルトイレの基本的な機能をすべて有しています。例えば温水洗浄、脱臭機能、暖房便座、あとは個人の個体に合わせて高さを変えられる、移動ができるなどですね。それに加えて、水洗機能がついています。真空ユニット(写真左の木製のボックス)とトイレはホースの長さ分だけ離すこともできる(最長5m)そしてこちらが、真空をつくる真空ユニットです。室内仕様の場合は、このふたつで排水工事も給水工事もなしですぐ使うことが可能です。トイレユニットと真空ユニットをホースでつないで使います。ホースさえ繋がっていれば、ふたつを離して置くことができます。だから、真空ユニットをベッドの後ろや廊下といった気にならない場所に置くという使い方もできるんです。早速、実際に流すところを見ていただきましょうか。今回は疑似便として、ぶどうのフルーツゼリーを使います。フルーツゼリーを使用するのは、流す前後での匂いの変化を確認してもらうためです。今はぶどうの匂いがしているかと思います。ここにトイレットペーパーと疑似尿(水300cc)を追加します。ではボタンを押して流してみます。ゼリー4個+トイレットペーパー90cm 2枚+水300ccを入れて流してみるーーー真空ユニットから音がしたあと、新幹線のトイレのように一瞬で疑似便が流れましたね。先ほどの音は真空を作っている音です。疑似便が流れた後、便器内に水が溜まっているのが分かりますか?これが水洗の特徴で、便器内に水が溜まることで匂いの逆流を抑えられるんです。ーーー確かに、先ほどまであったぶどうゼリーの匂いが全くしません。これは、便が流れると同時に、まわりに滞留している匂いも吸い込まれるからなんです。圧送式には無い真空吸引式だけの特長です。吸い込まれたものは、真空ユニット内のタンクに溜められます。タンク蓋部にはシール材ついているので、匂いが漏れません。吸い込まれたものは真空ユニットの中にあるタンクに溜められるーーー何回分くらい溜められるんでしょうか?6回分溜まるようになっています。「キューレット」では、1回の洗浄に500ccの水が使われます。通常のトイレは6Lほど使用するので、画期的な少なさです。溜まったものを処理していただく必要がありますので、その際に重くなりすぎないよう6回分で設計しています。タンクがちゃんとはまっていないと、トイレユニットのエラーランプがつきます。この状態では水が流れないようになっています。また、タンクが満杯になっていても、センサーが感知してエラーランプがつくようになっています。ここがロボットである所以ですね。ーーートイレットペーパーが粉々になっていますね。はい、吸い込む力で粉砕されますし、流れていく際もL字に曲がる部分を複数個所設け確実に粉砕します。「キューレット」では、粉砕するのに刃物を一切使っていません。一般的なものは、刃物を使ってトイレから流れた瞬間に砕くという装置を搭載していることが多いですが、それとは全く違います。だから、仮に作業者が分解したとしても、刃物はないので安全です。ポータブルトイレをずっと作っている弊社の思想と、給排水分野での技術がミックスされていると言えます。ーーー水はどこにあるんですか?給水タンクを設置することで、給水工事が不要になるトイレユニットの後ろにある給水のタンクに溜めていただけます。そのため、給水工事が不要なんです。ーーー給水工事ってそんなに大変なんでしょうか。水回りって、だいたい家の一箇所にかたまっているんです。「使っていない部屋があるから、そこを潰してトイレにしよう」と簡単に考えがちですが、水が流れるためには勾配が必要だったりして、実はけっこう難しい。全く水回りのない部屋に配管を持っていこうとすると、時間とお金がかかるんです。ーーーなるほど。つぎに屋外仕様の説明をお願いします。屋外仕様の場合は、排泄物をタンクに溜めるのではなく、直接下水道に流すことができます。給水工事は屋内仕様と同じく不要ですが、下水道の管につなぐという工事は必要になります。真空ユニットとトイレユニットの距離は、20m以内、また高さ2m以内であれば逆勾配配管が可能です。3年間の実証実験をとおして気づいたことーーー「キューレット」の実証実験はどのくらいされたんですか?「キューレット」は、介護ロボットとして経産省の審査を3年間で2回通過しており、そのたびに実証実験をやっています。例えば先ほどの運転ランプの部分も、実証実験を通して改良されています。もともと、稼働時は緑色のランプが常につくようにしていたんです。でも、高齢者の方に実際に使っていただくと、「電気がもったいないから」といってコードを抜いてしまわれるんですね。だから、水洗しているときやエラーのときのみランプがつくようにしたという経緯があります。ランプの点灯ひとつにも、実証実験が生かされている開発は工場長の一言。そこから始まる挑戦ーーー開発のきっかけを教えてください。私が新事業開発部の担当になったとき、様々な人に話を聞きに行ったんです。ポータブルトイレを作っている工場の工場長と話しているとき、「中居の力で、このトイレ(ポータブルトイレ)を流してみろよ」と言われたんですね。その言葉がきっかけで、「こうすれば流せるかもしれない」というひらめきが生まれ、研究に繋がったんです。ーーー開発時に大変だったことはありますか?直径何mmのホースが良いのか、トイレの内部はどういう形状が良いのかなどを、疑似便を作って延々と実験したことですね。人間の汚物の標準的な大きさは、25mmの円筒形・長さ80mm・比重0.95-1.05と言われています。当然重たいほうが流れづらいですし、実際の便は千差万別です。そんな汚物が、ペーパーと一緒にどう砕けながら流れるようにするか、という研究に2年かかりました。また、流れる際に使用する水の量は、最初から500ccにするという目標がありました。少ない水で、しかも家庭用電源で真空式のトイレを作るという試みは、先ほども言いましたようにおそらく世界初です。様々な制限がある中で製品化までこぎつけることができたのは、給排水事業と介護用品事業、どちらもやってきたからこそだと自負しています。2年間研究をしてるときに、経産省の「ロボット介護機器開発・導入促進事業」が始まりました。そこでの排泄支援ロボットの定義が、たまたま開発中の「キューレット」と一致したんですね。経産省の定義は、「排泄物の処理にロボット技術を用いた設置位置の調整可能なトイレ 」というものです。我々の製品も、ただ流せればいいということではなく、自立を支援するという認識のもと開発していました。負担が減る、だけじゃない。身も心も軽くなるーーー反響はいかがですか?介護する人の負担が軽くなったとか、匂いが気にならないとか、そういった反響は多く頂いています。あとは、「キューレット」を導入してから、介護を受けている方の行動が積極的になったという声も頂きました。ーーーなぜ積極的になったのでしょう?一例をご紹介します。ある方は、通常のポータブルトイレから「キューレット」に変更したところ、トイレの使用頻度が約3倍に増えたんです。その方は要介護度3程度だったのですが、談話室に行ってコミュニケーションをとるように施設側から勧められていました。しかし、これまではなかなか行きたがらなかった。でもキューレットにしてから、積極的に談話室に行くようになったんです。談話室って、お菓子やお茶が出てくるんですよ。お茶を飲むとトイレに行かなくちゃいけないですよね。トイレに行くと、誰かがそれを処理しないといけない。そういうのを全部頭で考えて、今まで我慢されていたんです。ーーー排泄行為だけでなく、生活全体に影響していくんですね。キューレットのキーワードは「気兼ね」「気遣い」という磯本その通りです。我々は、「キューレット」のキーワードは気兼ねと気遣いだと考えています。介護を受ける方の「介護してもらうのが忍びない」という気兼ねや、介護をする方の「安心してトイレに行ってほしい」という気遣いの部分で、喜んでいただく事例が増えてきています。ーーー最後に一言お願いします。現在、介護ロボットというと、施設で介護をする方の負担を軽減することに目が向けられがちです。しかし今後の日本の未来を考えると、施設ではなく在宅での介護が中心になってくるはずです。在宅介護をすることになったとき、新しいトイレを作る必要が本当にあるのなら、作るべきだと我々も思っています。しかし、介護が終わった後、そのトイレをどうするのかといったことはあまり考えられていないのが現状です。我々の「キューレット」は、介護における空間の使い方を考える上でも、ひとつの提案ができるのではないかと考えています。 編集部まとめ 人間の生活の3大要素として、食事・睡眠・排泄があります。しかし排泄は、悩みがあっても食事や睡眠に比べ人に相談しづらく、介護する側も受ける側も「我慢」してしまいがち。今回見せていただいたキューレットは、負担軽減や自立支援という福祉用具に求められる役割はもちろん、利用者の気兼ねや気遣いというセンシティブな問題解決にまでつながる可能性を秘めていました。

ベッドが車いすに大変身!離床アシストロボット「リショーネPlus」|パナソニックエイジフリー株式会社

ベッドが車いすに大変身!離床アシストロボット「リショーネPlus」|パナソニックエイジフリー株式会社

商品名 離床アシストロボット リショーネPlus サイズ 全長 2,075mm 全幅 1,009mm(車いす合体時)、全高 799~1,079mm 重さ 164kg(車いす部含む。マットレス除く) 希望小売価格 90万円(税抜・配送・組み立て費用別) 発売日 2017年1月20日 製品概要ベッドが縦半分に分離して車椅子となる、離床アシストロボットです。利用者を持ち上げることなく車椅子側に移乗できるため、介助者の負担が軽減するだけでなく、移乗介助にともなうケガなどのリスク軽減も期待できます。ベッドが車いすに大変身!離床アシストロボット「リショーネPlus」|パナソニックエイジフリー株式会社2016年4月に、介護事業を行う4つの会社を統合して誕生したパナソニックエイジフリー株式会社。施設・在宅両方に向けてサービスと商品を提供する、幅広い事業領域を持つ会社です。そんなパナソニックエイジフリー株式会社だからこそ開発できる介護ロボットが、今回ご紹介する「リショーネPlus」です。一見普通のベッドに見える「リショーネPlus」の魅力と、背後に隠された開発秘話に迫ります。パナソニックエイジフリーってどんな会社?―――まずはパナソニック エイジフリー株式会社様の会社のご紹介をお願いします。東京大学の非常勤講師も勤める河上日出生氏に話を伺ったパナソニックエイジフリー株式会社は、パナソニックを母体としている会社です。パナソニックエイジフリーの事業そのものは1998年にはじまり、来年でちょうど20周年になります。最初は有料老人ホームというサービスからスタートし、順次事業を拡大していきました。当社の一番の特徴は、介護用品を作る製造業と、商品やリフォームで生活環境を整える流通・小売業、そして在宅・施設向けの介護サービスを提供するサービス業と事業が多岐にわたり、かつそれぞれが専門分化・連携していることです。そのため、例えば施設のニーズにすばやく応えて商品を開発することが可能です。介護用品開発としては、ベッド、排泄系、入浴系などがありますが、最近は新しくロボット技術を使った取り組みをしています。ベッドが車いすに変身!新発想の移乗支援ロボット―――「離床アシストロボット リショーネPlus」とはどのような製品ですか?現在販売している「リショーネPlus」の前に、「リショーネ」という商品を発売しました。「リショーネ」は電動ケアベッドとフルリクライニング車いすを一体化した新商品です。ところで、電動ベッドがどういうものかはご存じですか?介護施設にあるベッドというのは、通常3モーター、3モーションと言われています。背上げ・足上げ・高さ調整ができるという意味で、だいたいこれがスタンダードです。我々はそういったベッドに、その半分が分離して車いすに変形するものを作ったということです。―――「離床アシストロボット リショーネPlus」開発の背景やきっかけを教えてください。「リショーネ」は、ベッドと車いすを分離合体させることによって、ベッドと車いすの移乗介助を手助けしようという商品です。「リショーネPlus」は、その改善版になります。「リショーネ」も「リショーネPlus」も、重介護度の方、いわゆる寝たきりの方を対象にしています。そういった方の移乗介助は通常、介護する人二人がかり、もしくは三人がかりで抱えて、ぐっと持ち上げて行われます。そうするとよく言われるように、介護する方の腰痛はもちろん、介護を受ける方が感じる苦痛、あるいは恐怖などが問題になります。さらには体の状態が変わることによる血圧の急低下や内出血などのリスクもある。重介護度の方の移乗は、すごく気遣う作業なんですね。我々は、そういった諸々のリスクや困難を伴う移乗介助を、介護する方も受ける方も安楽にできることを目指したのです。リフトより簡単、しかも早い。機能を絞ることで実現したこととは―――移乗というと、リフトを使用した移乗介助も考えられますが。厚労省のデータとしては、リフトを導入している介護施設はだいたい8%と言われています。我々としては、実際使われているのはその半分以下だろうと考えています。移乗用リフトには、移動できるタイプのリフトと、備え付けのリフトがあります。移動できるタイプは色々な所で使える良さはあるけれども、持ち運びが大変。備え付けのリフトは場所を取るなどの問題があります。また、スリングシートを使ってリフトで釣り上げるんですが、それには結構スキルが求められます。だからこそ「リショーネ」は、簡単に、すぐに導入できることを前提として開発しました。その分、対象の方を重介護度の方とかなり絞っている。絞り込むことによって良さを出しているということです。「リショーネ」とリフトの比較データがあります。ベッドから車いすへの移乗にかかる所要時間は、リフトに比べて約1/2、作業のステップ数に至っては1/4です。この作業工程の少なさは、導入後も持続的に使っていただくための大切なファクターです。―――開発中に特に気をつけたこと・こだわりはなんですか?実はベッドが真ん中で分かれるということが、業界的には非常識なことなんです。なぜ非常識かというと、床ずれ(=褥瘡)ですね、寝たきりの方は床ずれになりやすいと。我々はそこにチャレンジしました。床ずれは、マットレスの体圧分散性ととても関係があります。例えばベッドのシーツのシワひとつあってもいけない。そういう常識があるんです。そんな世界にあってベッドが真ん中にスパンと分かれているとなると、これ大丈夫なの?となる。そこで褥瘡(じょくそう)専門家の先生に入っていただいて、検証しました。検証の結果、一枚物のマットレスと違いがないということが確認できた。それでようやく商品化できたという流れがあります。試作を重ねて分かった、ロボットならではの解答―――「離床アシストロボット リショーネPlus」の開発でもっとも難しかったのはどんなことですか?実はリショーネも、もともとはこのような形ではなく、人を抱えるという持ち上げ型のロボットから始まったんです。でも持ち上げ型のロボットをエイジフリーの介護施設で使って意見をもらっているうちに、ちょっとこれではまずいなということになったんですね。機能としてはなかなかおもしろいんだけど、実際の現場で使い物になるかというのとはまた違う問題だと。例えば空間的な問題です。限られたお部屋の空間にロボットをいれると、足場がなくなってしまい、せまい。あとは安全面での問題です。持ち上げというのは、根本的に人が持ち上げるときのリスクをそのまま継承したものになっている。だからそこを変えないといけない。持ち上げ型ロボットから、ロボットでしか成しえない一体型ロボットへと変化 結局のところ、ベッドと車いすの間を移乗するならベッドが車いすになればいい、そうすれば持ち上げすらないということで、馴染みのあるベッドと車いすという形はそのままに、分離合体させるという商品になりました。これが、人にはできない、ロボットならではの答えの出し方だったと言えるんじゃないかなと思っています。―――リショーネとリショーネPlusでは何が違うのでしょうか?形が決まった後に様々な所で実証し、ようやく販売になりましたが、最初は100台限定・実勢価格としては130万程度で販売しました。「リショーネ」自体は、機能としては非常に受けれいてもらえたと言えます。その一方で、価格や安全性、運用性、利便性といったところで改善を強く求められました。それらを改善したのが、「リショーネPlus」です。「リショーネPlus」は、実勢価格を80万程度まで下げ、分離する方向を左右どちらも選べるように改善しました。さらに組み立て型にしたことによって、在宅介護でも使えるようになりました。移乗が楽になると、場に参加する機会が増える―――利用者の声・外部の評価・反響にはどんなものがありますか?在宅レンタルされた方からは、離床が一人でも安全・簡単にできるとの声が寄せられています。介護施設現場の反響としては、約70~80%のスタッフ様が身体的、心理的両方の負担が軽減されたと回答するなど、その有用性が実証されています。身体・心理双方の負担が8割低減したまた、車いすの使用回数や離床時間が大幅に増加すると同時に、利用者の口数やリアクションも非常に良化したという結果が出ています。介護する方の負担やストレスを軽減すると同時に、全介助を必要とする方が苦痛なく安心してベッドから離れ、場に参加する機会が増えることで心身が良くなった、元気になってきたという声をいただくのは、我々としても本当に嬉しいですね。介護する方、受ける方双方にお役立ちできるということを柱にしているので、そういう意味では目的通りの成果が出たなと自負しています。世界初!ISO13482を取得―――前モデルである「リショーネ」はISO13482に基づく認証を世界で初めて取得されていますね。ISO13482は生活支援ロボットの初めての国際安全規格です。我々は規格制定にも若干関わっていますが、ここでは新しい概念の安全の手法、すなわち機能安全が求められています。そのため、これまでの介護機器にくらべてとびぬけた安全性が必要になります。開発時も、求められる安全性にたいして、どうコストと折り合いをつけていくかが課題となりました。そこで我々が工夫したのは、機能安全にまつわる部分を極小化していくということでした。安全部分をある一点に閉じ込めることで、高い安全性を実現しながらできるだけコストを抑える。そういった安全性の設計の考え方を見直すのが、第一のハードルとなりました。ロボットが、「総介護時代」を明るくする―――介護職員の中には、介護ロボットの導入にネガティブなイメージを持っている人がいます。そのような人に、介護ロボットが受け入れられていくのには何が必要だと思いますか?ロボットというワードは非常に難しいんです。「リショーネ」も実は、最初はロボットとは名乗ってませんでした。ネガティブイメージを考えて、ロボットは強調しないでおこうとしたんです。でも、最近は国が力を注いでいることもあって、現場の方のロボット意識も高まっているし、抵抗感も緩和されてきていると感じています。むしろロボットを肯定的に捉え、「介護する方=ロボットオペレーター」いう肩書を新たに作ることで、介護業界に対するイメージの改善につながるのではないかという声が、介護現場から出てくることもあります。我々としては、「総介護時代」を迎えるにあたって、テクノロジーを取り入れることで少しでも介護に対して前向きになる、「明るい介護社会」に貢献できればいいなと思っています。編集部まとめ 取材にあたり、実際に「リショーネPlus」を体験してみました。寝転がってみると、ベッドが真ん中で分かれているのを全く感じさせない寝心地の良さに驚きます。分離合体するときは、大きな衝撃や音もなく非常にスムーズ。介護する側と受ける側の顔を見合わせられる距離・位置で操作してくれるので、安心して身を任せられました。取材して感じたのは、介護ロボットが単なる「負担軽減」にとどまらない、可能性に満ちたものでありうるということです。「リショーネPlus」による負担軽減は、介護を受ける方の場の参加につながり、ひいては精神的な変化をもたらしています。

「動かない」を検知して、心理的負担軽減へ|「ペイシェント・ウォッチャー」株式会社アルコ・イーエックス

「動かない」を検知して、心理的負担軽減へ|「ペイシェント・ウォッチャー」株式会社アルコ・イーエックス

寸法 直径250mm × 高さ75mm 対応ベッドサイズ シングルベッド 見守り範囲 ベッド周辺30cm程度 希望小売価格 198,000円(税抜) 製品概要赤外線カメラで部屋の明暗に関係なく撮影でき、部屋の様子を外から見守ることができる見守りシステムです。情報はインターネット経由でスマホやパソコンにお知らせ。ナースコールにつないでお知らせしたり、記憶メディアを装着すれば録画ができます。         「動かない」を検知して、心理的負担軽減へ|「ペイシェント・ウォッチャー」株式会社アルコ・イーエックス株式会社アルコ・イーエックスは、約30年間鉄道のソフトウェア開発を行ってきました。今年4月、そんな会社が介護ロボットを発売します。「ペイシェント・ウォッチャー」は、クラウドシステムを活用した新しい病床見守りシステムです。同社の代表取締役である木田氏に、開発の背景や製品の魅力を伺いました。クラウドシステムを組み合わせた新しい見守りのカタチーーー御社の事業内容を教えてください。弊社はもともと、鉄道関係のソフトウェア開発を行ってきた会社です。電車を時刻表通りに運行させたり、安全に稼働するさせるための鉄道業務知識が必要とされるソフトウェアを開発してきました。しかしリーマンショックの影響で、それだけでは事業が立ちいかなくなってきました。そこで何か新しいことを始めようと、業務知識が少ない人でも出来るWebプログラミングを使ったクラウドシステムの開発を始めたんです。そんなある日、富士通株式会社から患者見守り技術の特許ライセンスを使わないかと打診がありました。それをきっかけに、クラウドシステムと見守り技術を合わせて、新しい見守りシステムが作れないだろうかと思考するようになりました。それが今回の病床見守りシステム「ペイシェント・ウォッチャー」の製品化につながったのです。ーーー特許技術やクラウドシステムなど、すでにあるものを組み合わせて新しいものを開発されたんですね。そうですね。良い技術があっても、どのように使うかが問題になってきます。クラウドシステムと組み合わせた「ペイシェント・ウォッチャー」は、在宅でも施設や病院と同じ環境で見守りをすることが可能になるんです。ーーー在宅でもすでに導入されていますか?発売してからまだ数週間しかたっていませんので、残念ながら実績はありません。しかし、施設や病院ではすでに導入し、ご利用いただいています。我々としては、在宅介護の方に使っていただくことも念頭に置いて開発してきました。「ペイシェント・ウォッチャー」は、施設はもちろんのこと在宅介護の負担も減らしていけると確信しています。「動かない」も検知!ペイシェント・ウォッチャーだからできることって?ーーー病床見守りシステム「ペイシェント・ウォッチャー」について教えてください。「ペイシェント・ウォッチャー」は、赤外線カメラで撮影した画像を解析し、異常を知らせる見守りシステムです。通知は、クラウドを通じてパソコンやスマートフォンへ飛ばすことはもちろん、ナースコールを鳴らすことも可能です。使い慣れたナースコールに組み込むことで、既存のオペレーションに違和感なくなじむことができます。また、USBスロットに記録メディアを差し込むと録画をすることも可能です。ーーーどんな動きをしたら、ナースコールにお知らせが行くのですか?対象者に合わせて設定することが可能です。例えば、起床だけ知らせるとか離床だけ知らせる、あるいはどちらも知らせるということができます。また設定によって、動きだけでなく「動かない」ことを検知させることも可能なんです。これまでの見守りシステムには、主に離床マットが使われてきました。要介護者が起き上がり、離床マットを踏むことで動いたことを知らせるというものです。しかしこれでは、要介護者が「動かなくなった」ことには気づけません。動かないことを検出できることは、カメラを使った見守りシステムならではの機能なんです。現場の声を吸い上げた改善が「安心」を実現ーーー寄せられた意見や反響はありますか?「ペイシェント・ウォッチャー」は、発売するまでに複数の施設で実証実験を行いました。その過程でさまざまな要望が出てきました。ナースコールとの接続もその時に出てきた要望の一つです。今後も、より介護従事者が安心して負担なく見守りできるシステムにするために、改善を重ねていくつもりです。編集部まとめ 「これまでの離床通知システムとの最大の違いは、動くことだけでなく「動かない」ことをも検知できるところだ」という木田氏の言葉に、既存の見守りシステムとは違うペイシェント・ウォッチャーの可能性を感じました。見守り作業は、常に気にしていなければならない、見逃してはならないという心理的な負担をともないます。ペイシェント・ウォッチャーが人間の目の代わりをしてくれることで、業務負担とともに精神的なプレッシャーを軽減することが期待できるでしょう。

二段構えセンサーで離床をキャッチ!|「EVER Relief」株式会社構造計画研究所

二段構えセンサーで離床をキャッチ!|「EVER Relief」株式会社構造計画研究所

外形 (メインセンサ)W=340mm, H=64mm, D=18mm オプション バイタルデータのクラウド化・分析 希望小売価格 195,000 円(税抜) 製品概要2種類のセンサーを活用した、誤報や失報が少ない離床・見守りセンサーです。起き上がり動作を正確に検知するだけでなく、バイタルデータを利用した見守りが可能です。メインセンサをマットレスの下に敷き、サテライトセンサを壁に貼り付けるだけなので、特別な設置工事は不要です。二段構えセンサーで離床をキャッチ!|「EVER Relief」株式会社構造計画研究所建物の構造設計からスタートした構造計画研究所は、そこから派生した様々な事業を展開しています。そんな構造計画研究所が、介護ロボットを開発しました。それが、離床リスク検知センサー「EVER Relief」です。これまでに培ってきたセンサー技術やノウハウが生かされた「EVER Relief」の魅力と、開発に携わる担当者の想いを伺いました。実はセンサーのスペシャリスト。「人の動き」を検知するセンサー作った理由ーーーまずは、御社の事業紹介をお願いいたします自身も介護施設へ何度もヒアリングに行ったという坂木氏に話を伺う 弊社は1959年に創業して以来、建物の構造設計業務をはじめとしたさまざまな業務を行ってきました。弊社の構造設計は、古くは熊本城の天守閣再建工事や、近年では六本木ヒルズなどにも採用されています。建物の高層化や複雑化にともない建築の構造計算に日本で初めてコンピュータを導入してからは、ソフトウェア開発やシミュレーションを活用した各種コンサルティングなどで、防災対策からマーケティング支援などへと事業が広がっていきます。現在では、世界中の最先端技術を持つ企業とコラボレーションしつつ、幅広く社会の問題解決に取り組んでいます。ーーーなぜ、建物の構造設計をしていた会社が介護ロボットの開発を始めたのでしょうか?当社が福祉・介護製品を開発したのは、今回の「EVER Relief」が初めてのことです。元々持っていたソフトウェア開発技術やセンサー技術を新たな分野で生かせないかと考え、介護分野に参入したという流れです。もっとも、人の動きを把握するセンサー技術を生かして安全・安心に繋げるという理念は、介護だけでなく弊社のあらゆる事業に共通して言えることです。早さと精度の秘密は2つのセンサーにありーーー「EVER Relief」はどんな製品ですか?離床センサーと呼ばれるものの一つです。従来のスイッチ式の離床通知装置と大きく異なるのは、起き上がり動作を捉えて通知をするという点です。そのため、失報や誤報が少ないのが特徴です。ーーースイッチ式の離床通知装置は失報や誤報が多いのですか?多くのスイッチ式装置は、要介護者がベッドから降りたときに装置を踏むことで立ち上がりを知らせるとか、ベッドから離れたらナースコールが鳴るといった仕組みをとっています。そのため、前者であれば装置を踏まれなかった場合に失報となりますし、後者であれば寝返りと区別がつかず誤報となるケースがあります。「EVER Relief」は、ふたつのセンサーで起き上がりを検知します。ひとつ目は動きや心拍・呼吸を検知するメインセンサー、ふたつ目は起き上がり動作を検知するサテライトセンサーです。センサー技術に新規性があるというわけではなく、ふたつを組み合わせた点に弊社の独自性があります。では実際に「EVER Relief」を体験していただきましょう。EVER Reliefのデモを体験!「EVER Relief」は2つのセンサーで離床を検知メインセンサーでは、心拍・呼吸と起き上がり始めの動作を捉えます。しかしそこだけだと寝返りと区別がつかないこともあるため、体が起き上がったときに作動するサテライトセンサーと組み合わせることで、起き上がりを立体的に捉えていきます。センサーには3つの状態があります。安静に寝ている状態である「スタンバイ」、メインセンサーのみが起き上がりを検知した状態「リスク」、サテライトセンサーが検知した状態「アラート」です。「アラート」状態になってはじめて、ナースコールが鳴るようになっています。 ーーー「リスク」ではナースコールは鳴らないんですか?鳴りません。単なる寝返りの可能性があるからです。これにより寝返りによる誤報が劇的に減少します。モニターでグラフの動きが逐一分かるデモ用のモニターをご覧ください。ここにグラフの線が3本ありますね。真ん中のグラフが動きを捉えています。ーーー触っていなくてもグラフが反応しています。非接触なので、手を上にかざすだけで動きを検知します。通常はマットレスの下に取り付けるので、身体に干渉しません。サテライトセンサーは、上体を起こしたときに検知するような位置の壁に取り付けます。「リスク」の状態で、サテライトセンサーを反応させてみましょう。ーーーサテライトセンサーに手をかざした瞬間に疑似ナースコールが光りました!すごく早いんです。ですので、ナースコールが鳴るタイミングがちょうど良いという声もいただいています。ーーースイッチ式よりも早いんですか?起き上がった瞬間に検知するので早いですね。スイッチ式、とくに踏んだら鳴るというタイプのものは、知らせた時点でもうベッドから降りてしまっているわけです。でも現場のニーズとしては、ベッドから降りる前に知らせてほしいと言われる。なぜなら、足をついた瞬間から、転倒リスクが高まっていくからです。足をついた状態で知らされても遅すぎるんですね。ーーー上下のグラフは何を表しているんですか?上が心拍、下が呼吸を表しています。このふたつは、動きがない状態が続くとアラート状態になります。これにより、就寝中の看取り検知が可能になります。赤が心拍、緑が体動、青が呼吸をあらわすーーー看取り検知というと、お亡くなりになったのに気づくということですか?そうです。夜間勤務者のストレス要因には、要介護者に怪我をさせてはならない、亡くなっていることに気づかず放置してはいけない、というふたつがあるんです。ーーー亡くなったまま放置すると、罪悪感を覚えるということですか?もちろんそれもありますが、亡くなっていることに朝方まで気づけずにいると、事件性があるかもしれないということで警察を呼ぶことになってしまい、業務的な負担が増してしまうんです。だからこそ、プレッシャーを感じたまま見回りを続けなければいけないんですね。看取り検知ができる「EVER Relief」を使うことで、そうしたプレッシャーやストレスが軽減されます。実際に、「EVER Relief」を導入してから看取り検知ができたとおっしゃる利用者の方もおられます。スポット利用で価値を最大限に活かすーーーありがとうございます!続いて、開発秘話や課題をお伺いしていきます。ーーーどんな方が適しているのでしょうか?要介護度が何度くらいといった規定を設けているわけではありませんが、やはり動きを検知しているので、動ける程度の方にお使いいただければと思います。認知症の方や、気持ちは元気だけど身体が少しついていかない方、お薬などの影響で寝起きはふらつきが出る方などに向いています。ーーー離床センサーとしては少し高めの価格設定ですが。確かに、通常より高めです。ただし「EVER Relief」は、施設の方全員に使ってもらうというつもりではないんです。というのも、「EVER Relief」のような製品が必要なほど転倒リスクが高い方は、施設の中でもだいたい1割程度だと考えているんです。そういう方にピンポイントで利用していただき、そこまで転倒リスクが高くない方には従来のスイッチタイプを利用いただくなど、使い分けをしていただくことで費用対効果が高まります。介護現場の負担を減らすためにーーー現状の課題や今後の展開について教えてください。「EVER Relief」ではバイタルデータをとっていますが、現状では起き上がり検知・看取り検知のみに利用されています。しかし我々としては、そのデータに基づいて利用者の変調を事前にキャッチし、それをお知らせできればと考えています。あとは、もっと違和感なく現場で使っていただけるよう、細かい点を修正していく必要も感じています。使用上のちょっとした注意点は、面と向かって我々が説明すればもちろんご理解いただけますが、その方が次の人へ説明し、また次の人へ説明されていくとき、確実に忘れ去られていく。そういったことを極力なくし、現状のオペレーションにすっとなじむ介護ロボットこそが、現場に普及し持続的に使っていただけるのだと考えています。ーーー最後に、介護の現場で働く方へメッセージをお願いします。「EVER Relief」は、介護現場の負担を減らしたいという思いで開発しました。開発の過程で、介護施設に何度も泊まり込みをさせていただきヒアリングしてきましたが、結局、働いてる人の心に余裕がなければ良い介護にならないと思うんです。私たちは、働いてる人の心に余裕が生まれるような手助けがしたい、そう思ってやっています。編集部まとめ 実際に「EVER Relief」のデモをみて、その精度の高さに驚きました。非接触にもかかわらず、身体をかざすだけで心拍や呼吸、動きが検知されます。また起き上がり動作への反応も非常に速く、サテライトセンサーに近づいた瞬間、疑似ナースコールが光りました。「すでに既存の離床センサーに限界を感じている介護職員は多い」と言う坂木氏の言葉から、「EVER Relief」のニーズの高さがうかがえます。

シャワー式だから安全、なのにしっかり温まる。介護用入浴装置「美浴」|株式会社エア・ウォーター

シャワー式だから安全、なのにしっかり温まる。介護用入浴装置「美浴」|株式会社エア・ウォーター

製品名 リクライニング式シャワー入浴装置 NB2500 本体外寸 D2250×W1090×H1100(mm) 質量 75kg リクライニングチェアRS-06C3外寸 D1078×W615×H1110(mm) 製品名 車イス式シャワー入浴装置 RS-05 本体外寸 D1453×W991×H1155(mm) 質量 70kg フリーチェアRS-05C2外寸 D816×W562×H921~1121(mm) 製品名 ストレッチャー式シャワー入浴装置 NS5000 本体外寸 D2008×W948×H1510 質量 125kg 足踏式昇降ストレッチャーRS-10WASB-TL外寸 D2127×W680×H746~996(mm) 電動式昇降ストレッチャーRS-30WSB外寸 D2387×W660×H608~968(mm) 製品概要密封されたドーム内に超微粒子シャワーを噴射することで、入浴者が「お湯に包まれる感覚」を体感できる入浴装置です。寝たまま、もしくは座ったままの施設で入浴できるため、介助者の負担を最小限に抑えながら、安心・安全な入浴介助を行うことができます。シャワー式だから安全、なのにしっかり温まる。介護用入浴装置「美浴」|株式会社エア・ウォーター要介護者にとって、ADLや清潔を保つために不可欠な入浴。しかし入浴介助は、しばしば最も心的・身体的負担が大きい介助の一つに挙げられます。そんな入浴介助をサポートする機器として注目を集めているのが、介護用シャワー入浴装置「美浴(びあみ)」です。今回は エア・ウォーター株式会社の担当者に、「美浴(びあみ)」シリーズの魅力について伺いました。エア・ウォーター株式会社についてーーー御社の事業内容について教えてください。医療カンパニー 地域医療事業部の本橋氏に話を伺う 弊社は、医療用ガスのトップサプライヤーとして、高度医療から暮らしにかかわる医療まで、包括的な医療ソリューションを展開しています。手術室をはじめとする設備工事、SPDや受託滅菌などの医療サービス、医療機器、さらには在宅医療、福祉介護にも積極的に取り組んでいます。そのようななか、高齢化社会にともなってさらに福祉介護の分野を強化していこうということで、福祉介護施設の運営や福祉介護機器の製造販売を手がけるようになります。そのひとつが、快適な入浴介助を行える「美浴(びあみ)」シリーズです。 介護用シャワー入浴装置「美浴(びあみ)」とは?ーーー「美浴(びあみ)」シリーズについて教えてください。「美浴(びあみ)」シリーズは、ご自身で入浴できない患者、または高齢者施設なら高齢者の方に対し、入浴する人には心地よく快適に、介助する人には安心とゆとりのある入浴サービスを実現する超微粒子シャワー入浴装置です。入浴者は、専用のストレッチャー等で本体ドームに入り、そこからドーム内部の専用ノズルから噴霧される約300ミクロンの超微粒子シャワーにより、お湯に包まれるような入浴感を楽しめます。5分間程の入浴時間で、全身洗浄もすっきりとおこなえ、身体全体をしっかりと温めることができます。シリーズには、座ったまま入る車イス式、リクライニングチェアに座ったまま入るリクライニング式、ストレッチャー式があります。利用者の状態に合わせて3種類から選べる美浴(びあみ)シリーズの5つの特徴特徴1.シンプルな操作性 「美浴(びあみ)」シリーズの特徴は5つあります。 まず1つ目は、シンプルな操作で入浴介助が可能となるため、職員の介助負担が軽減されることです。通常、介護浴槽での入浴介助は事前準備が必要で、従来式のものは約30分前から入浴準備をします。しかし、「美浴(びあみ)」の場合は、ボタンを一回押すと自動暖気運転が開始され準備が完了し、その時間も約2分と非常に短時間です。入浴は専用ストレッチャーを本体ドームへの移動と退出する簡単な操作手順で1人の職員でおこなえます。特徴2.短時間で充実ケア同時に洗髪・洗身が可能なため、1人あたりの入浴時間は約5分にまで短縮できる 2つ目は、短時間の入浴で、充実したケアができることです。 通常の入浴介助は、大きく「入浴」と「洗髪、身体を洗う」という行為の2つに分けられます。「美浴(びあみ)」の特徴は、その2つの行為を同時にできる点にあります。つまり、入浴しながら、介助者が同時に洗髪したり、横から手をいれて洗うことができるのです。そのため、通常1人に10~20分かかると言われている入浴介助も、「美浴(びあみ)」なら約5分、およそ1/3の時間で行えます。特徴3.清潔で安全な入浴3つ目は、常に新しいお湯を使用するため、感染等の予防に優れていることです。入浴者間の交差感染や失禁等も気にせず清潔な入浴がおこなえます。また、シャワー式の利点としては、入浴者が溺れたり誤飲したりすることもなく、安全性に優れていることも挙げられます。 特徴4.低ランニングコスト仕様 4つ目は、低ランニングコスト仕様である点です。 先ほど、お湯は常に新しいものを使用すると述べましたが、シャワーはミスト状なので、貯湯式に比べ圧倒的に使用量が少ないのです。具体的に言うと、1人あたりの1回の使用湯量はわずか約75リットルで、これは貯湯方式とくらべ約1/3です。特徴5.入浴感と保温効果超微粒子シャワーとサウナ効果で、全身ムラなく温まる 5つ目は、確かな入浴感と保温効果があることです。 日本では特に、「湯船に浸からないとお風呂に入った気がしない」という方が多くいらっしゃいますが、「美浴(びあみ)」はそういった方にも、気持ちよく快適な入浴感や保温効果を感じていただけるよう様々な工夫を行っています。美浴(びあみ)の操作方法ーーー操作についてもう少し詳しく教えてください。介助窓から効率よく的確に入浴者の身体を洗うことができるご利用者の方を専用車イスもしくはストレッチャーに乗せ、本体ドームの中に移動します。その後、操作パネルでスタートボタンを押しシャワー入浴が開始します。次に本体に付属しているハンドシャワーで同時に洗髪をおこないます。次にボディシャンプーボタンを押すと、保湿効果のあるコラーゲン配合のボディソープを含んだシャワーが噴霧されますので、本体ドームの横から手を差し入れてご利用者の身体を洗います。開始から仕上げまでは約5分です。このように一連の入浴介助を本体ドーム内でおこなえるので、各操作や動線手順も簡素化され利便性を高めることができます。 ーーー身体が隠れるので、プライバシーの面でも心理的負担が減りそうです。 貯湯式でもご利用者にタオルで隠すなどしますが、ドームの中に入る「美浴(びあみ)」シリーズは安心感が違うと言えるかもしれません。介助する側だけでなく、される側の羞恥心や心的負荷が軽減されるので、これまで裸になることに抵抗があって入浴をしたがらなかった方も、「美浴(びあみ)」シリーズなら安心してお入りいただけるという声を聞きます。 ーーー安全面はいかがですか? 入浴介助中の事故には、高温によるやけどや溺れなどの溺水事故がありますが、「美浴(びあみ)」シリーズはセンサーで自動的に温度管理をして高温と低温を遮断するセーフティー機能付きです。また、お湯を貯めないので溺れなどの事故もなく、その心配はありません。こだわりと反響ーーー開発時のこだわりを教えて下さい。 入浴感にはこだわりました。シャワー式でもお湯に包まれているような入浴感、芯まで温まっていると感じられる工夫をしています。例えば、シャワーを出すと本体ドームはサウナ状態になりますが、そのままにしておくと天井部から水滴が落下します。せっかく温まっているのに、冷たい水滴が落ちてくると気が削がれますよね。そのようなことがないように、「美浴(びあみ)」シリーズは天井内部に水滴防止加工を施しています。 ーーー「美浴(びあみ)」シリーズを導入している施設からの反響を教えてください。 介助負担が軽減され本当に助かっているというお声が一番多いですね。運営者側からは、コスト削減につながったというご評価もいただきます。先ほどお伝えしたとおり、上下水道光熱費が減るという面ももちろんですが、入浴時間を短縮させることで、これまで入浴介助にあてていた時間を他のケアに回すことができるという面でも費用対効果を感じていただいています。今までの入浴時間を違うケアの拡充に使ったりスタッフのローテーションを変えたりすることで、ケア全体の見直しにつながっています。今後の展開とメッセージーーー今後の展開を教えてください。 超高齢化社会を迎え、介護は地域単位の包括ケアに向かっていっています。その流れでは、今後小規模施設向けへの需要に対した商品ラインナップが重要視されてくると考えます。 また、今後も介助負担の軽減を追求し、快適で安全性の高い商品を開発をしていきたいと考えています。 ーーー最後にメッセージをお願いします。日本国内でのシャワー式装置のシェアはまだ低く、貯湯式の入浴が多いのが現状です。しかし、事業開始した2004年当時からは市場での認知も高まり、実績からも着実にニーズは増えていると実感しています。 直近で言えば、昨今の人材不足や介護度の上昇で、「美浴(びあみ)」シリーズの特徴にご注目をいただけるようになってきました。介護機器を活用することで、介助負担の軽減や安全性を高め、また、業務の生産性の見直しを図るなど、入浴場面における改善策として「美浴(びあみ)」シリーズの商品構成が施設における課題解決に合致してきたと感じています。 以前は「シャワー式」というネーミングだけで「湯船に浸からないと満足しない」という反応が見受けられましたが、全国でデモ機による体験入浴会を始め、お客様の反応も変わってきました。実際に体感入浴をしていただくと、「美浴(びあみ)」シリーズの良さを理解していただけるからでしょう。「シャワーだけの入浴では物足りない」と感じられる方も、まずは「美浴(びあみ)」シリーズを体感していただきたいです。編集部まとめ「ぜひ一度体感入浴していただきたい」――そう強く話す本橋氏の言葉からは、「美浴(びあみ)」シリーズの”入浴感”に絶対の自信があることがうかがえます。介助負担が最も大きいものの一つである入浴介助が劇的に楽になるのはもちろん、介護を受ける側としても、安全とプライバシーに配慮された新しい入浴のカタチに期待が高まります。

新しい排泄介護の形!全自動排泄支援ロボット「ドリーマー」|アド・ロールス株式会社

新しい排泄介護の形!全自動排泄支援ロボット「ドリーマー」|アド・ロールス株式会社

寸法 幅475mm×奥行き615mm×高さ575mm重量30kg電気代10円1日目安 使用状況によって異なります 製品概要排泄物の吸引から洗浄・乾燥・微風乾燥まで行う全自動排泄支援ロボットです。本体に洗浄水と汚水タンクをセットし、被介護者の方に専用カバーを貼り付けたカップを装着するだけで排泄処理を行ってくれます。新しい排泄介護の形!全自動排泄支援ロボット「ドリーマー」|アド・ロールス株式会社排泄は人間の生活に不可欠であり、排泄介助は要介護者の尊厳にも大きくかかわります。しかし食事や入浴と違い不定期で発生するため、他の介護に比べて負担が重いのも事実です。そんな排泄介護を全自動で行ってくれる夢のような介護ロボットが、今回ご紹介する全自動排泄支援ロボット「ドリーマー」です。「ドリーマー」の開発・販売を手がけるアド・ロールス株式会社に、魅力やこだわりを伺いました。次世代オムツから全自動排泄支援ロボットへーーー御社について教えてください。アド・ロールス株式会社 常務取締役の近藤氏に話を伺う当社は、全自動排泄支援ロボットの「ドリーマー」を開発・販売している会社です。もともと次世代の介護用オムツの開発を手掛けていたのですが、介護の人手不足や排泄介助の負担に関する調査を進めていった結果、最終的に自動排泄ロボットの開発をスタートすることにしました。全自動排泄支援ロボット「ドリーマー」とは? ーーー全自動排泄支援ロボット「ドリーマー」とはどのような製品ですか? 「ドリーマー」本体(下)と専用カバーをつけたカップ(上)「ドリーマー」は、排泄介護を完全自動化した全自動排泄処理ロボットです。専用カップ付きの紙おむつを装着しスタートボタンを押せば、排泄物の吸引から洗浄、乾燥まですべて自動で行ってくれます。専用カップにセンサーが搭載されており、そこで尿か便かを判断し、約0.1秒~0.2秒後に処理を開始します。まず排泄物を吸引し、専用カップについた2つのノズルから温水が出て陰部と肛門を洗浄します。その後、温風が出て肌やカップ内を乾燥します。また、多層フィルターで24時間断続的に臭いと湿気を取り除いているので、要介護者の方はもちろん、介護者の方も臭いによる精神的負担が軽減されます。排泄物は本体に内蔵されている汚水タンクに溜まるあとは、汚水タンクに溜まった排泄物をトイレに流すだけです。タンクの処理回数は利用者の排泄量に応じて変わりますが、オムツと比較すると排泄物を見る、触れる機会が激減するというのが大きな利点でしょう。ーーー「ドリーマー」の対象はどのような方なのですか?「ドリーマー」のご利用をおすすめしているのは、要介護度で言えば4~5程度の方です。寝たきりの方や自立した排泄が困難である方、夜間や介護者不在時にオムツを使用している方を想定しています。ALS(筋萎縮性側索硬化症)や脊椎損傷等の難病、または下肢の障害をお持ちの方にもご利用いただいています。「ドリーマー」には手動スイッチがついているので、上肢が動く方などはご自分のタイミングで処理をスタートすることができます。そういった意味で、「ドリーマー」は自立支援にもつながる介護ロボットだと考えています。ーーー要介護者にとって、手動の場合も全自動の場合も排泄したあと処理まで待たされないというのは大きなメリットですね。そうなんです。介護というと、移乗介助や入浴介助、食事介助が挙げられますが、これらの介助は全てタイムリーに行うことができますよね。「朝7時に食事しましょう」とか「2日に1回入浴しましょう」といったように、必要なタイミングでの介助が可能です。しかし寝たきりの方や意思表示ができない方の排泄介助は、必要なときすぐに行うことができません。そのため不衛生さや臭いは、介護者・要介護者双方にとって大きな負担となります。また、とくに在宅で介護している場合は、夜中でも不定期の対応をしなければならず、睡眠や生活に支障が出るケースもあります。その点「ドリーマー」なら排泄直後に処理を開始してくれるため、これまで不可能だったタイムリーな排泄介助を実現します。いつでも清潔な状態が保たれるので、介護者・要介護者双方に快適さや安心を感じていただけます。特許も取得した専用カップへのこだわりーーー「ドリーマー」のこだわりを教えてください。一番のこだわりは専用カップです。専用カップに搭載しているセンサーやノズルによって排泄処理がすべて完了するのですが、専用カップは直接肌に触れるため、性能とともに快適なつけ心地の追求も不可欠でした。専用カップは柔らかすぎず固すぎない感触とフィット感のある形状を追求実は現在の専用カップが完成するまでに、10回以上のプロトタイプを作っているんです。仙骨など褥瘡になりやすい部分をはじめとした形状への工夫、絶妙な人肌感を与えるゲルやシリコンの使用といった素材への工夫など、クオリティにはこだわっています。利用者からの反響は?ーーーすでに利用している方からの反響を教えてください。要介護者の方からは、不快感がなくなった、介護を受ける後ろめたさや羞恥心が激減したというお声を頂いています。介護者の方からは、排泄介護にかかる負担が軽減し、自分の時間や他の介護の時間に充てることができたという声を頂いています。あるASL患者のご利用者の方は、「ドリーマー」による快適さはもちろん、家族に負担をかけず、休む時間を取ってもらえるうようになったことが何よりも嬉しいとおっしゃっていました。別の要介護者の方は、「ドリーマー」を使用してから臭いを気にする必要がなくなったため、来客者を呼ぶなど社交的になったとのことでした。介護家族の方からは、訪問ヘルパーさんを呼ぶ費用が減り、コストの面でも助かっているとおっしゃっていただいています。課題と今後の展開は?ーーー反響をうけて見えてきた課題はありますか?操作性や装着の簡略化には課題を感じています。「ドリーマー」はスタートとストップの2つのボタンのみで操作していただけるので操作自体は非常に簡単なのですが、実際にカップを装着したりホースをつないだりするステップに手間どるというご意見を頂くことがあります。当社では現場まで行き利用方法をご説明したり、無期限のお試し期間を設けていますが、アタッチメントのワンタッチ化などを進め、使いやすさを追求していくつもりです。実際の操作で使うのはスタートとストップの2つのみ。非常にシンプルだまた先ほどお伝えしたとおり、「ドリーマー」は要介護度4、5の方を対象としていますが、症状や状態によってはお使いいただけないこともあります。より多くの方にお使いいただけるよう、今後はバリエーションを増やしていくことも考えています。ーーー現在は在宅での利用が多いと思いますが、施設での利用についてはどうお考えですか?実は半年ほど前から、施設からのお問合わせがとても増えているんです。夜間などの人手が薄くなる時間帯に使いたいなどのニーズが多かったため、現在「ドリーマー」が施設で有効利用できるのかのモニタリング調査を行っています。ーーーモニタリングではどういった反応がありますか?すでに評価いただいているのは、衛生状態が改善したことによる汚物感染や陰部感染の減少です。排泄物を放置せず、すぐ洗浄してくれる「ドリーマー」だからこその評価だと自負しています。また我々としても予想外だったのが、臭いの減少による労働環境の改善という観点での評価です。精神的な苦痛が軽減された結果、スタッフの定着率や満足度が向上するという反響をいただいています。ーーー逆に、施設利用ならではの課題はありますか?施設や病院では、排泄物から健康状態を判断することがあります。そのため、便の状態や量を確認できる機能を追加していくことも新たな課題として見えてきましたね。運用方法にも課題があります。「ドリーマー」を1台のみ導入している施設では、汚水タンクの洗浄や洗浄水タンクの補充などが逆に手間を増やしているというのが現状です。しかし、5台導入している施設ではそれらの業務をルーチンワークに組み込んでいるため、排泄介護の負担が軽減したという結果が出ています。「ドリーマー」運用に必要な業務を、いかに施設のオペレーションにマッチさせるかが今後の課題となりそうだと言えるでしょう。メッセージーーー「全自動」「1日1回のおむつ交換でOK」というと、「介護放棄や寝たきり増長につながるのでは」と不安を感じる方もいるようですが。自身も頻繁に現場へおもむき、操作説明やヒアリングを行うという近藤氏現在オムツを利用している要介護者にとって、オムツ以外の選択肢はほぼありません。そのため「オムツ介護が良い」と考えがちですが、はたして本当にそうなのか、一度立ち止まって考えていただきたいなと思います。私たちは、排泄物を放置せず、人の手を使わずタイムリーに処理できるほうが、要介護者の快適さや尊厳の尊重、自立支援につながるのではないかと考えています。また、介護者の方に、排泄介護に追われていた時間をコミュニケーションの時間やより人間味のあるサービスに充てていただくことで、ケア全体の質の向上にもつながればいいなと思っています。当社では無料のお試し期間を設けているので、少しでも興味のある方はまず試していただき、肌に合うか合わないか、どれくらい負担が軽減されるのか、どれくらい費用対効果があるのかなどを実感していただきたいですね。付属品 ※特定福祉用具購入品目 品名 ・カップ・吸引用ホース・汚水タンク・サイドパッド 備考 カップと吸引用ホースは、汚れがひどくなった段階1~2年で交換をおすすめします。 消耗品 品名 専用カバー(専用紙おむつ) サイズ M・L

嚥下音を聞ける化・見える化「ごっくんチェッカー」|株式会社ハッピーリス

嚥下音を聞ける化・見える化「ごっくんチェッカー」|株式会社ハッピーリス

名称 ごっくんチェッカー マイクセンサー 27φ×5mm厚 アルミ/マイクケーブル1.4m スピーカー 135×100×105 mm、重量 460g (ABS) 販売価格 98,000円(税抜) 問い合わせ先 電話:03-5879-4260https://www.happyris.jp/contact/  製品概要「ごっくんチェッカー」は、嚥下音を見える化する介護ロボットです。高性能のセンサーで嚥下音や呼吸音をひろい、スピーカーで聴くことができます。嚥下音や呼吸音から、利用者がきちんと食べ物を飲み込んだかどうかをチェックすることがで、嚥下による事故の予防が期待できます。嚥下音を聞ける化・見える化「ごっくんチェッカー」|株式会社ハッピーリスさまざまな種類が発売されている介護ロボット。しかし、嚥下に特化した介護ロボットはおそらく今回ご紹介するものが唯一でしょう。「ごっくんチェッカー」は、嚥下音を”聞ける化””見える化”する介護ロボットです。開発メーカーである株式会社ハッピーリスの代表取締役、吉田氏に詳しいお話を伺いました。 ハッピーリス 取締役の平井氏(左)、代表取締役の吉田氏(中央)、インターン生の大神氏(右) 集約技術のスペシャリスト|ハッピーリスってどんな会社?ーーー株式会社ハッピーリス様の会社のご紹介をお願いします。当社は、集音技術を応用したさまざまな製品を開発・販売しているメーカーです。例えば産業用の異音検査センサーは、工場内で製造中の製品が動作不良を起こす時の小さな軋み音を、騒音下であっても採取することができ、不良であることを知らせます。周りの音を一切拾わずに、必要な音だけ検知するという特殊な集音技術で、生産工場はもちろん医療機関などの分野でお使いいただいています。ーーー医療分野ではどのような製品を開発しているのですか?医療分野では、「ケアレコ」という音響機器を開発しました。「ケアレコ」は、聴診器から聞こえる体内の音を携帯電話に録音したり、通話相手に聞かせることができる機器です。販売開始後、教育の場で心音を大きな音で聞かせたいという要望があり、スピーカーとつなげるタイプも開発しました。「ごっくんチェッカー」開発の背景ーーー「ごっくんチェッカー」は嚥下音を”聞ける化””見える化”した商品です。なぜ嚥下に着目したのでしょうか?「ごっくんチェッカー」は、高齢者の摂食・嚥下障害に詳しい東京医科歯科大学の准教授である戸原 玄先生が、「ケアレコ」をお使いになったことがきっかけで開発をはじめました。戸原先生が「ケアレコ」を使いたいとおっしゃったとき、「なぜ嚥下障害の専門家が?」と疑問に思い、診療に立ち会っていろいろお話を聞いたんです。そこで初めて嚥下障害や誤嚥性肺炎などの問題を知りました。さらに1年ほど訪問診療などに同行し、介護家族の方やヘルパーさんからヒアリングした結果、誤嚥が怖くて食事介助が心理的な負担になっていることが分かってきました。そこで、嚥下音を”聞ける化”・”見える化”して、少しでも誤嚥を減らす商品が作れないかと考えるようになったんです。ごっくんチェッカーとは?ーーー「ごっくんチェッカー」とはどのような製品ですか?ごっくんチェッカーは、嚥下音、つまりモノを飲み込むときの「ごっくん」という音を聞いて、正しく飲み込めているかを確認できる機器です。ごっくん音のチェックにより、誤嚥していないか、喉頭残留がないかなどが判断できるので、安心で安全な食事介助につながります。また、嚥下障害のある方のリハビリやトレーニングにも役立ちます。「ごっくんチェッカー」で嚥下音を聞きながら、正しい嚥下の指導や効果測定が可能です。ーーー使い方を教えてください。「ごっくんチェッカー」では、音で嚥下を確認する方法、グラフで嚥下を確認する方法の2つがあります。音で嚥下を確認する方法まずは音から聞いてもらいましょう。「ごっくんチェッカー」はスピーカーアンプとセンサーの2つから成り立ちます。はじめに、ベルトでセンサーを喉元に固定します。 ベルトでセンサーを装着した状態この状態で水を飲んでみます。何が聞こえますか?ーーーかなりはっきりと飲み込む音が聞こえました。呼吸の音もとても良く聞こえますね。はい。実は誤嚥の判断には、息の音が非常に重要なんです。人間は、何かを飲んだり食べたりしたあと、たいてい必ず息を吐きます。その音にノイズなどがないことを確認することで、正しい飲み込みかどうかを判断しているんです。ーーー正常でない飲み込みの場合、どのような音がするのでしょうか?息を吐くときに「ゴロゴロ」という音が聞こえるときは、喉頭残留の証拠です。のどに食べ物が残ってしまった状態ですね。この音が聞こえたら、咳払いを促すなどして、音が消えたことを確認します。 グラフで嚥下を確認する方法次に、嚥下を”見える化”したグラフをご覧いただきます。 飲み込み音をグラフで表した図。左上のグラフが理想的な飲み込み音を示す3つグラフがありますが、まずは左上のグラフをご覧ください。縦軸が圧力、横軸が時間を表しています。これが良い飲み込みのグラフです。ーーー短く「ごっくん」しているという感じですかね。そうです。通常、良い飲み込みは「ごっくん」が短いです。つぎに、左下の黄色と緑の矢印の波形をご覧ください。左上の波形と比べて、一回の飲み込みに時間がかかっているのが分かりますね。これは、飲み込む力が弱くなっている証拠なんです。この波形が出たら、喉の筋肉を鍛えたほうが良いといえます。最後に、右下の青色の矢印の波形をご覧ください。これを見て何か分かることはありますか?ーーー波形の形が正常のものと全く違いますね。長く圧力がかかっているんですかね。これは誤嚥の波形です。波形が減衰していないということは、気管で一定期間圧力がかかり続けているということを意味します。つまり、気管の中にモノが入っている状態を表しています。この波形がでたら誤嚥しているということなので、気管から残留物を排出させるという対処をすることになります。このように咽頭残留と誤嚥を区別して波形で”見える化”させたのは、世界的に見ても初めてのことです。食事介助だけじゃない「ごっくんチェッカー」の活用このグラフを活用して、その人の嚥下力を見たりトレーニングやリハビリに活かしたりすることもできます。これまで、嚥下力が低下している人が安全に食べられる食べ物や調理方法を知るには、医師による内視鏡検査や造影検査などをするしかありませんでした。しかし「ごっくんチェッカー」を使えば、有資格者でなくてもすぐ調べられるんです。硬さの違う食べ物を用意して、その飲み込み具合を確認することで、その人の嚥下力を知ることができ、それによって最適な食事を提供することができます。また、2014年から現在まで、浜松市リハビリテーション病院の藤島一郎先生に「ごっくんチェッカー」の検証や改良のご協力をいただき、嚥下障害のリハビリにも役立つことが立証されました。患者さんご自身に自分の飲み込み音を聞いてもらうことで、良い嚥下を学習することができるのです。ーーー自分の飲み込み音が聞こえると、やる気も出そうですね。そうですね。リハビリやトレーニングのモチベーションアップにもなりますし、食欲増進にもつながります。反復唾液嚥下テスト(RSST)をやってみた飲み込み力をチェックする方法のひとつに、反復唾液嚥下テスト(RSST)があります。これは、30秒間に唾液を飲み込み続け、その音やグラフを確認するというテストです。実際にやっていただきましょう。 実際のテスト結果。「嚥下力に問題はない」とのことで安心結果は、このようにグラフで出ます。グラフを見る限り、嚥下力に問題はないようですね。問題がある場合は、その部分が黄色や緑で表示されるようになります。 問題がある嚥下が行われた場合のグラフ例。該当箇所が色塗りされるテストによる定期的なチェックで、常に最適な食事提供や姿勢指導が可能になるため、誤嚥や窒息の予防になります。利用者の反響ーーー反響にはどのようなものがありますか?介護する方からは、誤嚥を放置してしまう心配がなくなったので、安心して食事介助にあたれると言っていただきます。また、食事介助を受ける側も自分が食べたり飲んだりした音が聞こえるため、次の一口に進みやすく、食事介助全体にリズム感が出て、スピーディになったという声も多いです。ーーー食事介助の時間や負担が軽くなり、業務負担も軽減されたということですね。その他には、食事介助支援としてではなく、コミュニケーションツールしてもお使いいただいている方もいます。「ごっくんチェッカー」は小さな音も拾い聞こえやすくするので、声が出にくい方がコミュニケーションをとるときに装着する例もあります。ごっくんチェッカーで介護業界を変えていきたいーーー「ごっくんチェッカー」の登場によって、食事介助はどのように変化していくと考えますか?まずは、食事介助の心理的・業務的負担の軽減です。次に、誤嚥による肺炎や窒息の予防が今以上に広がっていけばと考えています。また被介護者にとっても、食事介助がスムーズに進むことでこれまでよりしっかりと食事を摂ることができます。加えて、今私たちが考えているのが、「ごっくんチェッカー」を活用した介護のワークシェアリング化です。「ごっくんチェッカー」を使えば、誰もが安全に食事介助ができるようになります。これまで食事介助をしたことがない方でも、例えば昼の1時間だけ食事介助の仕事にあてるということができるのではないかと考えているのです。今、「介護」というと、排泄や入浴などの身体介護に加え、部屋の掃除や身の回りの整理整頓などの生活サポートなど、ありとあらゆる業務が含まれます。しかし、「その中の食事介助だけやります」という人がいても良いのではないかと思うんです。業務を分業化することで「介護」のハードルが下がり、「それならできそう、やってみたい」という人が増えれば、介護人材の質の向上にもつながるのではないでしょうか。そういったワークシェアリングを促進するためにも、「ごっくんチェッカー」をはじめとした介護ロボットが活用されていけば良いなと思っています。今後の展開は?他分野の介護ロボットと協力し、「ごっくんチェッカー」の活用シーンを増やしていく予定です。例えば、正しい食事姿勢を確保するために、ベッドや車いすのロボットと連携させるなどを考えています。メッセージ身体の筋肉はスポーツなどで鍛えることができますが、喉の筋肉を日常的に鍛えているという人はほとんどいません。しかし実際には、嚥下力は40代くらいからだんだん低下していきます。口から食べ物を食べるという行為は、人間の尊厳にもかかわる非常に重要な行為にもかかわらず、あまり重視されていません。嚥下力の大切さを広めるためにも、「ごっくんチェッカー」が施設や病院だけでなく、スポーツジムやカフェなど、いろんなところに設置されると良いなと思っています。

車いすの概念を覆す!移乗・移動ロボット「Keipu(ケイプ)」|株式会社アイザック

車いすの概念を覆す!移乗・移動ロボット「Keipu(ケイプ)」|株式会社アイザック

寸法(W×D×H) 61×73×105cm 重量(バッテリ含む) 47.3kg 利用者最大体重 75kg 連続走行時間 約2時間40分(実測値) 製品概要Keipuは、後ろから乗り込めるタイプの新しい車いすです。介護者が利用者を抱きかかえたり、向きを変えたりする必要がないので、介護者の負担軽減に繋がります。その場で360度旋回できるので、トイレやエレーベーターなど狭い室内でもスムーズに利用できます。車いすの概念を覆す!移乗・移動ロボット「Keipu(ケイプ)」|株式会社アイザック介護事故の過半数を占める「転倒・転落」。その多くは移乗介助で発生しています(※)。日常生活の中で頻回に起こる移乗介助は、要介護者・介護者ともに危険とストレスの伴うものです。そんななか、転倒などの事故を減らすための全く新しい移乗・移動ロボットが開発されました。それが、今回ご紹介する「Keipu」(ケイプ)です。これまでの車いすの概念を覆すこのロボットについて、株式会社アイザックの渡辺諒氏に話を伺いました。※ よくわかる!移乗介助の事故事例について、その予防法と報告方法 より 株式会社アイザック「Keipu」担当の渡辺諒氏に話を伺う 病院と連携して開発ーーー御社について教えて下さい。当社は、医療・介護ロボットや災害対応ロボットを研究開発している会社です。医療・介護ロボットに関しては、福島県会津若松市にある一般財団法人温知会 会津中央病院と連携して研究開発を行っています。今回ご紹介する「Keipu」は後ろ乗りのコンセプトをベースに開発し、病院職員や患者様のご意見を頂きながら当社が製品化に向けて取り組んで参りました。「Keipu」とはーーー「Keipu」とはどのような介護ロボットなのでしょうか?「Keipu」とは、車いすへの移乗時に発生する負担や事故を減らすことを目的とした、新しいスタイルの移乗・移動ロボットです。「Keipu」の大きな特徴は、車いすのように背もたれが無く、バイクのように直接座面に乗り込めるスタイルを採用していることです。「Keipu」の座面をベッドの高さに合わせることで、ベッドや車椅子から直接のり移れるようになっています。これにより、車いすでの移乗で発生しがちな転倒や事故を減らすことができ、移乗介助にかかる介護者の負担を減らすこともできるのです。ベッドから「Keipu」まで、”地続き”のように移乗できる(画像:http://www.aizuk.jp/keipu.php) 二つ目の特徴は、その場で360度旋回できるという点です。そのため、電動車いすでは大きすぎて旋回できないトイレやエレーベーターなどの中でもスムーズに利用することができます。ーーーエレベーター内で方向転換している動画を拝見しました。ありがとうございます。電動車いすであれば通常、前向きに入って出るときにバックしなければいけませんが、「Keipu」は前向きに入って中で回転して、前向きに出ることができます。ーーー操作は電動車いすと同様ジョイスティックですか?そうです。ジョイスティックで前身・後退・旋回等の操作を行います。さらに、搭載されているタッチパネル式モニターでは、座面の高さ調整や5段階の速度調整も可能です。Keipu」のモニター画面。速度調整、座面の高さがタッチパネルですぐできる事前にベッドの高さなどが登録でき、ワンタッチで座面が調整される機能も。移乗介助の事故を減らすためにーーー開発のきっかけを教えてください。「Keipu」は、車いすでの移乗に潜む危険を何とかしたいという考えからスタートしています。車いすへ、もしくは車いすから移乗する際に向きを変えたり抱きかかえたりすると、事故や転倒の危険性がどうしても高くなります。そのため移乗機器や移乗リフトには、身体の向きを変えずに乗り込めるタイプのものが多いです。そうしたタイプの機器と電動車いすが一体化したようなものを作ろうというのが「Keipu」のコンセプトなのです。車いすが変わると、気持ちも変わるーーーKeipuのこだわりを教えてください。デザインにはこだわりました。「Keipu」をご利用いただいた方の中には、「 Keipuに乗ると車いすよりも目線が高くなるので、なんとなく気持ちが明るくなった」とおっしゃる方が多くいます。車いすだとどうしても立っている方に見下されているような位置関係になってしまうのですが、「Keipu」では立っている方とほぼ同じ高さになるため、心理的な負担が軽くなるのでしょう。「Keipu」に乗ったときの目線はこんな感じ。”座っている”という感覚は少ない。その他でも”福祉用具”らしさは強調しすぎず、健常者の方がお使いいただいても不自然でないようなデザインを心がけています。恐怖感が少ないから、活発になるーーー現在病院で試用運転中とのことですが、そこでの反響にはどんなものがありますか?病院での試用運転と並行して、自治体のレンタル事業にてすでに6ヶ所でお使いいただいている実績があります。そこでの反響をご紹介します。まずご紹介したいのが、これまで車いすを利用していた方のケースです。この方は、車いすでの移乗で転倒した経験があり、それ以来転倒への恐怖心から外出を控えてしまっていました。「Keipu」をご提案したところ、「これなら乗れるかもしれない」ということで使っていただいたのですが、車いすに比べ恐怖感なく使用することができたため、寝たきりのような状態が改善され、生活がとても活発になったのです。もう一つは、「Keipu」をレクリエーション的に活用している施設のケースです。先ほど申し上げたように、車いすよりも目線が高くなり明るい気持ちになる点にを特に評価していただき、ご利用者に移動の楽しみを実感してもらうのに活用しているようです。ーーー逆に、課題となるような反響はありますか?たくさんありますね。例えば、介護従事者の方が、こうした機器への移乗に慣れていない、という問題があります。介護従事者の方は、一般的に対車いすでの移乗介助を勉強されているのですが、「Keipu」のような前乗りタイプの機器への移乗介助をする機会が少ないのです。そのため、「Keipu」への移乗方法を新たに確立しなければいけないということがヒアリングから判明しました。もう一つは、価格です。電動車いすと同程度の価格で「Keipu」をご提供したいと考えているのですが、そこまでコストを下げることができていないのが現状です。ーーー価格は、介護ロボット業界全体の課題とも言えそうですね。こうした新しい機器に対する拒絶感はどうですか?たしかに、電動で動くことに対する不安を感じている方も少なくありません。病院や介護施設で使うことを想定しているので、ロボットがどれだけ安全でも、認知症の方などがついぶつかってしまったらどうするのか?などの声はあります。その点に関しては、介護ロボット自体の安全性を高めると同時に、現場の意識改革も必要だと痛感しています。「Keipu」のこれからーーー現在も試用運転中とのことですが、今後はどのように展開していく予定ですか?これまでの病院での試用運転では、利用者の声を重視して開発を進めてきました。これからはそれと同時に、介護をする側の声ももっと拾っていかなくてはと感じています。展開としては、現在もすでに一般の受注を受け付けておりますので、より多くの方に「Keipu」を知っていただき、使っていただければと考えています。そのなかで、今後も改良を続けながら実績を増やしていきたいです。生の声が「介護」を良くするーーーメッセージをお願いします。我々の一番の目的は、介護を受ける方や介護をする方々の悩みを解消できるようにものを作ることです。当社は病院と密に連携しているため比較的意見が聞き取りやすいですが、多くの介護ロボットメーカーはなかなか生の声を聞ける環境にありません。介護に携わる方もそうでない方も、ぜひ積極的に意見を発信していただき、いっしょに「本当に良いもの」を作っていければと思っています。編集部まとめ病院と連携して研究開発が進められるという強みを活かし、介護者・被介護者の声を取り入れて誕生した「Keipu」。国際福祉機器展での出展ブースは、「Keipu」に興味を持つ多くの人々で人だかりができていました。電動車いすと同程度の価格を目指しているという「Keipu」が私たちの手に届く日が待ち遠しいですね。

リフト式移乗機の問題を解決!床走行移乗機「ヘルパー育(はぐみ)」|キョウワアグメント株式会社

リフト式移乗機の問題を解決!床走行移乗機「ヘルパー育(はぐみ)」|キョウワアグメント株式会社

最大吊り上げ荷重 100kg(スリングを含む) 外寸(全高×全幅×奥行) 950mm×850mm×1040mm 総重量 43kg 充電時間 約6時間 製品概要車いすへの移乗や車いすからの移乗を手軽にする、床走行式のリフトです。従来の移乗リフトに比べ、自由に移動でき、比較的安価な点が特徴です。臥床からの移乗も負担なく、安全にできます。リフト式移乗機の問題を解決!床走行移乗機「ヘルパー育(はぐみ)」|キョウワアグメント株式会社介護職員の腰痛問題が取り沙汰されてから、「ノーリフティングポリシー」にもとづいて移乗にリフトを使用する介護現場が増えています。しかし実際には、導入コストや機能性のために、リフト式移乗機がうまく活用されていないケースも少なくありません。そうした従来の移乗用リフトの課題を克服した、新しい床走行式リフトの開発を行っているのがキョウワアグメント株式会社です。2017年9月末に開催された国際福祉機器展では、床走行式リフト「ヘルパー育(はぐみ)」の改良版が展示されていました。「ヘルパー育(はぐみ)」そしてその改良型機器について、キョウワアグメント株式会社の代表 柵木貞雄氏に話を聞きました。キョウワアグメント株式会社 代表の柵木貞雄氏に話を伺う 吊り下げ型リフト式移乗機の問題解決を目指すーーー昨年、床走行式リフト「ヘルパー育(はぐみ)」の販売を開始されました。今回出展しているのは、その改良版なんですね。そうです。「ヘルパー育(はぐみ)」も一般的な移乗用リフトに比べて小型ですが、改良版ではそれをさらに小型化しています。移乗機にしてはかなり小型の「ヘルパー育(はぐみ)」改良版。ーーーまずは「ヘルパー育(はぐみ)」について教えてください。「ヘルパー育(はぐみ)」は、これまでの吊り下げ型リフト式移乗機の問題解決を目指した、新しい移乗機器です。従来の吊り下げ型リフト式移乗機には、機能性やコストなどにさまざまな課題がありました。ひとつ目は、装置が大きいため導入しづらいという問題や、導入コストが高いのに限られた場所でしか使えず共有性がないという問題です。それにたいして「ヘルパー育(はぐみ)」は小型化・床走行式にしたことで、施設内での移動が容易で、コストの面でも導入しやすくなっています。ふたつ目は、吊り下げるときの揺れが、被介助者の方に不安感や恐怖感を与えることがあるという問題です。「ヘルパー育(はぐみ)」は吊り下げ型リフトとは異なり、専用スリングをアームに引っ掛け、腰と臀部をしっかり支えるので、揺れにくく安定した姿勢での移乗が可能です。自然な体勢での移乗が可能ーーー「ヘルパー育(はぐみ)」の使い方を教えてください。基本的な使い方は展示している改良版と同じなので、実際に車いすから移乗するところをご覧いただきましょう。まずは車いすに乗った状態で、専用のスリングシートを被介助者に装着します。その後、本体のアーム部分にスリングシートを引っ掛けます。その後は、電動スイッチでアームを持ちあげることで、車いすから体全体を浮かせていきます。スリングシートを装着し、アームに引っ掛けるだけ。 後ろから見た様子。自然な座位姿勢のまま身体が持ち上がっている。 従来のリフト式移乗機にくらべ、スリングシートの装着も簡単になっています。また「ヘルパー育(はぐみ)」に関しては、座位だけでなく臥床姿勢からの移乗も可能なので、座位姿勢にする手間と負担がかかりません。開発のきっかけとなった母の言葉ーーー開発のきっかけは?私の母が体調を崩し、車いすの利用を余儀なくされたことがきっかけです。移乗の際に吊り下げ式のリフトを使用していたのですが、ある日母が「まるで荷物みたいに吊り下げられている」と言ったんですね。そこから、「もっと利用者のことを考えた機器が作れないか」と思うようになったのです。私自身、もともと自動車メーカーの開発者をしていたこともあり、「よりユーザー目線にたった移乗介助機器が作れるはずだ」と考え試行錯誤を続けた結果、「ヘルパー育(はぐみ)」の開発に至りました。ーーー開発で苦労した点を教えてください。例えばスリングシートひとつとっても、利用者が痛みを感じないように作るとなると、かなり細かい調整や設計変更が必要になります。そうしたテストを何度も繰り返し行うので、開発には時間がかかりましたね。 茨城県グローバルニッチトップ企業促進育成事業に参画もーーー御社は昨年の「茨城県グローバルニッチトップで企業促進育成事業」に参画していますね。はい。その事業を通して、現在5つの介護福祉施設で「ヘルパー育(はぐみ)」を導入いただいています。そこでは、リフトよりも小型のため手軽に使用できる点や、介護者の負担を軽減する点を評価いただいています。ーーー今後の展開について教えてください。今回展示している「ヘルパー育(はぐみ)」の改良版は、在宅での使用を見越した改良を行っています。小型化もそのひとつです。今後は、施設でも自宅でも、誰もが安全に、簡単に移乗できるような世の中にしていければと考えています。編集部まとめ移乗機器というと、天井から吊り下げるタイプのものや、そうでなくてもかなり大掛かりな装置を想像しがちです。しかし国際福祉機器展で展示されていた「ヘルパー育」の改良版は、頑張れば家の中でも使えそうなサイズでした。在宅利用に向けた更なる改良を行っていきたいという力強い言葉に期待が高まります。

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