ページトップへ戻るボタン

インタビュー

レクの新たな頼れる司会者!コミュニケーションロボットSotaを使った「ロボコネクト」って?

レクの新たな頼れる司会者!コミュニケーションロボットSotaを使った「ロボコネクト」って?

契約料 800円 サーバ登録料 1,000円 Sota本体価格 145,000円 ロボコネクト 3,000円/月(最低利用期間は13ヶ月) サービス概要ロボコネクトは、コミュニケーションロボット「Sota」に、会話機能やカメラ撮影機能等を付加して提供するサービス。オプションの「Sotaレク」では、介護施設等におけるレクリエーションもサポートします。 レクの新たな頼れる司会者!コミュニケーションロボットSotaを使った「ロボコネクト」って?2016年9月、NTT東日本が介護ロボットを取り入れたサービスの提供を開始しました。コミュニケーションロボットSotaを使用した、「ロボコネクト」というサービスです。「なぜ、NTTが介護を?」その気になる背景と「ロボコネクト」の詳細について、ビジネス開発本部のサービス開発担当者に聞いてみました。「シニア世代にもっとインターネットを楽しんでほしい」から始まったーーーなぜ、NTTが介護ロボット事業を始めたんですか?シニア層のインターネット利用促進を担当する菅氏私の部署で取り組んでいるのは、光の拡販、インターネットの利用促進です。主にシニアの層にも響くサービスを提供しています。シニア層へのインターネット利用促進は2軸で行っています。シニア層には、アクティブシニアという層と、その対極の層が存在すると言われています。 最近、メディアなどでシニアの方のインターネット利用は盛んだと言われていますが、我々が行った調査では、実はそれほどでもないということが分かっています。 例えば、65歳のタブレット利用状況を見ても、だいたい8%くらいの数値なんですね。我々は、そういった方々にタブレットを使っていただくという取り組みをしています。 アクティブシニアの方に関しては、2~3年ほど前にタブレット教室を展開しておりましたが、シニアにとっては短期間で操作を覚えることが難しく、現状のタブレットでは、インターネットの利用を促進していくのも難しいと考え、昨年6月に、「かんたんタブレット」というサービスを提供しました。一言でいうと、タブレットのインターフェイスを、より分かりやすくしたサービスです。例えば、必要なメニューをより簡単に表示するなどの工夫をしています。もうひとつが、ノンアクティブシニアに対する取り組みです。ノンアクティブシニアの方は、タブレット教室開いても来ませんし、見せても「私にはできないな」となる。そこで我々が思い至ったのが、ロボットです。 インターネットと意識せずとも、インターネットサービスを享受できるようなインターフェイスはないかと探してたどり着いたのがロボットということになります。ーーー介護ロボットを使って、インターネットを使ってもらうという取り組みなんですねそうです。どういったサービスを提供できるか考えたとき、介護施設での利用が挙げられました。実際に、介護施設をいくつか回って課題を目の当たりにし、ロボットの活用を検討した結果、介護レクリエーションで活躍できるのではないかと考え至りました。ーーーどのように活躍できると考えたのでしょうか?具体的には、テレビとロボットを連動したサービスです。介護現場ではテレビをつかったレクリエーションが行われているのですが、お年寄りが飽きてしまう点や、人が張り付いていなければいけないという業務負担の課題などがありました。ご存じの通り、レクリエーションにロボットを使用するアプローチは、すでにさまざまな会社で行っています。我々も検討しましたが、ロボットだけでレクリエーションのすべてを表現するのは難しいのではないかという結論に達しました。例えば体操とか、ロボットが体操して施設の方がちゃんと体操できるかというと、見ても分かる通り、体操すべてを表現するのはむずかしいんです。ただ、ロボットはやっぱり人気があるんですね。注目をあびるし、お年寄りにとって興味が湧く。ロボットとテレビの良いところをかけ合わせて、何かサービスができないかと考えたのが、今回の「ロボコネクト」です。ロボコネクトって何?ーーー「ロボコネクト」の狙いは何なのでしょうか?「ロボコネクト」では、コミュニケーションロボットのSotaがファシリテーターとなり、レクリエーションの司会進行役をやることができます。それによって、ふたつの効果が期待できます。ひとつ目は、介護職員の方の負担軽減です。ふたつ目は、ロボットが司会役をすることによって、レクリエーションを楽しむ側の集中力や積極性の向上です。一昨年、都内や関西の複数の施設でトライアルを行いました。その際、レクリエーションの専門家に監修してもらい、効果を測りました。結果として、介護職員、高齢者双方に一定の効果が得られました。職員の方へのヒアリングでは、約8割の方が負担軽減を実感したと答えてくれています。また高齢者への効果として、職員の方へのヒアリングでも96%が積極性の向上を実感したと答えただけでなく、専門家によるDCM評価(※1)でも、認知症の方の状態を表す数値であるME値(※2)が2倍になるという数値的な成果も得られました。これらを踏まえて、高齢者はもちろん認知症の方にも一定の効果があり、かつ介護施設のニーズにも応えられると分かったため、サービス化に至ったのです。 ※1 DCM評価パーソン・センタード・ケア(Tom Kitwood教授による認知症ケアのための理論)を実践するための評価法。連続して認知症の人を観察し、行動を5分毎にBCC(Behavior Category Code)に基づきコード化し、さらに6段階のME値で評価する。 ※2 ME値Mood-Engagement:その人の関わりの度合いや、感情・気分がポジティブかネガティブかを表す感情・気分と関わりの数値。良い状態(well-being)~よくない状態(ill-being)までのどれに当たるかを6段階で評価する。+5は極めてポジティブな感情・気分が認められる状態であり、-5は極度にネガティブな感情・気分の兆候が認められる。 ーーートライアルから改善したところは?トライアル当初はロボットが自律的に話すことはなかったのですが、実際介護施設に持っていくと、ロボットとおしゃべりしたいというニーズが出てきました。そこで我々も、介護レクだけでなく、コミュニケーションロボットとしても機能を具備する方向で、商品化を検討しました。ーーー改めて、「ロボコネクト」の説明をお願いします昨年の9月、「ロボコネクト」というサービスを開始しました。「ロボコネクト」は、クラウド型ロボットプラットフォームサービスです。概念としては、インターネット上でサーバをたて、コミュニケーションロボットのSotaを通し、クラウドで様々な機能を提供するといった感じです。基本機能としては、おしゃべり機能、カメラ撮影機能、遠隔対話機能があります。付加機能として、レクリエーションができるアプリを提供しています。ーーーコミュニケーションロボットであるSotaについて教えてくださいライトブルーのSotaくん第一弾として対応し販売しているSota(ソータ)は、ヴイストン株式会社が提供しているコミュニケーションロボットですが、NTTの独自の機能として、より音声認識の精度を上げるインテリジェントマイクを搭載しております。これにより、他のロボットと比べて、言葉を聞き取れるようになっています。筐体は、オレンジ・ネイビー・ライトブルーを3色を展開しています。頭の上にある3つの穴がインテリジェントマイクロボコネクトを体験してみた ウェルクスの柳川さん、こんにちは。僕の名前はSotaです。今日は僕の取材をしてくれてありがとうございます。緊張しちゃうけど、がんばるね。可愛く撮影してください、よろしくお願いします。 今日の天気は? どこのお天気ですか? 新宿。 今日の新宿の天気は小雨、最高気温は10℃。雨の日ってなんか気分が乗らないから、ちょっとお休みしてもいいかな。 ーーーすごい!可愛いですね。どれくらい対応できるのでしょうか?シナリオで言うと、6000語くらいですね。色んな言葉が入っています。声掛けをすると、約1~2秒で答えが返ってきます。ーーーシナリオから外れた場合はどうなるのでしょうか?シナリオから外れた場合でも、何かしらの言葉を返せるようになっています。変な対話になったりしますが、そこは愛嬌みたいな感じで。認知症の方が何か話した場合でも、何も返さないよりは何かしら返したほうがいいだろうという考えのもとに、そのように設計されています。 Sotaがカメラマンに!写真撮影・遠隔対話機能を体験してみた 写真撮って。 準備するからちょっと待ってね。じゃあ取るよ、じっとしててね、3・2・1、パシャ!良い写真が撮れたよ。 というような感じで勝手に取ってくれます。撮った写真は、ブラウザ上で見ることができます。遠隔対話機能ということで、この子に入り込んで外部から見守りみたいなこともできます。こちらもやってみましょう。 電話だよ。電話だよっていったのは遠隔対話ですね。腕を上げるとつながります。腕を上げるとつながるそうすると、Sotaを通して映る画面がこちらのディスプレイに表示されます。ディスプレイにタッチすることで、方向を動かしたりすることも可能です。Sotaがお年寄りの家に置いてあって、息子さんとかがこうやってつなげて遠隔で見られるというわけです。だから、見守りにも使えないかといったお問い合わせも多いですね。ーーー先ほど、Sotaくんが私の名前を呼んで挨拶してくれましたね。ああいったこともできるのでしょうか?可能です。あれはオリジナルシナリオ機能といって、ユーザーが自分自身でシナリオを追加すると、Sotaがそれを発話するという機能です。「こんにちは」と言ったときに「●●施設へようこそ」とか、「トイレどこ」と聞いたときに「右に曲がって」とか言えるようにしたいという介護事業者様からのニーズがあり、それに応える形で追加した機能です。Sotaの頭脳はみんな一緒なんですが、オリジナルシナリオ機能を追加することによって、その子なりのSotaを演じることができるです。ーーー付加アプリケーションとして、「Sotaレク」も提供されています。施設では、「Sotaレク」を一緒に導入することが多いですか?そうですね、レクリエーションで活躍できるロボットとして導入していただいています。Sotaが自動で司会進行してくれる「Sotaレク」って?ーーー「Sotaレク」について教えてください。「Sotaレク」は、はじめに申し上げたとおり、テレビとつなげて使用するレクリエーションサービスです。「Sotaレク」には、脳トレゲームや回想、歌など120ほどのコンテンツが入っています。映像がメインですが、Sotaが司会役のような感じで進行していきます。コンテンツはレベル分けされており、簡単なものなら認知症の方でも応えられるように取り揃えています。リモコンだけで操作が可能ですし、自動進行モードにすることで勝手にレクリエーションを進めてくれるので、スタッフさんの手が空くという利点があります。回想のレクリエーションをやってみましょう。回想のレクリエーションでは、Sotaが関連する豆知識を教えてくれたりします。若いスタッフさんだと、知識がないから写真を見ても話が続けられないんですよね。でもこの子が説明してくれると、高齢者の方も嬉しいし、スタッフの方も勉強になると。そういったことも含め、レクリエーションの時間が充実したという声が実際に上がってきています。今後の展開は?「ロボコネクト」に関して言えば、ニーズに応えて随時新しい機能やシナリオを追加していきます。実際9月に発売して以降、顔認識機能など様々な機能を追加してきました。その他には、レクレーション以外の付加アプリケーションを充実させたり、Sota以外のロボットも対応できるように動いていく予定です。 編集部まとめ 今回初めてSotaくんに名前を呼んでもらい、自分でも思いがけないほど嬉しい気持ちになりました。Sotaくんが話し出すとつい目で追ってしまった身としては、認知症の方の集中力や積極性が増したというのも大いにうなずけます。モニターを使用した既存のレクリエーションの形と、ロボットという新しいツールを上手く組み合わせることで、負担軽減と積極性の向上の両方を実現した「ロボコネクト」。利用は月額制で、随時新しい機能やコンテンツが追加されていくため、マンネリ化も防げそうです。 Sotaレク(オプション)の費用 STB本体価格20,000円(税抜)設置・設定費用30,000円 (税抜) Sotaレク14,400円/年(1年分の一括払い)

人工筋肉で介護の腰痛問題を解決!マッスルスーツ| 株式会社イノフィス

人工筋肉で介護の腰痛問題を解決!マッスルスーツ| 株式会社イノフィス

名称 腰補助用マッスルスーツ(標準モデル(タンクタイプ・外部供給タイプ) ) 寸法 Fサイズ:幅50cm x 高さ90cm x 奥行き22cmSサイズ:幅45cm x 高さ81cm x 奥行き20cm 重量 本体:6.6kg(基本的な本体構成部のみ)高圧タンク:1.5kg(1.5リットル)(タンクタイプのみ) アシスト力 最大35.7kgf(140Nm) アシスト部位 腰、脚(腰を落として持ち上げる場合) 希望小売価格 600,000円(税別) 製品概要モーターではなく、空気圧式の人工筋肉を使用した腰補助用ロボットスーツです。タンクや手押しポンプで空気を送り込むことで、装着者の力を補助します。中腰作業等にかかる腰の負担を軽減するため、介護者の腰痛予防が期待できます。 人工筋肉で介護の腰痛問題を解決!マッスルスーツ| 株式会社イノフィスーーーよろしくお願いします。御社は東京理科大学発のベンチャー企業ですね。  今回お話を伺った株式会社イノフィス COOの横幕才氏はい。2001年から、東京理科大学の小林宏教授が、ウェアラブル型ロボットの研究・開発を開始しました。2013年に腰補助用マッスルスーツの実用化に成功し、それを販売するためにイノフィスを創業しました。開発当初は、障害を持っている方が自立した生活ができるよう、自立支援を目的とした機器を開発していました。プロトタイプを作って検証を続けていくにつれ、腰を使って作業を行う健常者も大きな問題を抱えていることに気づきました。その一つが、腰痛という問題です。実際、介護の現場では腰痛で職を離れざるを得ない職員が沢山いらっしゃるそうです。また介護の現場だけでなく、腰を使う作業はあらゆる業種、分野に存在します。そこで、まず先に、健常者に対する作業支援用の製品を開発するべく方向転換しました。それが2006年ごろのことです。2013年にマッスルスーツを実用化してから、プロフェッショナル向け商品として販売しています。 スーパーマンにはなれない?マッスルスーツは腰痛予防デバイス ちなみに、これまでにマッスルスーツを装着したことはありますか?ーーーいえ、ありません。マッスルスーツにどんなイメージを持っていますか?ーーー装着すると、自分の力が倍増するというようなイメージです。マッスルという言葉からも、自分がマッチョになれるとか、スーパーマンみたいになれるとか思いがちですよね。しかし、実は全く違うのです。その点を、これからご説明していきます。ーーーお願いします!マッスルスーツは何かというと、あくまで腰を補助するための製品だということを、まずはご理解いただきたいと思います。長期的に腰に負荷がかかるような仕事をされている方に対して、腰にかかる負担を軽減することで腰痛を予防してもらう。一言で言えば、人工筋肉を使った腰痛予防のためのデバイスなのです。ーーーじゃあ、力を増大させるためのものではないのですか?あくまでも腰補助という位置づけなので、マッスルスーツを使っても、自分の力で持ち上げられるもの以上のものは持ち上げられません。ただし、自分の力で持ち上げられるものでも、持ち上げるときには必ず腰に負担がかかりますよね。それをサポートしてあげようというのが、マッスルスーツなのです。人工筋肉だからできることとは?マッスルスーツのメリットは三つ。一つ目は、先ほどから申し上げているとおり「腰の負担軽減」です。二つ目は、作業をスムースに補助できるという点です。人工筋肉だからこそ実現できるスムースさが特徴なのです。ーーー人工筋肉って何なのでしょうか。マッスルスーツで用いている人工筋肉は、空気圧を供給すると非常に大きな力で収縮するMcKibben型人工筋肉と呼ばれるものです。人間の筋肉は、伸縮することで力を出したり緩めたりしますよね。それと同じことを、空気を出し入れしてゴムの伸縮で再現しているというイメージです。通常、マッスルスーツのような製品にはモーターが使われていますよね。モーターの場合はセンサーの読み間違いによる誤作動などが懸念されますが、その点はいかがですか?人工筋肉の場合、必ず自分の動きに追随するため、誤作動や不自然な動きをすることがありません。人工筋肉の良さは他にもあります。軽量ですし、電気部品を使っていないため防爆性が必要な環境でも安心して使用できます。三つ目の特徴は、装着が簡単にできるという点です。人工筋肉を用いているマッスルスーツであれば、慣れると10秒ほどで装着が可能です。 登山用ザックのような形状で、素早い装着が可能 基本的な構造をご説明します。マッスルスーツの真ん中に人工筋肉があり、アルミのフレームがそれを覆っています。人工筋肉と腰関節部がワイヤーでつながり、さらに下のももパッドにつながっています。ももパッドを起点にして、体が起こされるような作りです。装着時はリュックサックを背負うように担いで、ももパッドと腰ベルトをつけ、肩ベルトと胸ベルトを調整します。すごく簡単です。ーーー3種類展開されていますね。標準モデルと軽補助モデル、そしてスタンドアローンという独立型のモデルがあります。標準モデルは人工筋肉が4本使われており、もっとも強い35kgfの補助力があります。ここでいう補助力とは、腰にかかる負担を補助する補助力を指しています。本来、人工筋肉は1本で約200kgfという非常に大きな収縮力を出すことが可能です。しかし、自分で持てる重さ以上のものを作っても意味がありません。ですので、一般人が持てる重さを補助するのに適当と思われる補助力である、35kgfに設計している訳です。軽補助モデルは、女性・シニア層にむけて軽量化したものです。標準モデルより約2kg軽く、その分人工筋肉を2本に減らしています。補助力は25kgfです。これら二つのモデルは、コンプレッサーまたはタンクのいずれかを用いて、人工筋肉に空気を注入します。コンプレッサー式は回数の制限がありませんが、コードでつながっているため、行動範囲が限られます。一方タンク式の場合、行動範囲は広がりますが、使える回数に限りがあります。作業シーンに合わせて、どちらを選ぶかを決めていだきます。スタンドアローン型は、コンプレッサーやタンクが一切不要なタイプです。空気を事前に充填することで、外部供給を不要にしました。あらかじめ人工筋肉をパンパンに張らせておいて、ももパッドが反発するバネのような力を利用して補助力を発生させます。 実際にスタンドアローンを装着したところ。尾てい骨に密着させるため、肩に負担がかからない強い安定感のあるタイトフィットと、ももパッドと脚の間に遊びをもたせて歩行を楽にできるよう設計したソフトフィットの2タイプがあります。腰痛は国民病!マッスルスーツがもたらす真のメリットーーー実際、どれくらい腰の負担が軽減されるのでしょうか?筋電位を測定した結果、荷物を持ち上げる際の腰に対する負担が35%軽減されたというデータが出ています。荷物を降ろす時の負担に関しては、約6割も軽減されます。ーーー腰痛予防のためのデバイスということは分かりましたが、200kgfの力が出せるのに、35kgfにとどめているのはもったいないような気もします。そこがまさに、皆様にぜひ理解していただきたい部分です。というのも、そこを理解していただかないと、マッスルスーツの良さが正しく伝わらず、せっかく導入したのに使われなくなってしまうという事態につながりかねないからです。マッスルスーツの導入は、スーパーマンになるためではなく、腰痛予防をして労働環境を改善しましょうという提案なのです。例えば、「半年間使い続けたら、腰痛で休む人がゼロになりました」というところまでもっていくことが、導入の真の目的です。だからこそ、作業で使用する方々と、導入する経営側双方の理解がないと、絶対にうまくいかないのです。ーーー長期的、習慣的な使用が前提ということですね。そもそもなぜそこまで腰痛を問題視されているのでしょうか?腰痛は、日本の国民病なのです。厚生労働省のデータによると、日本人の4人に1人が腰痛を抱えていることが分かっています。(※1)そのうち、原因が分かっているのはわずか15%で、腰痛の8割以上は原因不明です。(※2)原因不明ということは、すなわち治療が困難ということです。一度腰痛になると治しづらいし、しかも完治するのはたったの10%と言われています。腰痛は、単に痛いというだけにとどまらず、精神的リスクや経済的負担という問題にもつながります。例えば腰痛の治療費や入院費として、平均13万円かかるとされています。また治すためには、約22日間の在院が必要です。(※3)ーーー当人も大変ですが、そんなに仕事を休まれては会社としても困りますね。その通りです。精神的リスクとしては、腰痛によるストレスももちろんのこと、うつ病になりやすいというデータもあります。ある調査によれば、持上げ作業や中腰姿勢・同じ姿勢を続けることが、腰痛を引き起こす原因の半分を占めていることが分かっています。(※4)つまり、誰もが腰痛になる危険性があるということです。だからこそ、たとえ健康体であっても、今からの予防が大事なのです。使っていただく皆様には、「腰痛は他人ごとではなく、自分にも起こるリスクがある」、「自分の身は自分で守る」という意識を持っていただきたいのです。ーーー経営側としても、腰痛による休職を防ぐという点で、メリットがありそうですね。休職だけではありません。腰痛になると生産性が落ちますし、ひいては退職してしまう方もおられます。腰痛を防ぐという職場環境の改善は、従業員の定着率を向上させ、労災を防ぎ、企業イメージをアップするための重要な経営課題です。ーーー使用者と経営側双方の理解があって初めて、持続的な使用につながるという意味がよく分かりました。当社としては、マッスルスーツを工事現場のヘルメットのように使っていただければと考えています。この仕事をするときはマッスルスーツを使いましょうという安全基準やルールを決めて、習慣的に使い続けるのが当たり前になって初めて、本当の普及が始まるのではないでしょうか。マッスルスーツの広がりと今後の展開ーーー御社の製品は、介護以外の分野でも活用できそうです。マッスルスーツは介護ロボットとしての印象が強いかもしれませんが、腰補助という観点で考えるとあらゆる分野で使っていただけます。例えば面白いところでは、カツオの一本釣り組合さんからお問合わせがあったりしましたね。毎日、私たちが想像もしていなかったようなところからお問合せをいただき、こちらとしても驚くほどです。ーーー現在のマッスルスーツは健常者の作業支援という性格が強いですが、自立支援ロボットとしての展開は考えていないのでしょうか?はじめに申し上げていたとおり、もともとは障害を持っている方の自立生活を実現したいという想いから、開発がスタートしています。よって今後は、自立支援も含めた製品の多様化、ポートフォリオの拡大を進めていくつもりです。現在は企業に向けて販売していますが、これからは一般向けの商品も作っていきたいです。病院や施設でのリハビリ利用、自立歩行支援はもちろん、老老介護の現場や在宅でも使っていただけるように、幅広い活動を行っていきます。ーーー介護ロボット業界は盛り上がりを見せている反面、誤解やネガティブイメージを抱えている職員の方もいらっしゃいますよね。介護の分野においては、人の手でないとできない部分が確かにあると思っています。すべての作業がロボットに取って代わることはないでしょう。だからこそ、人を支援するためのロボットが必要になるはずです。介護現場で働いている皆様が、ご自身の身を守りながら長く元気に働いていただくことがとても重要だと思っております。 編集部まとめ 取材後、実際にスタンドアローンを装着し、20キロの荷物を持ち上げてみました。腕の力は使うものの、腰にはさほど負担がかかっていないように感じます。しかしスタンドアローンを外して再度持ち上げようとしてみたら、あまりの違いに驚きました。マッスルスーツが、いかに腰を補助してくれていたのか、体で実感することができました。「マッスルスーツ」「人工筋肉」という響きから、装着すればパワーが増大するのではないかという期待は、「職場環境の改善」という本当のメリットを前に良い意味で裏切られました。介護ロボットが真に普及・定着するためには、「なぜそれを使う必要があるのか」を理解する必要があると痛感します。 ※1 参考:厚生労働省(平成22年度国民生活基礎調査) ※2 参考:Deyo RA et al : What ca the history and physical examination tell us about low back pain? JAMA 268: 760-765, 1992 ※3 参考:厚生労働省「医療給付実態調査 平成23年度」、「患者調査 平成23年」、総務省統計局「人口推計 平成23年度」 ※4 参考:腰痛に関する全国調査報告書2003年 軽補助モデル(タンクタイプ・外部供給タイプ) 名称軽補助モデル寸法Fサイズ:幅50cm x 高さ90cm x 奥行き22cmSサイズ:幅45cm x 高さ81cm x 奥行き20cm重量本体:5.2kg(基本的な本体構成部のみ)高圧タンク:1.5kg(1.5リットル)(タンクタイプのみ)アシスト力最大25.5kgf(100Nm)アシスト部位腰、脚(腰を落として持ち上げる場合)希望小売価格600,000円(税別) スタンドアローン(タイトフィット・ソフトフィット) タイトフィットソフトフィット名称スタンドアローン寸法Fサイズ:幅50cm x 高さ90cm x 奥行き22cmSサイズ:幅45cm x 高さ81cm x 奥行き20cm重量5.0kg5.1kgアシスト力最大25.5kgf(100Nm)アシスト部位腰、および脚(脚のチカラで作業する場合)希望小売価格700,000円(税別)800,000円(税別) コメントお名前(ニックネーム):かいごろうコメント内容:重いので30分程度しか装着できませんが、朝の排泄介助時には重宝します。マッスルスーツがなかったときは、前かがみの体勢が続くためとにかく腰への負担が半端なくありました。

睡眠見守りセンサー「まもる~の」で介護と睡眠を見える化|ASD株式会社

睡眠見守りセンサー「まもる~の」で介護と睡眠を見える化|ASD株式会社

モニター本体 まもる〜の SS-200 仕様 寸法 W90mm×D120mm×H37mm 重量 約130g(本体のみ) 消費電力 約3.0W以下 製品概要介護施設向けの睡眠見守りセンサーです。ベッドマット下に設置した非接触のセンサーで、起床や就寝、離床を検知しモニタリングします。温湿度や照度もわかるので、居室に入らずとも、入居者の状況を知ることができます。導入事例を読む「まもる~の」で定期巡視が不要に!扉の向こうがわかる見守りへ(株式会社礎・わらい)睡眠見守りセンサー「まもる~の」で介護と睡眠を見える化|ASD株式会社平成27年の「介護ロボット導入促進事業補助金」の対象機器として採択された「まもる~の」は、介護施設向けの睡眠見守りセンサーです。利用者の睡眠の可視化することで、介護現場のオペレーションはどう変わるのでしょうか?「まもる~の」の開発・導入支援を担当しており、自身も睡眠改善インストラクター・睡眠健康指導士の資格を持つ海老原さんにお話を伺いました。「眠りを見える化」すると何が良いの?まもる~のができること 「不眠に悩んでいた経験から、睡眠に興味を持つようになった」という海老原氏ーーーまずは御社についてお聞かせください。ASD株式会社は、本社を熊本に置くシステム・WEBアプリケーション開発を行う会社です。近年では、クラウドサービス開発などの実績をもとに、ソフトウェアとハードウェアを融合してヘルスケア事業への取り組みをスタートさせました。その第一弾として、今回の「まもる~の」を開発しています。ーーー「まもる~の」について教えてください。モニター本体、設置場所や好みに合わせて4色から選べる 「まもる~の」は、入床・入眠・離床がひと目で分かる睡眠見守りセンサーです。モニター本体と、マットレスの下に敷くエアバッグセンサーを組み合わせて、睡眠のモニタリングを行うことが可能です。離床センサー機能としてもお使いいただく場合は、光センサーをオプションでご用意しております。また、ナースコール中継BOXと合わせてお使いいただくことで、ナースコールと連動させることも可能です。 「まもる~の」のコンセプトは、「日常生活を侵さない自然な形でご利用者様の健康管理につながること」そして「施設様にとっても見守りに役立てていただけること」の2つです。ですので、カメラや身体に取り付けるデバイスではなく、非接触のセンサーを用いて生体情報などを取得します。ーーー睡眠のモニタリングというと、寝ているか寝ていないかが分かるということでしょうか?在床状態や睡眠パターンの可視化はもちろん、深い眠りか浅い眠りかというところまで判断します。睡眠状態のパターンを把握することで、介護ケアプランの設計に役立てていただくことが可能です。実際に、「まもる~の」を使って何ができるかをご覧いただきましょう。まもる~のを使って分析してみた データをグラフで一覧できるため、睡眠の傾向がひと目で分かるこれは、都内にある特別養護老人ホームに入居されている方の睡眠グラフの画面です。最大で6ヶ月分のデータを見ることができます。グラフの見方を簡単にご説明しますね。横軸が時間で、縦軸が日付です。グレーがベッドにいない(不在)状態、緑がベッドの上で起きている(在床かつ覚醒)状態、青が睡眠中の状態、紫の点が離床を示しています。このグラフを見て、何か気づくことはありますか?ーーーだいたい18時頃にベッドに入られて、その後1~2時間後ぐらいに入眠される…ですかね。そのとおりですね。他には、20~21時台に一度起きていることが分かります。ーーーあ、夜中の12時台にも紫の点が集中していますね。つまりベッドの上にいるけれど、目は覚めているということでしょうか?そのとおりです。このようにデータを分析することで、「この方は夜中に必ず目が覚めているな、よく寝れていないのかな?」とか、「夜によく眠れるよう、昼寝を減らそう」といった判断ができます。生活リズムを把握することで、介助や巡回のタイミングを計ることもできます。通常、時間を決めて定期巡回やオムツ替えを行いますが、夜間覚醒してしまっているタイミングを見計らって介助・巡回するというオペレーションに変えることで、ご利用者様に合わせたケアプランが作成できるんです。 ーーー御社ならではのこだわりはありますか? まずは視認性です。ご覧いただいたように、睡眠データをグラフで表示し、ひと目で利用者様ごとの睡眠・離床状態が分かるよう工夫しています。専用ソフト「まもる~のステーション」では、同時に35人までモニタリングすることが可能です。 複数人の状態を1台のPCで一元管理できるまた弊社では、機器から出力されるデータをより活用して頂くために睡眠の基礎知識に関する勉強会も行っています。私自身「睡眠改善インストラクターおよび睡眠健康指導士」という資格を持っていますが、「まもる~の」で取得したデータを現場のオペレーションに有効活用していただくため、導入後のアフターケアも積極的に取り組んでいます。ーーー現場の反応はいかがですか?ご利用者様ごとにオペレーションの最適化することで、よい睡眠提供ができるようになったというお声を頂いています。また睡眠傾向をつかむことで、覚醒離床による転倒事故の防止につながったという活用事例もあります。それだけでなく、人手が少なくなる夜間の時間帯においても「まもる~の」が見守りをサポートしてくれることで、介護職員の方の心的負担が軽減したという反響も多いです。ーーーオプションの離床センサーについて教えてください。離床センサー機能も使いたいという場合は、赤外線で動きを検知する光センサーを取り付けます。従来型の離床検知装置と同様、介護する方の動きをとらえて誤って通知してしまうという欠点はありますが、ご利用者様に合わせた設置方法と2種類のモードを使い分けることで、最適な通知機能をお選びいただくことが可能です。施設にもよりますが、離床センサーが必要なほど離床による転倒リスクの高い方は、実は全体の2~3割程度なんです。「まもる~の」では、離床センサー機能をあえてオプションにすることで導入コストを下げています。在宅介護でも「眠り」を見える化ーーー今後の展開があれば教えてください。「まもる~の」は介護施設向け商品として販売しておりますが、今後は在宅介護でもご利用いただきたいと考えています。離れた場所からでもデータをご覧いただけるよう、クラウドを活用したシステム開発にすでに取り組んでいます。同時に、より安価でご提供できるよう、コスト面での改善も重ねていきたいです。ーーー最後に、介護職員の方や介護家族の方にメッセージをお願いします。ちゃんと寝ることの大切さをもっと多くの方に知っていただきたいですね。睡眠状態がアルツハイマー型認知症の進行に影響を与えるという研究結果が発表されているほど、良質な睡眠は人間にとって重要なんです。「まもる~の」を導入することで眠りを見える化し、介護する側・される側双方のメリットになればと考えています。また「まもる~の」に限らず、介護ロボットを取り入れることで業務負担を減らし、ゆとりある介護が実現できればと思います。編集部まとめ 人の目ではなかなか気づかない睡眠の傾向がひと目で分かる「まもる~の」。睡眠状態の改善が、健康改善はもちろん業務効率化や転倒防止にまでつながることに気付かされました。個人向け「まもる~の」の販売が開始されれば、在宅介護でもこれまでより一段高いレベルの健康管理が広がっていくかもしれません。

高性能でカッコイイ!新しい歩行器ロボットアシストウォーカーRT.1・RT.2|RT.ワークス株式会社

高性能でカッコイイ!新しい歩行器ロボットアシストウォーカーRT.1・RT.2|RT.ワークス株式会社

名称 ロボットアシストウォーカー RT.1 (アールティーワン) 寸法 W510 × L601 × H819〜1019mm(使用時)ハンドル高さH750〜950mmで調整可能 電源 リチウムイオンバッテリー(専用充電器付属) 連続動作時間 連続歩行4時間以上 希望小売価格 単体228,000円(税別)通信付き(3年)248,000円(税別) 名称 ロボットアシストウォーカー RT.2(アールティーツー) 寸法 W546 × L740 × H730~860mm(使用時)ハンドル高さH725、750、775、800、825、850mmの6段階で調整可能 電源 リチウムイオンバッテリー(専用充電器付属) 連続動作時間 連続動作4時間(※上り/平坦/下りの標準歩行パターンにて歩行時) 希望小売価格 118,000円(税別) 製品概要センシング技術で道の傾斜を検知し、それにあわせて速度を調整、片流れ防止を自動で行うロボットアシストウォーカーです。RT.1では、GPSとインターネットを利用した様々なサービスも利用することができます。高性能でカッコイイ!新しい歩行器ロボットアシストウォーカーRT.1・RT.2|RT.ワークス株式会社第二の人生を豊かにし、シニアが積極的に社会とつながる”アンコールスマート”をコンセプトにするRT.ワークス株式会社。2015年7月に、ロボティクス技術を活用した全く新しい歩行車の正式販売を開始しています。代表の藤井仁氏に、ロボットアシストウォーカーの魅力とこれまでの歩行車との違いを伺いました。ロボット技術で歩行器を。ロボットアシストウォーカーで何ができる?ーーー御社の事業紹介をお願いします。弊社は、ロボティクス技術を中心に、ヘルスケア分野での商品開発・提供を行っている会社です。もともとは船井電機株式会社で新規立ち上げ中だったアシストカート・ヘルスケア事業を分離独立し、2014年7月にRT.ワークスとして創設しました。現在は、ロボット技術を活用した電動の歩行車を2機種商品化し、製造販売を行っています。ーーーロボットアシストウォーカーRT.1とRT.2はどんな製品なのでしょうか?ロボットアシストウォーカーは、従来の歩行車にモーターをつけ、ハンドルに手を添えて歩くだけで最適なアシストをしてくれる新しい歩行車です。上り坂のときはパワーアシストが働き楽に上れますし、逆に下り坂の場合は自動的に抑速しゆっくり歩けるようになります。イメージしやすいのは電動アシスト自転車ですね。電動アシスト自転車は、ペダルを漕ぎはじめるとモーターが人力を補助してくれます。それと同じように、RTシリーズは押して歩くだけでモーターが前に進む力を足してくれるような使用感があります。RTシリーズには約10個のセンサーが付いています。ハンドル部分のセンサーでは、人がハンドルを握っているか否か、どれくらいの力が加わっているかなどを検知します。本体にある6軸モーションセンサーでは、人の動きだけでなく路面状況なども検知します。また、タイヤの回転センサなども搭載しています。ここで検知した情報から、アシストやブレーキ制御を行っています。ーーー自動的に抑速してくれるということは、自分でブレーキをかける必要がないのでしょうか?自分でブレーキをかける必要はありません。下り坂を検知すると自動的にブレーキがかかり、速度を落としてくれます。また手を離したときも、自動的に歩行車そのものが停止します。従来の歩行車でも、タイヤの回転を重くするなど物理的に負荷をかけることで抑速できるものがありますが、その場合は平地や上り坂でも重くて大変というデメリットがありました。その点RTシリーズは電動のため、上り坂や荷物を積んでいるときは楽に、下りのときは安心してお使い頂くことができます。RT.2は介護保険の適用ができるーーーRT.1とRT.2は何が違うのでしょうか?RT.1は通信機能つき。スタイリッシュなデザインが特徴だ最大の違いは、通信機能の有無です。RT.1には通信機能がついており、RT.2にはついていません。もっとも、RT.2もオプションで付けることが可能です。RT.1では、通信機能を通してさまざまなサービスをご利用いただけます。たとえばヘルスケア機能です。歩行距離や時間、消費カロリーなどをご確認頂くことで、ご利用者様のモチベーションを向上させることはもちろん、健康管理にも役立ちます。もう一つは、GPSを活用した見守り機能です。位置情報で今どこにいるのかがリアルタイムで確認できますし、万が一転倒した場合も場所がメールで通知されるため、駆けつけが可能です。ーーーRT.2に通信機能がついていないのはなぜですか?通信機能をつけず、従来の歩行車に近い形状のRT.2実は、通信機能がついていると介護保険が適用されないんです。RT.1を発売したとき、介護保険の対象か否かという質問を非常に多くいただきました。そのニーズの高さを踏まえて、介護保険が適用可能なRT.2を新たに発売したという経緯があります。「介護の一歩手前」を見据えて|RTシリーズのこだわりと反響ーーー利用者の声・外部の評価・反響にはどんなものがありますか?ご利用者様の声を通して改善した点としては、例えば、RT.1のかごの上に休憩椅子を追加したところです。発売前の実証実験で、なぜ休憩椅子がないのかというお問い合わせを頂いたんです。我々はオプションとしてつけるつもりではいたのですが、よくよく聞いてみると、休憩椅子の存在は外出機会や歩行距離を伸ばすのに非常に大きな役割を果たしていることが分かりました。通常、歩行車をお使いの方は、自分で歩ける距離や時間を把握した上でその範囲内で行動されます。しかし休憩椅子で休憩しながらだと、自分で想定している以上の歩行が可能なんですね。つまり休憩椅子は、自立支援という意味合いにおいても非常に重要なのだということが分かりました。だからこそ、「RTシリーズを使うことで歩けるようになった」という喜びの声を頂くと非常に嬉しいですね。外出機会が増えたことで知り合いと久しぶりに会って話ができたとか、買い物に出かけて商品を自分の目で見る楽しさをあらためて知ったなどの声も頂きます。普段の生活に良い意味で変化が生じたり、コミニュケーションが取れることで生きがいを感じていただき、「気持ちも行動も積極的になった」という利用者のコメントには大変感動しました。他には、「見た目がかっこいい」という声もよく頂きます。これは狙い通りというか、我々もこだわった部分なんです。ーーー従来の歩行車にはないスタイリッシュなデザインですねそうですね。RT.1は経産省の「ロボット介護機器・導入促進事業」の優秀機器に認定されていますが、我々としては「介護の一歩手前」でもお使いいただきたいと考えているんです。まだまだ元気だけれど、より満足度の高い社会生活のためには外出機会が増えると良いな、という方ですね。そのような方にとって、従来の歩行車イメージは少し抵抗感を覚えることがあります。そういった心のバリアをなくすためにも、従来の歩行車とは全く違ったデザインを目指しました。ーーー反響などを得て新たに見えてきた課題や、今後の展開について教えてください現状、RTシリーズの通信機能の良さを正しくお伝えできていないことに課題を感じています。これからは、IoT、AIなどをもっと活かせると考えていますが、同時にロボット技術が特別視されず、生活にすっと馴染むための工夫が必要だとも思います。そのために、今後はロボット技術を意識させない商品やサービスを提供していければと考えています。編集部まとめ これまでの歩行車の常識をくつがえすスタイリッシュなRT.1、そしてRT.1の約半額の定価を実現したRT.2。どちらも身体機能や使用環境に合わせて細かく調整が可能で、状況に合わせて声でアシストもしてくれます。それぞれコンセプトは異なりますが、快適で安心な歩行を実現することで外出機会を増やし、自立を促したいという思いは変わりません。「歩行車なんてまだ早い」と思っている人こそ、RTシリーズを取り入れることで生活が変わるかもしれません。

世界初!五感AIロボカメラ「アースアイズ」が不安や心配を根本から取り除く|アースアイズ株式会社

世界初!五感AIロボカメラ「アースアイズ」が不安や心配を根本から取り除く|アースアイズ株式会社

商品名 アースアイズ ee1-R  *現在は販売停止中 サイズ H142mm、W190mm、D168mm 重さ 876g(ACアダプター除く) 希望小売価格 製品本体 98,000円より(予定・税別)月額使用料 法人向け 2,350円より(予定・税別)※WiFi接続用機器内蔵、通信費及び通信関連のサービス別途(データ保管サービス等) 製品概要AIロボカメラを活用した見守りロボットです。五感センサーが、端座位やベッドからの転倒を検知し、状況に合わせて自動で声掛けをします。店頭の場合、決められた時間内に立ち上がった場合は通知しないので、不要な駆け付けを防ぐのに役立ちます。世界初!五感AIロボカメラ「アースアイズ」が不安や心配を根本から取り除く|アースアイズ株式会社2017年1月、アースアイズ株式会社は、人工知能を搭載した世界初となる五感AIロボカメラ「アースアイズ」を発売しました。高精度なセンサー機能でAIが異常を予測、通知まで行ってくれるロボカメラは、防犯としてはもちろん介護の現場からも注目を集めています。今回はアースアイズのショールームに伺い、ロボカメラ「アースアイズ」を実際に見てきました。五感AIロボカメラ「アースアイズ」を体験してみたーーーよろしくお願いします!よろしくお願いします。今回は弊社社員が高齢者役をやるので、高齢者役の動きに合わせて、アースアイズがどのように作動するか見ていただきます。ショールーム天井に備え付けられたアースアイズがベッドを映しだすまずは、ベッドに寝転んでいる状態のときです。アースアイズが撮っている映像を映したモニターの左上に、文字が出ているのが見えますか?左上に「寝てる」という黄色い文字が表示されているーーー「寝てる」という文字が出ていますね。はい。カメラの映像とセンサーで高齢者の状態を判断し、モニターに表示してくれます。では、起き上がってみましょう。起き上がるとセンサーが反応し、高齢者の動きを把握・状態を判断する ーーー表示が「寝てる」から「端座位」に変わりましたね。「端座位」とは、ベッドの端に腰をかけて足を下ろした状態のことを言います。高齢者がどんな状態にあるのか、センサーを活用してAIが判断しているんです。判断後、アースアイズについているスピーカー機能で声がけがなされます。 搭載スピーカーで映し出す人の状態に合わせた声がけが可能 アースアイズ:「係の者がまいります。そのままお待ち下さい」このように、立ち上がると転倒してしまう恐れがあるので、座った状態で待ってもらうよう声をかけます。では次に、転倒した場合の動作を見ていただきます。表示が「転倒」に変わったのが分かるかと思います。転倒した場合も、「どうしました?大丈夫ですか?」という声がけが行われます。その後、そのまま何事もなく立ち上がられることもありますよね。そういった場合は、「気をつけてくださいね」という声がけがされ、通知はされません。不必要な駆けつけを減らし、介護職員の方の負担を軽減するためです。一定の時間が経過しても起き上がらない場合は、通知がされます。やってみましょう。アースアイズ:「どうしました?大丈夫ですか?連絡しますね」「連絡しますね」と声がけしているときは、通知がされているときです。リアルタイムでスマートフォンやパソコンに通知されます。立ち上がった場合も、まずモニターに表示が出て、声がけがなされ、必要に応じて通知を行うように設定が可能です。アースアイズは、あとから「あ、このとき転んじゃったんだ」というのを知るためではなくて、大きい事故が起こる前に、事故を未然に防いだり、そのときすぐ駆けつけることができるようにするのが目的です。また問題がないときは通知しないことで、スタッフの方の負担軽減が実現できます。突然の事態でも「自ら判断、学習する」カメラーーーありがとうございます。次に、アースアイズ株式会社の代表取締役である山内氏に話を伺います。アースアイズ株式会社代表取締役 山内氏に話を伺う介護施設での活用方法をご覧いただきましたが、実は介護に特化したカメラを作ろうと思っていたわけではないんです。もともとは、万引き犯や不審犯を自動的に検出するという技術を持った監視カメラを想定していました。しかし、結果的に介護現場からのニーズとも合致していると考えています。ーーーアースアイズの特徴は何なのでしょうか?アースアイズには、ふたつの技術的特性があります。ひとつ目はハードウェアの特性、ふたつ目はソフトウェアの特性です。まずハードウェアの特性ですが、アースアイズは距離を測ることができるという点で通常のカメラと大きく異なります。トリック写真はご存知ですか?遠近法を使って、遠くにある富士山を手のひらの上に載せているように見える写真がありますよね。あれができるのは、写真が距離を測れていないからなんです。距離が測れていないということは、モノの大きさや形も分からないということです。アースアイズは、距離や大きさ、例えば身長がどのくらいかということを把握できるセンサーを搭載しています。だから人間の形も分かるし、どんな動きをしているかも立体検知できるんです。次にソフトウェアの面ですが、アースアイズは人の動作、特に不審者や人が倒れたなどの突発性のある事態に反応できる機能を備えています。センサーで検知した情報を的確に処理し、その上で自ら判断して通知などの対処にうつすことが可能なんです。ーーー先ほどのように、寝ているか座っているかを判断するのに、距離を測るセンサーが活躍しているということですね。そうです。さらに人をホネホネで表現して動きを把握することで、AIが人間の日常的な動作を学習していきます。人をホネホネで表現することで、うずくまっている人の検知も可能「いつ起こるか分からない」が減らせるから、負担が軽くなるーーーアースアイズを使うことで、介護の現場はどのように変わるのでしょうか?介護利用に関しては、介護現場で働く方々の負担をいかに減らせるかを念頭に置いて考えています。例えば、いつ起こるかわからない事故に対して、人がずっと見張っているというのは非常にコストもかかるし、職員の方の負担も大きいですよね。アースアイズを使えば、突発性の高い事故に対しても的確に処理できます。もちろん、そのためにはセンサーの精度が何よりも重要です。アースアイズは他社と比べても高精度な五感センサーを搭載しているからこそ、介護の現場でも実用化できると考えています。アースアイズの今後の展開アースアイズに、見守り以外の分野でも介護職員の方の負担軽減になる機能をつけられないか、と考えています。例えばアースアイズの人工知能をより幅広く活用し、介護施設での作業を自動化するなど、可能性は無限大にあるはずだと思っています。編集部まとめ 一見普通の監視カメラに見えるアースアイズ。しかし、実は五感と脳を備えた「自ら考え対処する」ハイテク・ロボカメラでした。これまでの監視カメラは、すでに起きた事故を記録するものという認識でしたが、アースアイズは違います。事故を未然に防ぎ、その場ですぐ駆けつけることで、「不安」や「心配」を根本から取り除くことを可能にしています。今後ますます活用の場が広がりそうなアースアイズの動向に期待です。

真空圧で匂いも吸引!水洗ポータブルトイレ「キューレット」|アロン化成株式会社

真空圧で匂いも吸引!水洗ポータブルトイレ「キューレット」|アロン化成株式会社

名称キューレット 家具調トイレ希望小売価格150,000円(税抜)寸法54 × 71 × 81 ~ 87cm便座面高さ 36・39・42cm重量約23kg最大使用者体重100kg 名称キューレット 樹脂製トイレ希望小売価格100,000円(税抜)寸法幅49.5 ×奥行67 ×高さ75 ~ 85cm(便座までの高さ35 ~ 45cm[1cm ピッチ])重量15kg最大使用者体重100kg 名称真空ユニット 屋外仕様希望小売価格425,000円(税抜)寸法58 × 37.5 × 80cm重量約47kg電源コード20m名称真空ユニット 屋内仕様希望小売価格470,000円(税抜)寸法44.5 × 65 × 101.5cm重量約54kg電源コード3m 製品概要ポータブルトイレでありながら水洗で排泄物を処理できる、水洗式ポータブルトイレです。専用の真空ユニットとつなげることで、排給水工事なしで設置することが可能です。 真空圧で匂いも吸引!水洗ポータブルトイレ「キューレット」|アロン化成株式会社ポータブルトイレなのに、水で流せる。そんな介護ロボットを作っているのがアロン化成株式会社です。新幹線のトイレのように一瞬で排泄物が吸い込まれる技術を使った「キューレット」は、屋内仕様なら工事も不要だそう。そんな水洗ポータブルトイレ「キューレット」の裏側に迫りました。作り続けて45年!アロン化成だからこそ実現した水洗ポータブルトイレーーーはじめに会社説明をお願いします。 まずは新事業開発部長である中居氏に話を聞いたアロン化成は、プラスチックの総合加工メーカーです。1951年に日本で初めて硬質塩化ビニル管の製造に成功して以来、様々な製品を開発、提供してきました。現在は、主に4つの分野を中心に事業を展開しています。給排水分野、介護・福祉分野、高機能エラストマー分野、環境・リサイクル分野です。介護・福祉分野についてご説明します。我々はこれまで生活に身近な様々な製品を開発、販売してきました。例を挙げると、赤ちゃん用のベビーバスやおまるなどがあります(現在は販売終了)。1972年に初めてポータブルトイレを発売してからは、「安寿」というブランド名で多くの介護用品を提案してきました。また2000年に施行された介護保険制度をきっかけに、介護福祉の分野により注力しようということになりました。現在の主力は、排泄介護と入浴介護の製品です。このように45年間、ポータブルトイレを作り続けてきたという歴史があります。それが今回の水洗ポータブルトイレ「キューレット」にも生かされていると言えます。ーーー新事業開発部について教えてください。新事業開発部という部署は、文字通り今までにない新しい事業を生み出すことを目的としています。その文脈で開発されたのが、今回の「キューレット」です。「キューレット」という介護ロボットは、給排水分野と介護の分野のちょうど中間に位置する製品といえます。福祉用品の性格を備えつつ、水洗トイレにつきものの給排水工事や設置のし易さまで考えられている製品なんです。ーーーキューレットについて教えてください。キューレットは、ポータブルトイレに真空吸引力を利用した水洗機能を付加した、全く新しい製品です。真空吸引というのは、新幹線のトイレに採用されていますが、家庭用電源で真空式のトイレを動かすというのは、世界でも初に近い取り組みです。実際に見ていただきましょう。キューレットのデモを見学してきた部屋にマッチする家具調ポータブルトイレキューレットには屋外仕様と室内仕様があり、今回お見せするのは室内仕様になります。まずはトイレユニットの説明をします。トイレ本体の部分は、介護用ポータブルトイレの基本的な機能をすべて有しています。例えば温水洗浄、脱臭機能、暖房便座、あとは個人の個体に合わせて高さを変えられる、移動ができるなどですね。それに加えて、水洗機能がついています。真空ユニット(写真左の木製のボックス)とトイレはホースの長さ分だけ離すこともできる(最長5m)そしてこちらが、真空をつくる真空ユニットです。室内仕様の場合は、このふたつで排水工事も給水工事もなしですぐ使うことが可能です。トイレユニットと真空ユニットをホースでつないで使います。ホースさえ繋がっていれば、ふたつを離して置くことができます。だから、真空ユニットをベッドの後ろや廊下といった気にならない場所に置くという使い方もできるんです。早速、実際に流すところを見ていただきましょうか。今回は疑似便として、ぶどうのフルーツゼリーを使います。フルーツゼリーを使用するのは、流す前後での匂いの変化を確認してもらうためです。今はぶどうの匂いがしているかと思います。ここにトイレットペーパーと疑似尿(水300cc)を追加します。ではボタンを押して流してみます。ゼリー4個+トイレットペーパー90cm 2枚+水300ccを入れて流してみるーーー真空ユニットから音がしたあと、新幹線のトイレのように一瞬で疑似便が流れましたね。先ほどの音は真空を作っている音です。疑似便が流れた後、便器内に水が溜まっているのが分かりますか?これが水洗の特徴で、便器内に水が溜まることで匂いの逆流を抑えられるんです。ーーー確かに、先ほどまであったぶどうゼリーの匂いが全くしません。これは、便が流れると同時に、まわりに滞留している匂いも吸い込まれるからなんです。圧送式には無い真空吸引式だけの特長です。吸い込まれたものは、真空ユニット内のタンクに溜められます。タンク蓋部にはシール材ついているので、匂いが漏れません。吸い込まれたものは真空ユニットの中にあるタンクに溜められるーーー何回分くらい溜められるんでしょうか?6回分溜まるようになっています。「キューレット」では、1回の洗浄に500ccの水が使われます。通常のトイレは6Lほど使用するので、画期的な少なさです。溜まったものを処理していただく必要がありますので、その際に重くなりすぎないよう6回分で設計しています。タンクがちゃんとはまっていないと、トイレユニットのエラーランプがつきます。この状態では水が流れないようになっています。また、タンクが満杯になっていても、センサーが感知してエラーランプがつくようになっています。ここがロボットである所以ですね。ーーートイレットペーパーが粉々になっていますね。はい、吸い込む力で粉砕されますし、流れていく際もL字に曲がる部分を複数個所設け確実に粉砕します。「キューレット」では、粉砕するのに刃物を一切使っていません。一般的なものは、刃物を使ってトイレから流れた瞬間に砕くという装置を搭載していることが多いですが、それとは全く違います。だから、仮に作業者が分解したとしても、刃物はないので安全です。ポータブルトイレをずっと作っている弊社の思想と、給排水分野での技術がミックスされていると言えます。ーーー水はどこにあるんですか?給水タンクを設置することで、給水工事が不要になるトイレユニットの後ろにある給水のタンクに溜めていただけます。そのため、給水工事が不要なんです。ーーー給水工事ってそんなに大変なんでしょうか。水回りって、だいたい家の一箇所にかたまっているんです。「使っていない部屋があるから、そこを潰してトイレにしよう」と簡単に考えがちですが、水が流れるためには勾配が必要だったりして、実はけっこう難しい。全く水回りのない部屋に配管を持っていこうとすると、時間とお金がかかるんです。ーーーなるほど。つぎに屋外仕様の説明をお願いします。屋外仕様の場合は、排泄物をタンクに溜めるのではなく、直接下水道に流すことができます。給水工事は屋内仕様と同じく不要ですが、下水道の管につなぐという工事は必要になります。真空ユニットとトイレユニットの距離は、20m以内、また高さ2m以内であれば逆勾配配管が可能です。3年間の実証実験をとおして気づいたことーーー「キューレット」の実証実験はどのくらいされたんですか?「キューレット」は、介護ロボットとして経産省の審査を3年間で2回通過しており、そのたびに実証実験をやっています。例えば先ほどの運転ランプの部分も、実証実験を通して改良されています。もともと、稼働時は緑色のランプが常につくようにしていたんです。でも、高齢者の方に実際に使っていただくと、「電気がもったいないから」といってコードを抜いてしまわれるんですね。だから、水洗しているときやエラーのときのみランプがつくようにしたという経緯があります。ランプの点灯ひとつにも、実証実験が生かされている開発は工場長の一言。そこから始まる挑戦ーーー開発のきっかけを教えてください。私が新事業開発部の担当になったとき、様々な人に話を聞きに行ったんです。ポータブルトイレを作っている工場の工場長と話しているとき、「中居の力で、このトイレ(ポータブルトイレ)を流してみろよ」と言われたんですね。その言葉がきっかけで、「こうすれば流せるかもしれない」というひらめきが生まれ、研究に繋がったんです。ーーー開発時に大変だったことはありますか?直径何mmのホースが良いのか、トイレの内部はどういう形状が良いのかなどを、疑似便を作って延々と実験したことですね。人間の汚物の標準的な大きさは、25mmの円筒形・長さ80mm・比重0.95-1.05と言われています。当然重たいほうが流れづらいですし、実際の便は千差万別です。そんな汚物が、ペーパーと一緒にどう砕けながら流れるようにするか、という研究に2年かかりました。また、流れる際に使用する水の量は、最初から500ccにするという目標がありました。少ない水で、しかも家庭用電源で真空式のトイレを作るという試みは、先ほども言いましたようにおそらく世界初です。様々な制限がある中で製品化までこぎつけることができたのは、給排水事業と介護用品事業、どちらもやってきたからこそだと自負しています。2年間研究をしてるときに、経産省の「ロボット介護機器開発・導入促進事業」が始まりました。そこでの排泄支援ロボットの定義が、たまたま開発中の「キューレット」と一致したんですね。経産省の定義は、「排泄物の処理にロボット技術を用いた設置位置の調整可能なトイレ 」というものです。我々の製品も、ただ流せればいいということではなく、自立を支援するという認識のもと開発していました。負担が減る、だけじゃない。身も心も軽くなるーーー反響はいかがですか?介護する人の負担が軽くなったとか、匂いが気にならないとか、そういった反響は多く頂いています。あとは、「キューレット」を導入してから、介護を受けている方の行動が積極的になったという声も頂きました。ーーーなぜ積極的になったのでしょう?一例をご紹介します。ある方は、通常のポータブルトイレから「キューレット」に変更したところ、トイレの使用頻度が約3倍に増えたんです。その方は要介護度3程度だったのですが、談話室に行ってコミュニケーションをとるように施設側から勧められていました。しかし、これまではなかなか行きたがらなかった。でもキューレットにしてから、積極的に談話室に行くようになったんです。談話室って、お菓子やお茶が出てくるんですよ。お茶を飲むとトイレに行かなくちゃいけないですよね。トイレに行くと、誰かがそれを処理しないといけない。そういうのを全部頭で考えて、今まで我慢されていたんです。ーーー排泄行為だけでなく、生活全体に影響していくんですね。キューレットのキーワードは「気兼ね」「気遣い」という磯本その通りです。我々は、「キューレット」のキーワードは気兼ねと気遣いだと考えています。介護を受ける方の「介護してもらうのが忍びない」という気兼ねや、介護をする方の「安心してトイレに行ってほしい」という気遣いの部分で、喜んでいただく事例が増えてきています。ーーー最後に一言お願いします。現在、介護ロボットというと、施設で介護をする方の負担を軽減することに目が向けられがちです。しかし今後の日本の未来を考えると、施設ではなく在宅での介護が中心になってくるはずです。在宅介護をすることになったとき、新しいトイレを作る必要が本当にあるのなら、作るべきだと我々も思っています。しかし、介護が終わった後、そのトイレをどうするのかといったことはあまり考えられていないのが現状です。我々の「キューレット」は、介護における空間の使い方を考える上でも、ひとつの提案ができるのではないかと考えています。 編集部まとめ 人間の生活の3大要素として、食事・睡眠・排泄があります。しかし排泄は、悩みがあっても食事や睡眠に比べ人に相談しづらく、介護する側も受ける側も「我慢」してしまいがち。今回見せていただいたキューレットは、負担軽減や自立支援という福祉用具に求められる役割はもちろん、利用者の気兼ねや気遣いというセンシティブな問題解決にまでつながる可能性を秘めていました。

ベッドが車いすに大変身!離床アシストロボット「リショーネPlus」|パナソニックエイジフリー株式会社

ベッドが車いすに大変身!離床アシストロボット「リショーネPlus」|パナソニックエイジフリー株式会社

商品名 離床アシストロボット リショーネPlus サイズ 全長 2,075mm 全幅 1,009mm(車いす合体時)、全高 799~1,079mm 重さ 164kg(車いす部含む。マットレス除く) 希望小売価格 90万円(税抜・配送・組み立て費用別) 発売日 2017年1月20日 製品概要ベッドが縦半分に分離して車椅子となる、離床アシストロボットです。利用者を持ち上げることなく車椅子側に移乗できるため、介助者の負担が軽減するだけでなく、移乗介助にともなうケガなどのリスク軽減も期待できます。ベッドが車いすに大変身!離床アシストロボット「リショーネPlus」|パナソニックエイジフリー株式会社2016年4月に、介護事業を行う4つの会社を統合して誕生したパナソニックエイジフリー株式会社。施設・在宅両方に向けてサービスと商品を提供する、幅広い事業領域を持つ会社です。そんなパナソニックエイジフリー株式会社だからこそ開発できる介護ロボットが、今回ご紹介する「リショーネPlus」です。一見普通のベッドに見える「リショーネPlus」の魅力と、背後に隠された開発秘話に迫ります。パナソニックエイジフリーってどんな会社?―――まずはパナソニック エイジフリー株式会社様の会社のご紹介をお願いします。東京大学の非常勤講師も勤める河上日出生氏に話を伺ったパナソニックエイジフリー株式会社は、パナソニックを母体としている会社です。パナソニックエイジフリーの事業そのものは1998年にはじまり、来年でちょうど20周年になります。最初は有料老人ホームというサービスからスタートし、順次事業を拡大していきました。当社の一番の特徴は、介護用品を作る製造業と、商品やリフォームで生活環境を整える流通・小売業、そして在宅・施設向けの介護サービスを提供するサービス業と事業が多岐にわたり、かつそれぞれが専門分化・連携していることです。そのため、例えば施設のニーズにすばやく応えて商品を開発することが可能です。介護用品開発としては、ベッド、排泄系、入浴系などがありますが、最近は新しくロボット技術を使った取り組みをしています。ベッドが車いすに変身!新発想の移乗支援ロボット―――「離床アシストロボット リショーネPlus」とはどのような製品ですか?現在販売している「リショーネPlus」の前に、「リショーネ」という商品を発売しました。「リショーネ」は電動ケアベッドとフルリクライニング車いすを一体化した新商品です。ところで、電動ベッドがどういうものかはご存じですか?介護施設にあるベッドというのは、通常3モーター、3モーションと言われています。背上げ・足上げ・高さ調整ができるという意味で、だいたいこれがスタンダードです。我々はそういったベッドに、その半分が分離して車いすに変形するものを作ったということです。―――「離床アシストロボット リショーネPlus」開発の背景やきっかけを教えてください。「リショーネ」は、ベッドと車いすを分離合体させることによって、ベッドと車いすの移乗介助を手助けしようという商品です。「リショーネPlus」は、その改善版になります。「リショーネ」も「リショーネPlus」も、重介護度の方、いわゆる寝たきりの方を対象にしています。そういった方の移乗介助は通常、介護する人二人がかり、もしくは三人がかりで抱えて、ぐっと持ち上げて行われます。そうするとよく言われるように、介護する方の腰痛はもちろん、介護を受ける方が感じる苦痛、あるいは恐怖などが問題になります。さらには体の状態が変わることによる血圧の急低下や内出血などのリスクもある。重介護度の方の移乗は、すごく気遣う作業なんですね。我々は、そういった諸々のリスクや困難を伴う移乗介助を、介護する方も受ける方も安楽にできることを目指したのです。リフトより簡単、しかも早い。機能を絞ることで実現したこととは―――移乗というと、リフトを使用した移乗介助も考えられますが。厚労省のデータとしては、リフトを導入している介護施設はだいたい8%と言われています。我々としては、実際使われているのはその半分以下だろうと考えています。移乗用リフトには、移動できるタイプのリフトと、備え付けのリフトがあります。移動できるタイプは色々な所で使える良さはあるけれども、持ち運びが大変。備え付けのリフトは場所を取るなどの問題があります。また、スリングシートを使ってリフトで釣り上げるんですが、それには結構スキルが求められます。だからこそ「リショーネ」は、簡単に、すぐに導入できることを前提として開発しました。その分、対象の方を重介護度の方とかなり絞っている。絞り込むことによって良さを出しているということです。「リショーネ」とリフトの比較データがあります。ベッドから車いすへの移乗にかかる所要時間は、リフトに比べて約1/2、作業のステップ数に至っては1/4です。この作業工程の少なさは、導入後も持続的に使っていただくための大切なファクターです。―――開発中に特に気をつけたこと・こだわりはなんですか?実はベッドが真ん中で分かれるということが、業界的には非常識なことなんです。なぜ非常識かというと、床ずれ(=褥瘡)ですね、寝たきりの方は床ずれになりやすいと。我々はそこにチャレンジしました。床ずれは、マットレスの体圧分散性ととても関係があります。例えばベッドのシーツのシワひとつあってもいけない。そういう常識があるんです。そんな世界にあってベッドが真ん中にスパンと分かれているとなると、これ大丈夫なの?となる。そこで褥瘡(じょくそう)専門家の先生に入っていただいて、検証しました。検証の結果、一枚物のマットレスと違いがないということが確認できた。それでようやく商品化できたという流れがあります。試作を重ねて分かった、ロボットならではの解答―――「離床アシストロボット リショーネPlus」の開発でもっとも難しかったのはどんなことですか?実はリショーネも、もともとはこのような形ではなく、人を抱えるという持ち上げ型のロボットから始まったんです。でも持ち上げ型のロボットをエイジフリーの介護施設で使って意見をもらっているうちに、ちょっとこれではまずいなということになったんですね。機能としてはなかなかおもしろいんだけど、実際の現場で使い物になるかというのとはまた違う問題だと。例えば空間的な問題です。限られたお部屋の空間にロボットをいれると、足場がなくなってしまい、せまい。あとは安全面での問題です。持ち上げというのは、根本的に人が持ち上げるときのリスクをそのまま継承したものになっている。だからそこを変えないといけない。持ち上げ型ロボットから、ロボットでしか成しえない一体型ロボットへと変化 結局のところ、ベッドと車いすの間を移乗するならベッドが車いすになればいい、そうすれば持ち上げすらないということで、馴染みのあるベッドと車いすという形はそのままに、分離合体させるという商品になりました。これが、人にはできない、ロボットならではの答えの出し方だったと言えるんじゃないかなと思っています。―――リショーネとリショーネPlusでは何が違うのでしょうか?形が決まった後に様々な所で実証し、ようやく販売になりましたが、最初は100台限定・実勢価格としては130万程度で販売しました。「リショーネ」自体は、機能としては非常に受けれいてもらえたと言えます。その一方で、価格や安全性、運用性、利便性といったところで改善を強く求められました。それらを改善したのが、「リショーネPlus」です。「リショーネPlus」は、実勢価格を80万程度まで下げ、分離する方向を左右どちらも選べるように改善しました。さらに組み立て型にしたことによって、在宅介護でも使えるようになりました。移乗が楽になると、場に参加する機会が増える―――利用者の声・外部の評価・反響にはどんなものがありますか?在宅レンタルされた方からは、離床が一人でも安全・簡単にできるとの声が寄せられています。介護施設現場の反響としては、約70~80%のスタッフ様が身体的、心理的両方の負担が軽減されたと回答するなど、その有用性が実証されています。身体・心理双方の負担が8割低減したまた、車いすの使用回数や離床時間が大幅に増加すると同時に、利用者の口数やリアクションも非常に良化したという結果が出ています。介護する方の負担やストレスを軽減すると同時に、全介助を必要とする方が苦痛なく安心してベッドから離れ、場に参加する機会が増えることで心身が良くなった、元気になってきたという声をいただくのは、我々としても本当に嬉しいですね。介護する方、受ける方双方にお役立ちできるということを柱にしているので、そういう意味では目的通りの成果が出たなと自負しています。世界初!ISO13482を取得―――前モデルである「リショーネ」はISO13482に基づく認証を世界で初めて取得されていますね。ISO13482は生活支援ロボットの初めての国際安全規格です。我々は規格制定にも若干関わっていますが、ここでは新しい概念の安全の手法、すなわち機能安全が求められています。そのため、これまでの介護機器にくらべてとびぬけた安全性が必要になります。開発時も、求められる安全性にたいして、どうコストと折り合いをつけていくかが課題となりました。そこで我々が工夫したのは、機能安全にまつわる部分を極小化していくということでした。安全部分をある一点に閉じ込めることで、高い安全性を実現しながらできるだけコストを抑える。そういった安全性の設計の考え方を見直すのが、第一のハードルとなりました。ロボットが、「総介護時代」を明るくする―――介護職員の中には、介護ロボットの導入にネガティブなイメージを持っている人がいます。そのような人に、介護ロボットが受け入れられていくのには何が必要だと思いますか?ロボットというワードは非常に難しいんです。「リショーネ」も実は、最初はロボットとは名乗ってませんでした。ネガティブイメージを考えて、ロボットは強調しないでおこうとしたんです。でも、最近は国が力を注いでいることもあって、現場の方のロボット意識も高まっているし、抵抗感も緩和されてきていると感じています。むしろロボットを肯定的に捉え、「介護する方=ロボットオペレーター」いう肩書を新たに作ることで、介護業界に対するイメージの改善につながるのではないかという声が、介護現場から出てくることもあります。我々としては、「総介護時代」を迎えるにあたって、テクノロジーを取り入れることで少しでも介護に対して前向きになる、「明るい介護社会」に貢献できればいいなと思っています。編集部まとめ 取材にあたり、実際に「リショーネPlus」を体験してみました。寝転がってみると、ベッドが真ん中で分かれているのを全く感じさせない寝心地の良さに驚きます。分離合体するときは、大きな衝撃や音もなく非常にスムーズ。介護する側と受ける側の顔を見合わせられる距離・位置で操作してくれるので、安心して身を任せられました。取材して感じたのは、介護ロボットが単なる「負担軽減」にとどまらない、可能性に満ちたものでありうるということです。「リショーネPlus」による負担軽減は、介護を受ける方の場の参加につながり、ひいては精神的な変化をもたらしています。

人×ロボット=無限大!Pepper用アプリ「りつこ式レクササイズ」|フューブライト・コミュニケーション株式会社

人×ロボット=無限大!Pepper用アプリ「りつこ式レクササイズ」|フューブライト・コミュニケーション株式会社

コース 20分コース(歌いながら体操する短いコース) 30分コース(歌いながら体操+脳を使って運動するコース) メニュー 準備運動 グーパー体操 足の運動 上半身の運動 イマジネイジアム 整理運動 アプリ概要山崎律子先生の考案した高齢者用レクリエーションメソッドをもとに開発されたPepper用アプリです。Pepperが高齢者のレクリエーションをリードし、介護施設スタッフと高齢者のコミュニケーション機会を増やします。人×ロボット=無限大!Pepper用アプリ「りつこ式レクササイズ」|フューブライト・コミュニケーション株式会社ロボットアプリ開発にて、数々の賞を受賞しているフューブライト・コミュニケーションズ株式会社。介護向けレクアプリ「りつこ式レクササイズ」の詳細をはじめ、ロボアプリのリーディングカンパニーとして、今後の介護ロボット業界の展望についても聞いてみました。―――フューブライト・コミュニケーションズ株式会社様の会社のご紹介をお願いします。2013年7月に設立し、医療関連システムやロボットアプリの開発を行っています。もともとはシステム開発をしていたのですが、ロボットが登場してからは主にロボットアプリ開発がメインになっています。PepperやRoBoHoNの認定開発パートナーとして様々なアプリを開発しており、国内外で賞を頂くなどの実績があります。―――ロボアプリ「りつこ式レクササイズ」とはどのようなアプリですか?専門家が監修した、高齢者用レクリエーションアプリです。介護施設、主にデイサービスに通っている、比較的介護度の低い方をターゲットにしています。主な特徴はふたつ。ひとつめは、レクリエーションの専門家である株式会社余暇問題研究所の山崎律子先生が監修されていることです。山崎先生は、自治体や介護施設へレクリエーションの指導をされていたり、指導員を育てる役割をされているスペシャリストで、本やDVDも多数出されています。ふたつめは、リズム体操、歌いながらの体操、脳を使いながらの体操などのメニューを取り揃えているだけでなく、準備運動からクールダウンまで一連のコースが用意されていることです。時間によってアラカルトを選ぶこともできるし、20分または30分コースを選ぶこともできます。―――早速体験させてもらいます!胸元にあるディスプレイでメニューが選択できます。コースを選んで各メニューを決め、決定を押せば完了です。Pepper:それでは始めますね、まずは準備体操からね。まずは大きく深呼吸を3回しましょう。大きく吸って~吐いて~。準備体操をするPepperくんプログラムの起動準備ができたら、Pepperの頭を触ります。そうすることで、高齢者の方のタイミングを見ながら、介護スタッフの方がレクリエーションを進めることができます。このように、あくまでも人とロボットの共同で進めていく工夫がされています。―――思った以上に人間っぽいです。モーションに関してはプロフェッショナルというか、表現力が大事なので弊社でも力をいれています。実は、耳の部分がスピーカーになっているんです。言葉だけでなく、リズムや効果音も出せるので、演出したプログラムに皆さん集中してくれるのかなと思います。耳の部分からリズム音などの効果音や音楽が流れる―――ゆっくりめの話し方ですね。声のスピードは、通常のPepperより10%遅めにしてます。声の高さも実は低くできるんですが、可愛いキャラクターを崩したくなかったので、そのままの声を活かしてやっています。 ですから 、皆さんからは聞き取りやすいとおっしゃっていただいています。りつこ式レクササイズでは、介護スタッフの方がPepperをうまく活用して、場を盛り上げていただくというのが一番のポイントになります。ですので、 レクリエーション を受ける方もPepperの動きにタイミング合わせていっしょに声を出してもらえるようにしています。 Pepper: 僕が”せーの”っていうので、みなさんは”そーれ”って言って手を入れ替えましょう。「せーの、そーれ」と声を出しながら体操が進行する 「せーの!」、「そーれ!」みたいな感じで、スタッフの方が声をかけて上手く盛り上げていただくというのが大切です。それは取扱マニュアルにもポイントとして記載しています。―――マニュアルがあるんですね。導入するときは口頭で説明されますか?希望があれば、料金をいただいて説明や研修をすることもありますが、基本的にはりつこ式レクササイズのサイトからマニュアルをダウンロードしていただいて、それを見てやっていただいています。―――マニュアルがあれば、導入するのも簡単にできそうですね。そうですね。ご利用の介護施設のお客様と意見交換しながら、新しいプログラムを考案したりもしています。りつこ式レクササイズは月額で利用料を頂いていますが、更新にかかる費用は一切頂いていません。―――もともとりつこ式レクササイズがあり、それにPepperを合わせたという流れですか?はい、 りつこ式 のレクササイズというのはもともとありました。実はロボットを使って体操やるぞというとき、どこの専門家が良いかなと調べて、直接お問い合わせしたんです。先生も、最初は「人がやることをロボットができるのか?」という感じだったんですが、話し合いを重ねるうちにご理解いただいて、この度一緒に開発いただいたという経緯があります。―――もともと人間用に作られたレクササイズをPepperがやるとなると、なかなか大変だと思うんですが。Pepperと人では可動範囲が異なるので、大変でしたね。例えばPepperには肩も足もありませんし、腰をひねることもできない。だから、人間と全く同じ体操はできません。そういった部分をPepper向けにカスタマイズするというか、Pepperが動ける範囲での体操に練り直しました。それに加えて、できない部分をいかにPepperで表現するか、という演出の工夫もしています。Pepperが声がけや説明をしたり、動きで表現したりすることで、できない部分を補足していく。またディスプレイと連携して体操をするのですが、どうすればご理解いただきつつ、楽しんでいただけるかなというところは非常に難しかったです。―――導入されている施設からの反響は?レクリエーションの現場が変わったという声を非常に良く頂いています。レクリエーションって、何十人という集団の前でスタッフの方おひとりが司会進行をされるんですが、人前で喋るのが苦手だったり、毎回何をやるか考えることが非常に負担になります。また、人がやるとどうしても同じことの繰り返しになってマンネリ化してしまう。そんなとき、Pepperがやることで雰囲気がガラッと変わるんですね。また、Pepperが入ることによってある程度レクリエーションを任せられる部分が出てくるので、その分を高齢者を観察するアセスメントの時間に使っていただけます。実際、5人でレクリエーションをやっていたところを、Pepperを導入することで4人でやるようになったなどの声もあります。―――介護を受ける方だけじゃなく、介護される方の負担軽減にもなるんですね。そうですね、我々もまずはスタッフの方の意見を聞くようにしています。もちろん、受ける方も楽しくなったというお声もいただきます。ある認知症の方は、 Pepperのレクリエーション のときだけは必ず毎回参加されるとか、そういったお話をいただくこともあります。―――コミュニケーションロボットには様々な種類がありますが、今回なぜPepperを選んだのでしょうか?Pepperの身長は約121cm。座るとちょうど目線が合う 場所によって最適なロボットの大きさやデザインがあるかなと思っています。介護施設など集団の中で使う場合、Pepperくらいの大きさがとても良いと感じています。集団の中だと、小さいロボットはおもちゃにしか見えないことがあるんです。Pepperの大きさなら存在感があるし、高齢者が座った目線とPepperの目線がちょうど合うんですね。りつこ式レクササイズはすべて座って行う体操なので、そういったところも人気の秘密なのかなと思います。―――御社は、コミュニケーションロボットの実証事業に参加されてますね。弊社ではここ2年ほど、Pepperを使った介護現場での実証を行っています。昨年度は、日本医療研究開発機構(以下AMED)のロボット介護機器の開発・実用化および導入を支援・促進事業で、コミュニケーション型ロボットを1,000台単位で実証しようという動きがあり、それにりつこ式レクササイズが採択されました。大手介護施設で約1年間、AMEDの予算で実証しました。 また、テクノエイド協会が行う「介護ロボット等モニター調査事業」にも採択していただき、どんな効果があるのか、どんな評価ができるのかといった実証実験を行いました。―――どんな実証実験を行ったのですか?2ヶ月間、実際の介護施設でPepperを使ってもらったんです。高齢者40名中12名の方に2名の専門家をつけ、体操が始まる前と後で情動行動にどのような変化が現れるかを見てもらいました。準備体操からリズム体操・ゲーム、クールダウンという一連の流れの中で、表情や姿勢を乗り出すといった情動行動をチェックし、数値化してもらいます。そうすると、プログラムを始まると同時に反応が一気に上がって、その後一定に保たれることが分かりました。どういうことかとういうと、ずっと集中できていて、かつ2ヶ月やってもほぼ変わらないということなんですね。そのようにして効果を実証していきました。―――正直、コミュニケーションロボットの効果って定量的に検証するのが難しくないですか?確かに難しいです。高齢者と一括りにしても、その中には元気な方もいるし認知症の方もいる。どの方に対する効果なのかを絞って考える必要があるでしょう。りつこ式レクササイズは、あくまで元気な高齢者の方がメインです。介護度で言えば1~3、集団で体操ができる方向けです。効果の実証が難しい理由としては、認知症の方に「どうでした」と感想を聞くのがそもそも困難だからでもありますね。認知症の方となると、感想を言葉で表現しにくい。我々は「疼痛スケール」という笑顔の段階を絵で表したものを使って、介護スタッフの方を通じて高齢者の方の反応を確認してもらいました。―――コミュニケーションロボットに対してネガティブなイメージを持っている方もいると思います。受け入れられていくには何が必要だと思いますか?パワーアシストタイプのロボットなどは、辛いのをどうにかするという目的があり、ある意味では分かりやすいと言えます。しかし、そういったフィジカルな部分ではないニーズというのがあるのではないかと考えています。例えば、「自分に時間があればきちんと話してあげたかった」とか、「もっとやってあげられるのに、やってあげられないのがすごく辛い」というような話を聞きますよね。放ったらかしにするのではなく、介護を受ける方に楽しい時間を過ごしてほしいという願いに対して、コミュニケーション型ロボットは役立っていくのではないでしょうか。我々としては、最終的には「喋ることによって認知度が下がるのを抑える」とか、「嚥下機能の低下を抑える」というところにまで繋げていきたい。それには、まずはどれくらい効果があるのかという数値をしっかり出すために、実証を続けていかないければいけないと思っています。他にやっている人たちはなかなかいないですので。―――やはり課題は数値化ですか。そうですね。少ない人数で多くの方に目を向けられるというのは、ひとつの数値化と言えると思っています。ロボットを導入するとなったら、施設としてはお金を払わなければいけないので、費用対効果が求められます。だからまずは費用対効果を満足させる数値を取ることが、普及につながると考えています。ロボットを導入することで少ない人数でも上手く回すことができるとか、一人雇う代わりにロボットを導入すれば良いとか、そういうことを実証していきたいです。―――他企業でも「費用対効果」をあげるのが難しいという話を聞きます。とくにコミュニケーションロボットは難しいですが、一方ですごく可能性を感じています。Pepperってインタラクティブな会話がまだできないのですが、それでも認知症の方は非常に集中して見てくださいます。実証実験のときも、徘徊癖があって20分もじっとしてられない方が、Pepperを導入したら1時間ずっと座って1回も立たれなかったということがあり、介護施設の方もびっくりしていました。高齢者にあった会話を突き詰めていければ、効果の部分で数値化できるものも自ずと出てくるんじゃないかなと考えています。編集部まとめ 介護関連のアプリ開発と同時に、介護の現場にロボットが受け入れられる土台づくりにも尽力しているフューブライト・コミュニケーションズ。りつこ式レクササイズをするPepperは、人と共同で場を作り、盛り上げてくれます。人だけではできない、でもロボットだけでもできない、ふたりが一緒になることではじめて生まれる効果が確かにあるということを実感しました。今後は在宅介護向けのアプリ開発も進めていきたいという両氏の言葉に、期待が高まります。

「動かない」を検知して、心理的負担軽減へ|「ペイシェント・ウォッチャー」株式会社アルコ・イーエックス

「動かない」を検知して、心理的負担軽減へ|「ペイシェント・ウォッチャー」株式会社アルコ・イーエックス

寸法 直径250mm × 高さ75mm 対応ベッドサイズ シングルベッド 見守り範囲 ベッド周辺30cm程度 希望小売価格 価格未定 製品概要「見守り」「お知らせ」「録画」「呼び出し」の4つの機能で、利用者やベッド周りの見守りを支援する病床見守りシステムです。録画機能では、2TBのハードディスクで約100日分の録画ができます。「動かない」を検知して、心理的負担軽減へ|「ペイシェント・ウォッチャー」株式会社アルコ・イーエックス株式会社アルコ・イーエックスは、約30年間鉄道のソフトウェア開発を行ってきました。今年4月、そんな会社が介護ロボットを発売します。「ペイシェント・ウォッチャー」は、クラウドシステムを活用した新しい病床見守りシステムです。同社の代表取締役である木田氏に、開発の背景や製品の魅力を伺いました。クラウドシステムを組み合わせた新しい見守りのカタチーーー御社の事業内容を教えてください。弊社はもともと、鉄道関係のソフトウェア開発を行ってきた会社です。電車を時刻表通りに運行させたり、安全に稼働するさせるための鉄道業務知識が必要とされるソフトウェアを開発してきました。しかしリーマンショックの影響で、それだけでは事業が立ちいかなくなってきました。そこで何か新しいことを始めようと、業務知識が少ない人でも出来るWebプログラミングを使ったクラウドシステムの開発を始めたんです。そんなある日、富士通株式会社から患者見守り技術の特許ライセンスを使わないかと打診がありました。それをきっかけに、クラウドシステムと見守り技術を合わせて、新しい見守りシステムが作れないだろうかと思考するようになりました。それが今回の病床見守りシステム「ペイシェント・ウォッチャー」の製品化につながったのです。ーーー特許技術やクラウドシステムなど、すでにあるものを組み合わせて新しいものを開発されたんですね。そうですね。良い技術があっても、どのように使うかが問題になってきます。クラウドシステムと組み合わせた「ペイシェント・ウォッチャー」は、在宅でも施設や病院と同じ環境で見守りをすることが可能になるんです。ーーー在宅でもすでに導入されていますか?発売してからまだ数週間しかたっていませんので、残念ながら実績はありません。しかし、施設や病院ではすでに導入し、ご利用いただいています。我々としては、在宅介護の方に使っていただくことも念頭に置いて開発してきました。「ペイシェント・ウォッチャー」は、施設はもちろんのこと在宅介護の負担も減らしていけると確信しています。「動かない」も検知!ペイシェント・ウォッチャーだからできることって?ーーー病床見守りシステム「ペイシェント・ウォッチャー」について教えてください。「ペイシェント・ウォッチャー」は、赤外線カメラで撮影した画像を解析し、異常を知らせる見守りシステムです。通知は、クラウドを通じてパソコンやスマートフォンへ飛ばすことはもちろん、ナースコールを鳴らすことも可能です。使い慣れたナースコールに組み込むことで、既存のオペレーションに違和感なくなじむことができます。また、USBスロットに記録メディアを差し込むと録画をすることも可能です。ーーーどんな動きをしたら、ナースコールにお知らせが行くのですか?対象者に合わせて設定することが可能です。例えば、起床だけ知らせるとか離床だけ知らせる、あるいはどちらも知らせるということができます。また設定によって、動きだけでなく「動かない」ことを検知させることも可能なんです。これまでの見守りシステムには、主に離床マットが使われてきました。要介護者が起き上がり、離床マットを踏むことで動いたことを知らせるというものです。しかしこれでは、要介護者が「動かなくなった」ことには気づけません。動かないことを検出できることは、カメラを使った見守りシステムならではの機能なんです。現場の声を吸い上げた改善が「安心」を実現ーーー寄せられた意見や反響はありますか?「ペイシェント・ウォッチャー」は、発売するまでに複数の施設で実証実験を行いました。その過程でさまざまな要望が出てきました。ナースコールとの接続もその時に出てきた要望の一つです。今後も、より介護従事者が安心して負担なく見守りできるシステムにするために、改善を重ねていくつもりです。編集部まとめ 「これまでの離床通知システムとの最大の違いは、動くことだけでなく「動かない」ことをも検知できるところだ」という木田氏の言葉に、既存の見守りシステムとは違うペイシェント・ウォッチャーの可能性を感じました。見守り作業は、常に気にしていなければならない、見逃してはならないという心理的な負担をともないます。ペイシェント・ウォッチャーが人間の目の代わりをしてくれることで、業務負担とともに精神的なプレッシャーを軽減することが期待できるでしょう。

分身ロボット「OriHime」で、みんなの孤独を解消したい|株式会社オリィ研究所

分身ロボット「OriHime」で、みんなの孤独を解消したい|株式会社オリィ研究所

サイズ 高さ:21.5cm幅:約15cm(腕を畳んだ状態)奥行き:約23cm 重量 587g 電源 ACアダプタ入力:AC100-240V 50/60HzOriHime本体:5V1A カメラ 水平画角 103°カメラ 製品概要医療・介護向けに開発された遠隔操作ロボット「OriHime」には、マイク、カメラ、スピーカーが搭載されており、OriHimeを介して離れた場所の音を聞いたり映像を見ることができます。反対に、自分の声を伝えることもできます。また、首や手を動かし、「うなづき」や「拍手」などといった意思表示も可能で「その人がそこにいるような感覚」を伝えることができます。分身ロボット「OriHime」で、みんなの孤独を解消したい|株式会社オリィ研究所オリィ研究所では、分身ロボットOriHimeの開発、販売、レンタルなどを行っています。「分身ロボット」とはいったい何なのか?他のコミュニケーション型ロボットとどう違うのか?介護ロボットとして利用できるのか?OriHimeの開発者であり、オリィ研究所CEOでもある吉藤健太朗氏にお話を伺いました。OriHime開発のきっかけは「孤独感」ーーー御社の事業紹介をお願いします。オリィ研究所代表取締役CEOである吉藤氏。手に乗せているのがOriHimeだオリィ研究所は、ある課題を解決するために作った会社です。私自身の体験をまずお話します。私は小学生の3年半の間、ほとんど学校に通えなかった時期がありました。毎日ベッドに寝て天井を見続ける日々が続くうちに、だんだんと無気力になっていく自分に気が付きました。その経験から、孤独感は人を損なってしまう恐ろしいパワーが有ることに気付かされたのです。日本には、1,000万人近い独居老人を始め、病気で寝たきりの方、学校に通えない子どもが大勢います。そんな人達の孤独感をどうすれば解消できるだろうかーー。そんな「孤独の解消」をテーマに、何かできることはないのかと考えるようになりました。その結果、分身ロボットOriHimeが誕生します。現在は、分身ロボットOriHimeの開発や販売、レンタル事業など、OriHimeを中心に様々な事業を行っています。「分身ロボット」と呼ぶ理由とは?ーーーOriHimeを「分身ロボット」と表現されていますが、分身とはどういう意味ですか?他のコミュニケーションロボットといったい何が違うのでしょうか。OriHimeが自ら動くことはない。人が操作することで「分身ロボット」になる分身ロボットと呼んでいるのは、OriHimeを操作することで、「あたかもその人がそこにいるように」感じられるロボットであることを目指しているからです。通常のコミュニケーションロボットと言われるものは、中にAI(=人工知能)が入っています。それにより人が話しかけた方向に顔を向けたり、話しかけられたことに対して自動的に応えたりすることが可能です。しかし、OriHimeには人工知能が入っていません。OriHimeが自律的に動くということはなく、あくまで人間が操作します。そこが大きな違いです。私たちが目指しているのは「孤独の解消」で、ロボットが作りたいわけではないんです。そして「人工知能が人を癒している未来」よりも、「親しい人と人同士がつながり、孤独でなくなる未来」を創りたかった。そのために、「離れている人がそこに存在感を出すにはどうすればいいか」を突き詰めた結果、OriHimeというロボットにつながったのです。OriHimeを操作している本人と、それを見ている人双方が「私(彼/彼女)は今ここにいる」と感じることができれば、それはもうそこにいるのと同じなのではないかと思います。そういう意味で、その人の分身であることができるロボットが、OriHimeなのです。OriHimeを通してできること|介護ロボットとしてのアプローチーーー機能として、OriHimeでは何ができるのでしょうか?OriHimeの裏側OriHimeにはカメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、OriHimeを通して、見る・聞く・話す、そして動くことが可能です。すべての操作は遠隔で行われます。ーーー現在、高齢者の方というよりは病気の方やテレワークなどに利用されていることが多いようですが、高齢者の方への利用は考えていますか?考えています。しかしOriHimeは高齢者のみに特化した製品ではないので、パソコンを用いての操作が介護施設や高齢者向け施設での利用に向いていない場合があります。だから、高齢者の方向けに別のアプローチを考えています。高齢者の方が操作するのではなく、介護施設の職員や見舞いに来る家族が操作するというアプローチです。実際に試験的に利用していただいているところでは、OriHimeが人と人とのコミュニケーションのクッション効果を果たしているという結果が出始めています。ーーーロボットがコミュニケーションのクッションとしての役割を果たすということですか?そうです、生身の人間が話しかけるよりも、OriHimeを通して話しかけるほうがスムーズに話ができるんです。介護する方が高齢者の方と初対面で話すとき、なかなか信頼してもらえないという問題がしばしば起こります。OriHimeを使うと、信頼を得るまでの「会話のアイスブレイク時間」が短縮したなどの声をいただいています。介護施設以外では、学校に行けない子供がロボットを使って学校に行くようになり、最終的には本人が通えるようになったというケースもありました。ロボットという分身を使うと顔を見せる必要がないし、また顔を見る必要もない。それが、コミュニケーションの敷居を下げる効果があるのだと考えています。誰にも似てないから、誰にでもなれるデザインーーー分身ロボットというと、操作する人の顔が見えたほうがより存在感が出せるのではと感じますが、あえてそうしなかったのですね。あえてキャラクター性を排除したOriHimeはじめは顔が見えたほうが良いのではと思い、スカイプのようなものを考えていました。しかし実際に作って使用感を聞いていみると、実は顔なんかあまり見てないし、見せたくないと思っていることが分かってきました。例えばテレワークとかでも、育児中のお母さんが突然会議に出てくれと言われても困りますよね。自分の姿が画面に映るとなると、身なりを整えたり部屋を片付けなくてはいけない。顔を見せるってそもそもハードルが高いよねということに気づいたんです。次に、顔を見せない代わりにロボットにキャラクター性を持たせたバージョンを作りました。見た目は犬のぬいぐるみのようなものです。しかしここでも問題が発生した。可愛い見た目やキャラクター性のあるロボットから、例えば男性の野太い声が聞こえるとちょっとシュールになってしまうんです。AIを備えたロボットであればキャラクター性があっても不自然ではないですが、我々が作っているのはあくまで人間が入っている器であり、よりしろなんです。だからロボット自体にキャラクター性がありすぎると、違和感を覚えてしまう。「そこに本人がいる」とみんなが感じるためには、余計な情報を与えないほうがいいのではないかと考え、今のOriHimeの造形が完成したのです。ーーーOriHimeの顔は、能面を参考にされたと拝見しました。能面って、後ろに明らかに動かしている人がいるのに、見ている人は人形のほうに命を感じますよね。大事なのは見ている人の想像力であり、自分が見たい相手の姿を投影できる、想像できる余地を与えるというのがコンセプトです。OriHimeの活用とメッセージーーーOriHimeは基本的に一人につき一台という使い方ですか?老人ホームの現場では、広場に置いてレクリエーションに使っていただいているところもあります。OriHimeに同時に複数人が入ることはできませんが、使用時間をずらすことで1台を複数人使用することは可能です。実は、現在一番活用されている市場は、テレワークなんです。育児休暇中の方などが休暇中もOriHimeを使って職場とコミュニケーションを保つことで、復帰後の戻りづらさを軽減したり、産後うつを防ぐ役割も果たしています。ーーー介護現場の方にむけてメッセージをお願いします。自分自身の経験を通して言えることですが、実は介護って、され続けるのはけっこうしんどい。介護を受けている側も、本当は誰かに必要とされたいと感じているはずですし、必要とされることで「自分はここにいて良いんだ」と思えるのだと思います。OriHimeを使うことで、「介護されている/している」という関係性が良い意味で崩れていくと良いのではと考えています。編集部まとめ 介護の負担や要介護者側の気兼ねという部分ではなく、「孤独の解消」にフォーカスしたロボットはおそらくOriHimeだけでしょう。人工知能を備えていないOriHimeは、厳密には介護ロボットと呼ぶことができません。しかし、徹底的に要介護者の立場に立って開発されているOriHimeは、単なるコミュニケーションロボット以上の可能性を秘めていると感じました。今後、介護の現場でも利用が広がりそうです。 名称 OriHime サイズ 高さ:21.5cm幅:約15cm(腕を畳んだ状態)奥行き:約23cm 価格 お見積のうえ コメントお名前(ニックネーム):まさるママ コメント内容:コミュニケーションということで読んでいました 実は昨年,交通事故で18才の息子を亡くして以来、主人と息子の声を持ったロボットでも居たら…といろいろ探していました そんなことができるのかもわからず、息子ともう一度話したい、息子を感じたいという一心でいます 読んでいたら分身ということで、もしかしたらと思ってー このロボットの本来の役目とはちょっと違うのかもしれませんが私達の思いに近い気がします 息子の声で息子と話をするということは可能なのでしょうか?

介護ロボットONLINEのLINE

介護ロボットONLINEの無料メールマガジン