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介護ロボット関連ニュース

【使ってみた】スマートロック活用で考える在宅介護

【使ってみた】スマートロック活用で考える在宅介護

みなさん、こんにちは。介護システムエンジニアの福村浩治です。介護エンジニアという職業柄、なんとかITの力を使って介護を便利にできないかと、これまでさまざまな方法を模索してきました。前回は、ネットワークカメラの在宅介護活用術をご紹介しました。在宅介護でも活躍!ネットワークカメラの活用法と購入時の5つのポイント今回は、在宅介護で悩みがちな「鍵」の取り扱い方について考えてみます。「自宅の鍵をサービス事業所に預けざるを得ない問題を、ICTの力で解決できないか?」そう考えたとき、スマートロックという方法が浮かび上がってきました。私が実際に使っている「Qrio Smart Lock」の例をまじえながら、新しい介護のカタチについていっしょに考えていきましょう!在宅介護で悩みがちな「鍵」の取り扱い在宅介護をしていて、「鍵」の取り扱い方に悩んだことはありませんか?夫婦共働きがあたりまえとなってきた現在において、さまざまな介護サービスを利用しても、どうしても介護が必要な家族を家にひとりにせざるを得ないことがあります。遠距離介護の場合は、要介護であっても基本的に一人で暮らしをしているというケースも多いでしょう。  その場合、介護サービスを提供するサービス事業所に鍵を預けることがあります。一人では鍵を開けられない家族のために、ヘルパーさん自らが鍵を開けて、家に入ってもらうためです。地域包括ケアシステムが進み、24時間対応の訪問サービスや夜間対応型訪問介護の普及するにつれて、「サービス事業所に鍵を預ける」という機会は増えていく可能性があります。【使ってみた】スマートスピーカーで在宅介護が変わる?今すぐできる3つの活用そこで問題になるのが、鍵の取り扱い方についてです。利用者側・サービス事業所側どちらも鍵の管理に悩みあり自宅の鍵というのは、デリケートなものです。そのため、鍵を預ける利用者側、鍵を預かるサービス事業所側で、さまざまな懸念があるでしょう。まずは、双方の懸念点を整理していきます。利用者側サービス事業所とどんなに信頼関係を築いていたとしても、当然ながら、鍵を他人に預けることは不安です。また、残念なことに、ヘルパーが窃盗を起こした事例も見られます。さらに、サービス事業所自体に悪意がなくても、管理が行き届かないばかりに紛失、知らない間に勝手に合鍵を作られるといったことも考えられます。中には、「キーボックス」という商品で鍵を共有している人もいます。キーボックスとは、鍵のための小さな金庫のようなもの。キーボックスの中に鍵を入れて、暗証番号を設定することで、鍵そのものを預けるのではなく、暗証番号を教えて、鍵を共有することができます。キーボックス自体は、ドアノブにひっかけておいたり、人目につかない庭やポストの内部に設置したりすることが多いようです。しかしこれも、暗証番号が第三者に漏れるリストもありますし、どんなに人目につかないようにしても、一度見つかれば鍵のありかを教えているようなものなので、完璧とはいえません。サービス事業所側次に、サービス事業所側の懸念点を整理して見ましょう。サービス事業所にとって、「鍵を預かる」ことは「管理コストが発生する」ことを意味します。事業所に鍵を置いておくなら、それをどのように管理するかを考えなければいけないですし、ヘルパー間で渡しあうなら、間違いなく渡したか、誰が持っているかなども把握する必要があります。万が一、利用者宅で窃盗が起これば、疑われるリスクがどうしても発生します。つまり、サービス事業所にとっても、鍵を預かるのはリスクなのです。スマートロックが問題解決の糸口に?預ける側も、預かる側もリスクを負うことになる「自宅の鍵」問題。そんな問題を解決しうる手段の一つとして、スマートロックがあるのをご存知でしょうか。スマートロックとは、スマートフォンなどを使って、ドアの鍵を施錠・解錠したりできるシステムのことです。まずは、スマートロックの特性や、スマートロックでできることを解説していきます。物理的な鍵が不要スマートロック最大の特徴は、物理的な鍵が不要であることです。私が使用している「Qrio Smart Lock」では、扉の鍵の上から専用の器具をかぶせることで、スマートフォンから施錠・解錠できるようにしています。画像引用: Qrio HP 他のスマートロックも同様で、物理的な鍵が不要なため、離れた場所から自分の好きなタイミングで鍵を開けることができます。鍵の共有(キーシェア)機能が便利!もう1つの特徴が、「キーシェア」という機能です。「キーシェア」機能とは、スマートロックで施錠・解錠できる権限を、他人に共有できる機能のことです。具体的には、スマートロックのアプリ上で有効期限付きのキーを発行し、そのキーを使えるメンバーを招待する、という流れです。招待された人は、アプリを自分のスマートフォンにインストールし、そこから発行されたキーを使って鍵を開けたり閉めたりできます。共有された人はアプリをインストールし、オーナーから承認された後、キーが使用可能になる「キーシェア」機能を利用すれば、訪問予定のヘルパーさんに、訪問の間だけ使えるキーを渡して、家を出入りしてもらうことができるのです。物理的な鍵を渡すわけではないので、紛失などの心配はありませんし、有効期限付きなので、鍵を複製して悪用する、といった心配もありません。スマートロックを使ってみて分かったメリット・デメリット私は「Qrio Smart Lock」を実際に使っています。それでわかったメリット・デメリットについてご説明します。メリット最大のメリットは、離れた場所から施錠・解錠できるから、ドアの前でも介助に専念できることでしょう。これまでは、ドアの前にきてから慌てて鍵を探したり、両手がふさがった状態で鍵を開け締めしなくてはならなったところ、スマートロックにより、事前に離れた場所から鍵をあけておくということができるようになりました。たとえば、いっしょに出かけた家族を車から家に移動介助する場合、車の中から鍵を開けておけば、鍵に気を取られず、家族の歩行介助に専念することができます。もう一つのメリットは、すでに述べたとおり、キーシェア機能を使った有効期限付きの鍵の共有です。これにより、利用者側・事業所側双方で、リスクを最小限におさえた鍵の共有が可能になります。デメリット私が感じたデメリットは、施錠・解錠の遅さです。私は「Qio Hub」によりインターネット経由で施錠・解錠を行っていますが、それぞれに約10秒程度かかっています。また、施錠のときはドアが正常に施錠されたかを確認するためにドアを開けようとしたいですが、さすがに10秒施錠されるまで待ってから確認をしようとは思いませんでした。また、マンションの集合玄関も鍵が必要な場合、自宅をいくらスマートロックにしても、鍵が必要となってしまうことにも注意が必要です。まとめスマートロックを介護に活用する方法を考えてみましたが、みなさんはどのように感じたでしょうか。最後に、私が感じた「こうすればもっと活用できそう」というポイントをご紹介します。シェアすることで負担が分担できる「キーシェア(鍵の共有)」機能についてはすでに説明しましたが、「スマホ上で有効期限付きの仮想キーを共有する」という考え方は、他のシーンも活用できるのではないかと思いました。たとえば、前回記事にしたネットワークカメラ。離れた場所から家族の様子が見られるネットワークカメラですが、「家族を一人にする時間ができるので、その間だけカメラ映像を見守っていてほしい」と思ったとき、期間限定でカメラ映像が見られる権限を友人などに渡すことができると、介護の負担が分散できそうです。在宅介護でも活躍!ネットワークカメラの活用法と購入時の5つのポイント現在では、こうした機能をもつネットワークカメラは存在しないようですが、ニーズがあれば、今後登場するかもしれませんね。まだまだ万能な製品は少ないが、今後に期待私は、「これさえ買えば介護の負担が軽減する!」という万能な製品は、現状ほぼないと考えています。しかし、作業量そのものは減らなくても、他者と共有する、または負担のタイミングを分散させることで、結果的に1人あたりの負担を減らせることはできるのではないでしょうか。昨今、宅配時に家に誰もいないことにより再配達のコストが問題となっていますし、または民泊の規制緩和などを鑑みても、スマートロックは普及していくと考えられます。介護にも活用していく方法を考えていきましょう。

介護ロボットを見れる・触れる場所まとめ

介護ロボットを見れる・触れる場所まとめ

介護ロボットに興味がある、使ってみたいと思っても、実際に見たり触ったりしてみないと、購入やレンタルの決心はつきませんよね。介護ロボットは高価なものが多いので、使用感を確かめてみないことには、施設に導入するのもためらわれます。そこで今回は、介護ロボットや介護ICT機器が見れる・触れる場所やイベントをまとめました。気になる介護ロボットがみつかったら、ぜひ足を運んでみてください。介護ロボット・ICT関連の展示会全国で随時開催されている介護関連の展示会。最近は、必ずといっていいほど介護ロボットも展示されるようになってきました。ここでは、開催時期順に紹介していきます。Care Show JapanCare Show Japanは、「介護・医療 × ヘルスケア × ビジネス」テーマに、予防医学や介護食など最新の医療・介護関連製品・サービスなどが集う専門展示会です。専門性の高い5つ展示会を同時開催しており、そのなかでも「介護産業展」と「ヘルスケアIT」では、介護ロボットや介護ICT機器が多く展示されます。 名称 Care Show Japan【同時開催】・メディケアフーズ展・介護産業展・保険外サービス展・統合医療点・ヘルスケアIT 次回開催日 2019年1月23日(水)~24日(木) 開催場所 東京ビッグサイト 問い合わせ https://www.care-show.com/index.php 介護ロボットフォーラム介護ロボットフォーラムとは、厚生労働省が実施する「福祉用具・介護ロボット実用化支援事業」の一環で開催される、介護ロボットに特化したフォーラムです。前回のフォーラムでは約24社が出展し、高齢者や障害者の自立や介助を支援する介護ロボットが展示されました。 名称 介護ロボットフォーラム 次回開催日 未定 *前回開催:2018年1月23日(火) 開催場所 TOC有明 問い合わせ http://www.techno-aids.or.jp/ 【介護ロボットフォーラム2017】最新介護ロボットを紹介!見守りロボ、排泄予測ロボも東京 Care Week(東京ケアウィーク)東京 Care Week(東京ケアウィーク)は、CareTEX(ケアテックス)を始めとした、介護や健康にまつわる設備やサービスを展示する4つの展示会を同時開催するイベントです。とくに、「CareTEX(ケアテックス)」と「次世代介護テクノロジー展」では、多くのICT機器や介護ロボットが展示されます。 名称 東京 Care Week(東京ケアウィーク)【同時開催】・CareTEX(ケアテックス)・国際健康長寿産業展・次世代介護テクノロジー展・超高齢社会のまちづくり展 次回開催日 2019年2月6日(水)~8日(金) 開催場所 東京ビッグサイト 問い合わせ http://careweek.jp/ 【3/14~3/16開催】CareTEX2018 (ケアテックス)@東京ビッグサイトCareTEX(ケアテックス)2018に行ってきた!気になる介護ロボットをレポート医療・介護 総合 EXPO 大阪(メディカルジャパン大阪)医療・介護 総合 EXPO 大阪は、医療IT/医療機器・設備/介護・看護製品/地域包括ケア/先端医療技術に関わるあらゆる製品・技術・サービスが一堂に出展する日本唯一の「医療の総合展」です。「メディカルジャパン大阪」とも呼ばれています。6つの展示会で構成されており、とくに「介護&看護EXPO(ナーシングケア大阪)」では多種多様な介護ロボットが展示されます。 たとえば、移乗介助機器や移動支援機器(リフト・パワードスーツなど)、自立支援機器、コミュニケ―ションロボット、排泄支援機器、見守り支援機器、入浴支援機器などがラインナップしています。 名称 医療・介護 総合 EXPO 大阪(メディカルジャパン大阪)【構成】・医療機器・設備EXPO・医療IT EXPO・地域包括ケアEXPO・病院運営支援EXPO・介護&看護EXPO(ナーシングケア大阪)・ヘルスケア・医療機器 開発展(MEDIX 関西) 次回開催日 2019年 2月20日(水)~22日(金) 開催場所 インテックス大阪 問い合わせ http://www.medical-jpn.jp/ ウェルフェアイノベーションフォーラムウェルフェアイノベーションフォーラムとは、介護ロボットなどの最新福祉機器の体験展示や、かわさき基準認証式などが行われる、神奈川県川崎市主催のフォーラムです。平成29年度の最新福祉機器の体験展示では、見守りロボットや排せつ支援ロボット、コミュニケーションロボットなどが展示されていました。 名称 ウェルフェアイノベーションフォーラム 次回開催日 未定 *前回開催:2018年3月20日(火) 開催場所 川崎フロンティアビル2階KCCIホール・ホワイエ 問い合わせ 川崎市経済労働局 次世代産業推進室 川崎市の福祉イベント「ウェルフェアイノベーションフォーラム2018」に行ってきた!国際福祉機器展(H.C.R)国際福祉機器展(H.C.R)は、ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した介護ロボットまで、世界の福祉機器を一堂に集めた、アジア最大規模の国際展示会です。2018年には約550社が出展し、来場者数は約12万人を超えました。国内外から有識者を招へいし、グローバルな観点から日本との比較をし、考察する「国際シンポジウム」や、利用者・家族向け、福祉施設役職員・企業関係者など向けに最新情報や知識を紹介する「H.C.R.セミナー」なども併催されます。 名称 国際福祉機器展(H.C.R) 次回開催日 2018年10月10日(水)~10月12日(金) 開催場所 東京ビッグサイト 問い合わせ https://www.hcr.or.jp/ 話題の介護ロボットも登場!国際福祉機器展とは?【9/27~9/29開催】【国際福祉機器展2017】最新機器多数!気になる介護ロボットを9つピックアップ【国際福祉機器展2017】ロボット介護機器開発・導入促進事業の成果報告会【まとめ】Japan Robot WeekJapan Robot Weekとは、サービスロボットとロボット製造技術の専門展示会です。ロボット関連の最新技術が一堂に会し、新たな「ロボットビジネス」創出機会を促進することを目的としています。介護・医療の分野では、移動支援や移乗介助、入浴支援、排泄支援、リハビリ支援、見守りなど、さまざまなシーンで活躍するロボット機器やサービス、技術などが展示されます。2017年には、経済産業省の「ロボット介護機器開発・導入促進事業」ブースも出展していました。 名称 Japan Robot Week 次回開催日 2018年10月17日(水)~19日(金) 開催場所 東京ビッグサイト 問い合わせ http://biz.nikkan.co.jp/eve/s-robot/ HOSPEX Japan(ホスペックス ジャパン)HOSPEX Japanは、「日本医療福祉設備学会」という学会の併設展示会です。学術振興を目的とした出展として、薬事未承認の機器、設備も出展できるのが特徴です。4つの展示会で構成されており、それぞれ「病院設備機器展」、「病院・福祉給食展」、「医療・福祉機器開発テクノロジー展」、「介護・福祉設備機器展」が開催されます。2017年の次世代医療・福祉コーナーでは、介護ロボットやVR技術、ウェアラブル機器などが多数展示されました。 名称 HOSPEX Japan(ホスペックス ジャパン) 次回開催日 2018年11月20日(火)~22日(木) 開催場所 東京ビッグサイト 問い合わせ https://www.jma.or.jp/hospex/ 国際ロボット展(iREX2017)国際ロボット展とは、国内外における産業用・サービス用ロボットや、その関連機器を一堂に集めた展示会です。産業用ロボットはもちろん、介護ロボットをはじめとしたサービスロボットも多数展示されます。隔年で開催されているため、2018年は開催されず、次回の開催は2019年12月となるの予定です。 名称 国際ロボット展(iREX2017) 次回開催日 2019年12月18日 開催場所 東京ビッグサイト 問い合わせ http://biz.nikkan.co.jp/eve/irex/ ショールーム・体験施設ここからは、介護ロボットをはじめとする最先端福祉機器が常設展示されている、ショールームや体験施設を紹介します。大和ハウス工業の展示場「D’sTETOTE」大和ハウス工業東京本社にある介護福祉機器展示場「D’s TETOTE」には、コミュニケーションロボットや見守りロボットなど、多様な介護ロボットが展示されています。展示されるロボットは日によって変わる場合があるので、目当ての介護ロボットがある人は事前に確認しておくと良いでしょう。前回、介護ロボットONLINE編集部が見学した際に展示されていたロボットは以下の通りです。 会社名 ロボット名 プールス株式会社 除菌タオルディスペンサー Purus(プールス) 株式会社知能システム メンタルコミットロボット PARO(パロ) CYBERDYNE株式会社 HAL®福祉用下肢タイプ(ハル) ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社 会話支援装置 comuoon®(コミューン) 大和ハウス工業株式会社 狭小空間点検ロボット moogle(モーグル) キング通信工業株式会社 見守り支援ロボット シルエット見守りセンサ 株式会社TESS ペダル付き車いす COGY(コギー) 株式会社モリトー 免荷式リフト POPO(ポポ) 名称 D’sTETOTE アクセス 東京都千代田区飯田橋3丁目13番地1号大和ハウス工業 東京本社 1階 入場料 無料 予約 不要 問い合わせ http://www.daiwahouse.co.jp/robot/contact.html 【体験レポ】大和ハウスの介護ロボット展示場「D’s TETOTE」に行ってみた!【前編】【インタビュー】なぜ大和ハウスが介護ロボットを?「D’s TETOTE」で聞いてみた【後編】ROBO TERRACE(ロボテラス)ROBO TERRACE(ロボテラス)とは、介護ロボットをはじめとした生活支援ロボットを常設展示している施設です。ロボットスーツHAL(ハル)のメーカーであるCYBERDYNE株式会社(サイバーダイン)の子会社・湘南ロボケアセンターが運営しています。HAL(ハル)はもちろん、コミュニケーション型のパルロや、モビリティ型のセグウェイなど、さまざまなロボットを見たり、体験したりすることが可能です。入場は無料ですが、団体見学は予約が必要です。 名称 株式会社湘南ロボケアセンター ロボテラス アクセス 神奈川県藤沢市辻堂神台2-2-1アイクロス湘南3階 入場料 無料 予約 団体見学の場合は要予約 問い合わせ http://www.robocare.jp/shonan/roboterrace/ショールーム*ロボクラスロボクラスは、(財)北海道介護ロボット推進協議会が設立した、介護ロボットに特化したショールームです。「見て、触って、試してみて、議論する」ショールームにしたいという思いから、少人数(1~4名程度)でじっくりとロボットを体験できる勉強会という形をとっています。勉強会には、事前の予約が必要です。展示されているロボットは、以下のとおりです(2018年4月27日時点)。 マッスルスーツ リトルキーパスL パロロボホンアウルサイトごっくんチェッカーハロー!ズーマーうなずきかぼちゃんレッツチャットChipバリスタiルンバ 名称 ショールーム*ロボクラス アクセス 北海道札幌市白石区東札幌3条5丁目3-24 KKS東札幌ビル 1階一般財団法人 北海道介護ロボット推進協議会 入場料 無料 予約 勉強会は要予約 問い合わせhttp://www.hokkaido-carerobo.com/ モデルハウスで体験する「ロボット体験施設」神奈川県では、高齢化に向けた生活支援ロボットの実用化・普及を進める「さがみロボット産業特区」を県内に設けています。そんなさがみロボット産業特区では、介護ロボットをふくむ生活支援ロボットの体験施設が多数存在します。とくに、住宅展示場内のモデルハウスなど、実際の暮らしに近い環境でロボットを体験できるロボットのショールームが2ヶ所設置されています。厚木会場厚木会場で展示されているロボットは、以下のとおりです。 パルロ マイスプーン パワーアシストハンド パロ うなずきかぼちゃん ウィンボット ハロー!ズーマー いまイルモ Kubi(クビ) 名称 ロボット体験施設 厚木会場 アクセス 神奈川県厚木市妻田西1-9-28 厚木住宅公園内(ミサワホーム) 小田急線 本厚木駅より北口1番線バスで10分、バス停「三家入口」下車 入場料 無料 予約 常設展示の見学は予約不要 説明・体験を希望する場合、、希望日の1週間前までに要予約 問い合わせ さがみロボット産業特区推進センター(046-236-1577) 茅ヶ崎会場茅ヶ崎会場で展示されているロボットは、以下のとおりです。 パルロ パワーアシストハンド りーだぶる いまイルモ ハロー!ズーマー 名称 ロボット体験施設 茅ヶ崎会場 アクセス 神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎2-7-58 茅ヶ崎住宅公園内(積水ハウス)JR東海道線 茅ヶ崎駅より徒歩10分JR相模線 北茅ヶ崎駅より徒歩5分 入場料 無料 予約 不要 定休日 火曜日、水曜日 問い合わせ さがみロボット産業特区推進センター(046-236-1577) 介護ロボットONLINEでもイベント開催決定!全国各地で開催されている介護ロボット関連イベント。介護ロボットONLINEでも、2018年5月にイベントを開催しました!ゲストとして、ケアコラボ株式会社の上田幸哉氏、トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社の中西敦士氏、株式会社オトングラスの高橋昌希氏をお迎えしています。当日の様子は、以下から読むことができます。【介護×ICT】未来をつくるkaigoカフェと介護ロボットONLINE共催イベントレポート!▼その他の関連記事▼「ケアコラボ」で介護はもっとクリエイティブに!”利用者”中心の記録システム|ケアコラボ株式会社世界が注目!排泄予知ロボット「DFree」|トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 開催日 5月30日(水)19:00~21:30(開場 18:30) 場所 ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社 東京都港区赤坂2-14 プラザビル4F 赤坂駅より徒歩1分 定員 80名(*定員となりましたので締め切らせていただきました) 参加費 3,000円(ドリンク・スイーツ付き)    

Pepperくんが施設内を一人で見回り!?実証実験を見に行ってきた

Pepperくんが施設内を一人で見回り!?実証実験を見に行ってきた

2018年3月28日、あのPepperに一人で介護施設内を見回りさせる実証実験が行われました。実証実験の舞台は、「本気で親を入れたい」最高の老人ホーム 2017関東ベスト100 第1位にも選ばれた有料老人ホーム「フェリエ・ドゥ 横浜鴨居」。Pepperを動かすアプリを開発したのは、ロボットの販売やアプリ開発を展開しているX-mov Japan株式会社です。今回は、自律走行しながら施設の見回りをするPepperを、介護ロボットONLINE編集部が実際に見てきました!代表の長安成暉氏のインタビューを交えながら、実証実験の様子をレポートします。実証実験の様子をレポートX-mov Japanが開発しているのは、SLAMという技術を使ってPepperを自律走行させ、夜間帯の巡回業務を自動で行うロボアプリです。自律走行のほかにも、Pepperに搭載されているカメラを通してリアルタイムで映像を配信したり、見回り中に出会った人を顔認識してスタッフに通知を行うと同時に、その人に声かけするなどの機能が備えられています。 実験場所 フィリエ・ドゥ 横浜鴨居(介護付有料老人ホーム)※「本気で親を入れたい」最高の老人ホーム 2017関東ベスト100 第1位https://kaigo.news-postseven.com/364 検証内容  1.SLAM (自律走行)を使った夜間の巡回業務2.リアルタイム映像配信 3.顔認識機能 さっそく、Pepperの自動巡回の様子を見てみましょう! 事前にフロアマップをインプット。 自律走行させる前に、Pepperにフロアの地図や目的地をインプットします。こうすることで、人による操作なしで自動的に施設内を巡回してくれます。スタートボタンを押すと自律走行が開始しました。巡回中は、胸元のタブレットに「散歩中」と表示されています。途中で人に出会うと、「こんばんは」と声をかけていました。この際に顔認識して相手を特定し、スタッフへ遭遇した時間と合わせてメール通知します。 自動で動くPepper。移動速度はゆっくりで、動いている間の音も気にならない。廊下をひとりでに進みます。つきあたりまで行ったら、くるりと回転して戻ってきました。移動中は、Pepperに搭載されているカメラからリアルタイムで映像が配信されます。 Pepperの目線をリアルタイムで配信。スタッフは座りながらフロア全体が見守れる。編集部はこう思った 今回Pepperが見回りしたのは施設内の廊下だけで、居室の中にまでは入っていきませんでした。そのため、居室内の様子を確認する巡回の代わりにはなりません。しかしPepperが自動で廊下を巡回することで、いち早くひとり歩きしている入居者を発見できたり、スタッフの安心感につながったりすることが期待できます。 代表の長安氏にインタビュー 現役大学生でもあるX-mov Japan株式会社代表取締役社長兼CEOの長安成暉氏とPepper。 Pepperの介護アプリといえば、いっしょに体操をやクイズをしたりと、レクリエーション目的のものが多い印象があります。そんななか「Pepperに夜間巡回させる」というユニークな発想でアプリを開発したのには、どのようなきっかけがあったのでしょうか?X-mov Japan株式会社の代表取締役社長兼CEOである長安成暉氏に話を聞いてみました。徹底した現場主義で真の課題解決をめざすーーーなぜ、Pepperを自律走行させて夜間の巡回をさせようと思いついたのでしょうか?弊社は、Pepperの自律走行型アプリケーションの開発や米物流運搬ロボットの販売等を行ってきましたが、「Pepperに夜間巡回させる」というアイディアがもともとあったわけではありません。自律走行に使われているSLAMという技術を用いて、介護業界の課題を真の意味で解決するためには、アイディアありきではなく現場を徹底的に知る必要があると感じていたんです。そのためにまず、約2週間かけて3つの介護施設で張り込み調査を行いました。そこで見えてきた課題や現場の方の生の声から、「Pepperが代わりに夜間巡回を行えるアプリを開発しよう」と決めたんです。Pepperに夜間巡回させる意味ーーー2週間の調査で、どのようなことがわかりましたか?現場を見て痛感したのは、ひとつひとつの業務にかかる時間は短くても、細かい業務が積み重なってスタッフの方を圧迫しているということです。体位変換に2分、移乗介助に3分、といったことを入居者の方全員に繰り返しているうちに、あっという間に時間がたってしまう。そんな現状を見ながら、スタッフの方の負担を大幅に減らすには、細々した特定の業務をロボットに代替させるだけではあまり意味がないのではないかと思うようになりました。また3施設それぞれで、ニーズやオペレーションが大きく異なることもわかりました。すべての施設に共通していて、かつロボットにサポートしてもらうと負担が大幅に減るのは何か、と考えたときに「夜間の見回り業務」に思い至ったのです。また、Pepperと夜間帯の相性が良いというのもポイントでした。Pepperは太陽光の反射などでうまく動かないことがあるので、夜間帯であればよりスムーズな制御が可能なのです。ーーー今回の実証実験で使われているのはまだプロトタイプということですが、今後はどのような改良を重ねていく予定ですか?具体的な改良点は実証実験の結果を見てから検討を重ねる予定ですが、操作性や利便性はリリースまでにレベルアップさせていきたいですね。スタッフの方はスタートボタンを押すだけでOKというところまでもっていければと思っています。また、現時点では入居者の方に遭遇した際の通知がメールで行われていますが、それをプッシュ通知にするなどよりわかりやすくお知らせする方法にしていく予定です。編集部まとめ 2018年夏頃のリリースを予定しているという、今回のPepperの自律走行による夜間巡回アプリ。このアプリがあれば、昼はレクリエーション、夜は見回りという風にPepperを24時間活用することもできそうです。

ICT活用で介護はどう変わる?メリットと今すぐICT化すべき業務

ICT活用で介護はどう変わる?メリットと今すぐICT化すべき業務

最近よく耳にするICT。介護の現場でも、ICTを活用した業務効率化が重要視されてきています。一方で、「なんか難しそう」「どうやって活用すればいいの?」「ICTを導入すると何が変わるの?」と思っている人も少なくないでしょう。手作業やアナログでの業務が多い介護業界では、ICT化がこれからの経営を左右するといっても過言ではありません。今回は、介護におけるICT化のメリットや課題、導入を成功させるコツなどを紹介します。ICTとは?ICTとは「Information and CommunicationTechnology」の略で、日本では「情報通信技術」と訳されます。日本ではIT(情報技術)に代わる言葉として、2000年代後半から注目されるようになりました。「Communication/コミュニケーション」という単語が含まれていることからもわかる通り、ICTには情報処理の技術だけでなく、情報をどのように伝達・共有するかという意味合いも含まれています。IT、IoTとの違いICTのほかに、IT、IoTという言葉もよく使われます。ここでそれぞれの違いについて理解しましょう。ITとはITとは「Information Technology」の略で、日本では「情報技術」と訳され、ICTとほぼ同じ意味で使われています。ITという言葉の誕生の背景には、急速に加速したPCやインターネットの普及があります。当時は主にオフィスでの業務効率化や高速化がすすめられました。その後、2000年以降にブロードバンド回線や携帯電話が浸透し始め、個人でもITにふれる機会が多くなっていきます。IoTとはIoTとは「nternet of Things」の略で、日本では「モノのインターネット」と訳されることが多いです。あらゆるモノがインターネットとつながる仕組みや、その技術のことを指します。インターネットに接続されたモノから情報を取得したり、取得した情報を分析して反応を返したりします。具体的には、インターネットに接続された体重計から取得した体重をスマートフォンに自動で記録したり、記録した体重を分析して運動アドバイスをしたりするサービスなどが挙げられます。介護のICT化の背景ICT、IT、IoTの違いもわかったところで、ここからは介護現場におけるICT化について考えていきましょう。今、介護の世界ではICT化の波がきていますが、その背景には「人材不足」があります。「3人に1人が高齢者」の未来すでに周知のとおり、日本は少子高齢化が進んでいます。2015年には4人に1人が高齢者となり、その割合はこれからも増大していくと考えられています。2035年には、なんと3人に1人が高齢者になると見込まれています。高齢化がすすめば、その分要介護者も増えるでしょう。「介護難民」を減らすためにも、介護人材の確保は急務なのです。介護業界のICT活用率は最低レベル介護人材の確保と同時に、介護の業務効率化も不可欠です。内閣府の調査によれば、このままでは2030年までに日本の労働力人口は約900万人減ってしまうことが予測されています。労働力人口が減っていくなか、増え続ける介護需要に応えるには、介護業務を効率化するしかありません。とくに介護の現場では、いまだに多くの事務作業が手作業で行われているといわれています。実際、総務省の調べによれば、保健・医療・福祉業界のICT活用率・効果ともに産業最低であることが分かっています。画像引用: http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h24/html/nc114640.html このように、介護のICT化による業務効率化が今、最大の課題となっているのです。ICT化のメリット・デメリットICT化の重要性が理解できたところで、ICT化によるメリット・デメリットを整理していきましょう。ICT化のメリットICT化のメリットには、直接的なメリットと間接的なメリットの2種類があります。まずは直接的なメリットとして、以下の4つを紹介します。 事務作業の軽減、ストレス軽減 科学的介護の実現 コミュニケーション活性化 生産性の向上一番のメリットは、記録業務のICT化による事務作業の軽減や、事務作業のストレス軽減です。ホームヘルパーが訪問先でスマートフォンから介護記録を入力したり、タブレットで次の訪問先の情報を得たりすることが考えられます。また介護記録などをICT機器で分析・フィードバックすることで、科学的根拠に裏付けられた介護(科学的介護)が実現するでしょう。さらに、スタッフがスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末をもつことで、スタッフ間の情報共有やコミュニケーションが活発化することも期待できます。また、ICTで売上や居室稼働率を予測したり、コスト管理を図ったりすることで施設運営全体の生産性を向上させることも可能です。間接的なメリットとしては、以下の4つを紹介します。 離職率の低下 若手人材の確保 ケアの質の向上 介護職の魅力の向上 まず挙げられるのが、業務負担やストレスの軽減による離職率の低下や、スマホ世代である若手人材の確保です。ICT化してすぐに効果が出るものではありませんが、長期的に見ればリクルート面でもメリットがあるのです。また、これまで事務作業にあてていた時間をケアの時間にあてることで、ケアの質の向上も期待できるでしょう。そうすればスタッフのやりがいや介護職という仕事自体の魅力アップにもつながります。介護業界においてICT活用に取り組むことは社会的にも話題性があります。事業所としてだけでなく、介護業界全体のイメージアップや採用にも貢献するでしょう。ICT化のデメリットICT化のデメリットは、主に以下の3つです。 導入コストが高い 情報漏えいリスクがある スタッフへの教育が必要 もっとも大きなデメリットは導入コストの高さです。ICT化を実現するには、施設内全体にインターネット環境を整備したり、パソコンやスマホなどのデバイスを購入したりする必要があります。個人情報を扱う場合は情報漏えいにも気をつけなければいけないので、セキュリティ対策にも費用がかかるでしょう。また、ICT機器を扱うスタッフへの教育も不可欠です。とくにパソコンなどのデバイスに慣れないスタッフにとっては、慣れるまでは今まで以上の手間やストレスがかかってくる場合もあります。ICT化が求められる介護業務とは?メリット・デメリットが理解できたところで気になるのが、「ICTって、具体的にどこでどういう風に使えるの?」というところですよね。ここからは、介護においてICTが活用されはじめている例を紹介していきます。介護記録をICT化ICT化が急速に進みつつあるのが「介護記録」です。現状、介護記録の多くは手作業で行われており、介護保険請求を行ったり行政などに提出したりするために使われています。しかし事務業務が多すぎて残業したり、本来のケアに注力できなかったりという本末転倒な事態に陥っている事業所も少なくありません。介護記録をICT化することで、ケアプランやアセスメントチャート作成の時間が軽減できたり、介護記録を持ち歩かずにすむことでヘルパーが直行直帰できたりするといったメリットがあります。また、紙ベースよりも楽に情報共有ができるという点も大きなメリットでしょう。タブレットデバイスの導入最近介護施設でよく見られるようになってきたのが、iPadなどのタブレットデバイスです。ある事業所では、タブレットでシフト要請やケアプラン呼び出しなどを行うことにより、2年間で約10%の労働時間削減に成功したという例もあります。タブレットデバイスはパソコンよりも直感的に操作できるため、スマホ世代の若い人材も抵抗感なく使えるのがポイントです。見守りロボットを始めとしたIoT機器の導入じわじわと浸透し始めているのは、見守り支援ロボットをはじめとしたIoT機器の導入です。バイタルデータなどを取得して離床や在室などを判断し、必要に応じて通知してくれるだけでなく、取得したデータを分析してケアプラン作成時の参考資料となるようにまとめてくれる機器まで登場しています。ICT化を阻む課題深刻な人材不足を前に、急務となっている介護現場のICT化。しかし、そんなICT化を阻む課題が残されています。使いこなせないこれまで多くの業務を手作業で行ってきたスタッフにとって、突然パソコンやタブレットを使いこなせといわれても難しいでしょう。介護福祉系の学校でもまだICTに関する教育過程がないことも、ICTの普及を阻んでいる一つの要因といえそうです。スタッフからの反発使う前からICT機器に抵抗感をもっている人も、実は少なくありません。Wi-Fi環境などに左右されてスムーズに使えなかったり、慣れないデバイスの操作方法を一から覚えなくてはならなかったりと、ICT機器を導入することで増える手間も確かにあるからです。導入コストの問題最後の課題は「導入コスト」です。デメリットでも挙げましたが、ICT化するにはネットワーク環境やデバイスの整備が不可欠となるため、初期費用がどうしても高くなる傾向にあります。また一度購入してしまえば終わりというわけではなく、介護記録ソフトであれば月額使用料がかかるなど、ランニングコストも発生します。しかし近年では、ICT化に補助金がでたり、ICT化することで報酬加算されたりする動きがではじめています。次章では、ICT化にまつわる介護報酬改定や補助金制度について解説します。介護のICT関連の報酬加算・補助金制度2018年度に実施される介護報酬改定では、介護事業所や業務のICT化を評価する改定が決定しています。たとえば訪問介護では、ICTを活用し動画などで利用者の状況を把握し、定期的に助言する場合、加算が取得できるようになりました。その他の例も見ていきましょう。テレビ電話でリハ会議に参加【通所リハ・訪問リハ】2018年度の介護報酬改定で、リハビリテーション会議への医師の参加が、テレビ電話などを活用した遠隔参加でもOKとなりました。これにより、リハビリテーションマネジメント加算(Ⅱ)が算定しやすくなります。動画で利用者の状況を把握・助言【訪問介護】先述したとおり、訪問介護ではICTを活用した動画などで利用者の状況を把握・助言が評価されるようになりました。具体的には、生活機能向上連携加算(I)という加算が算定できるようになります。オペレーターの専任要件が緩和【定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護】定期巡回型サービスでは、ICT等の活用によって利用者情報確認やコール対応ができれば、オペレータと事業所の職員の兼務が認められることになりました。排せつ介護の分析にICTを活用【介護老人福祉施設】今回の改正で新たに作られた排せつ支援加算は、排せつ介護に要する原因分析し、その結果を踏まえた支援計画と支援をするした場合に算定される加算です。分析に使える介護ロボットやICT機器を導入することで、加算を取りながら質の高い介護が実現できそうです。ICT導入に使える補助金制度IT導入補助金ITツールを導入しようとする中小企業・小規模事業者に対して、生産性の向上を図るために経費の一部を支援する補助金です。パッケージソフトの費用はもちろん、WEBサーバーの利用料や導入にかかる教育費用なども補助の対象となっています。補助金の対象となるのは以下のとおりです。 パッケージソフトの本体費用 クラウドサービスの導入・初期費用 クラウドサービスの契約書記載の運用開始日から 1年分までのサービス利用料、ライセンス、アカウント料 パッケージソフトのインストールに掛かる費用 ミドルウエアのインストールに掛かる費用 動作確認に掛かる費用 IT ツール(ソフトウエア、サービス等)の導入に掛かる教育、操作指導費用。また、事業計画の検討に関係するコンサル費用(しかし、関連会社、取引会社への説明会等費用は補助対象外) 契約書記載の運用開始日から 1年分までの問い合わせ・補助対応に掛かる費用、保守費用 社内外・取引先向けホームページ制作サービス初期費用 契約書記載の運用開始日から1年間の WEBサーバー利用料(ただし、既に存在するホームページの日常的な更新・改修費用は補助対象外) 地域医療総合確保基金(介護分)地域医療総合確保基金(介護分)とは、介護施設や介護従事者の確保に向けた取り組みを支援する基金です。人材確保の一環として職場環境の改善を支援していますが、そのなかに「介護ロボット導入支援事業」があります。補助内容は自治体によって異なりますが、1機器につき導入経費の2分の1(上限10万円)程度が補助されることが多いようです。介護現場で今すぐ使えるICTはこれ!ここでは、実際に介護の現場で使われているICT機器を紹介します。介護記録システム「ケアコラボ」ケアコラボ(carecolLabo)は、アセスメントからケアプランの作成、日々のケア記録に特化した介護記録システムです。バイタルや食事量などの基本的な記録はもちろん、写真や動画も記録でき、それらを一元管理することが可能です。またそうした情報をスタッフ同士だけでなく利用者の家族とも共有できる点が特徴です。排せつ予知デバイス「DFree」排せつ支援加算に活用できそうな機器として「DFree」があります。DFreeは、超音波センサーで膀胱の大きさの変化を捉え、排尿の前後のタイミングをアプリでお知らせしてくれるICT機器です。2018年4月には「排泄自立支援」プランのサービス展開を開始し、個人の排泄状況をアセスメントし、その方にあった支援計画を作成するサポートまで行ってくれます。失敗しない導入の進め方業務効率化や生産性アップに貢献してくれるICTですが、導入の仕方を誤ると、せっかく購入したスマホやタブレットが使われずに放置されてしまう、という事態にもなりかねません。介護事業所や介護業務のICT化を成功させるには、以下の3つを意識しましょう。現場で導入を推進する人材の確保どんなに便利なサービスでも使われないと意味がありません。現場の意見も聞かず、トップダウンでICT化を進めるのではなく、現場レベルでICT化をいっしょに進めてくれる推進者を確保しましょう。成功事例に学ぶ介護業界のICT化はまだはじまったばかりですが、すでに先駆的な施設はめざましい成果を挙げています。そうした施設に話を聞いたり足を運んだりすることで、成功した要因や自分の施設でも活かせそうなポイントを習得しましょう。タイミングを図る何の問題もないところに、突然ICTを導入しようとしてもうまくいきません。現場で困っていることや悩んでいることを探り、その解決にむけてみんなの心が動いているときこそ、ICT化のベストタイミングです。ICT化はあくまで手段介護報酬が改定される2018年度以降、ますます盛んになるだろう介護業界におけるICT化。ICT化は、介護の人材不足という避けては通れない大きな課題を解決するための重要な手段です。業務効率化のために、多くの事業所が介護記録システムや介護ロボットを導入せざるを得なくなるでしょう。そんなとき忘れてはならないのが、ICT化はあくまで手段であるということです。ICT化の真の目的は、離職率の低下や定着率アップにつながる職場環境の改善や、利用者のQOL向上やADL維持にあります。ICT機器を選ぶときは、「導入することで介護の質に貢献するか?」という視点をぜひ持っておいてください。

 初めての親の介護で不幸にならないために読む「介護の基本」と「コツ」

初めての親の介護で不幸にならないために読む「介護の基本」と「コツ」

あなたは、親の介護について考えたことがありますか?「来るべき親の介護に、準備万端です!」という人はきっと少数派でしょう。多くの人は、介護が必要な状態になってはじめて、真剣に親の介護について考えだすはずです。なかには、親の介護のために慌てて会社を辞めたり、親と同居を始めたりする人もいるでしょう。しかし、介護は子育てとは違い、ゴールのないものです。思いのほか長くかかることもじゅうぶんありえます。そうなったときにあとから後悔しないように、今から親の介護のことを考えてみましょう。3つの介護スタイル介護のスタイルには、おもに3つの選択肢があります。在宅介護 遠距離介護 施設入居 まずはそれぞれのスタイルの説明と、メリット・デメリットを見ていきましょう。在宅介護とは自宅で介護士や家族が介護する介護スタイルです。ここでは、親と同居して介護することを指します。在宅介護のメリット在宅介護の最大のメリットは、要介護者が住み慣れた自宅で生活を送ることができる点でしょう。また、「これまでの恩返しとして、自ら介護したい」という方にとっても、すぐそばで見守ることのできる在宅介護はおすすめです。自ら介護する分、介護費用がかからないこともメリットとして挙げられます。在宅介護のメリット・「家で過ごしたい」という要介護者の希望を叶えられる・自分で介護したい、近くで見守りたいという人にはマッチする・自分で介護する分、介護費用がかからない在宅介護のデメリット一方で、在宅介護にはデメリットもあります。最大のデメリットは、介護者の精神的・肉体的負担が大きいことでしょう。介護は24時間つづく重労働です。介護保険サービスなどを上手く活用しながら、無理のない範囲で行わなければいつか破綻していしまいます。また、夜間に状態が急変した場合などの対策も必須です。在宅介護のデメリット ・介護者に大きな精神的・肉体的負担がかかる・緊急時の不安が大きい 「介護は家族がするもの」という考え方で無理をすると、介護うつになってしまうことも! 在宅介護をするにしても、全部自分でやろうとはせずに、賢く介護保険サービスを活用しよう!遠距離介護とは離れて暮らす高齢の親が自立した生活を送れるように、別居している家族がサポートする介護スタイルです。遠距離介護のメリット遠距離介護のメリットのひとつに、要介護者・介護者双方が転居しなくてすむという点が挙げられます。お互いが住み慣れた場所で生活を送れるので、その分ストレスも減るでしょう。また在宅介護と比較して、四六時中介護に直面するわけではないため、心理的な負担が少ないケースもあります。さらに、独居の家族を遠距離介護している場合、いずれ施設への入所が必要になった際、優先的に入所できる可能性があります。 遠距離介護のメリット ・要介護者・介護者の双方とも転居せずにすむ・施設入所の際、独居のほうが優先的に入所できる可能性がある 遠距離介護のデメリット遠距離介護の最大のデメリットは、交通費がかかることです。遠距離介護をしている人は週末などを利用して家族の様子を見に行くことが多いですが、遠距離であればあるほど交通費がかさんでしまいます。また、自分で介護できない分、訪問介護等の介護保険サービスを駆使する必要がでてきますが、介護保険サービスも無料ではないので、その分費用がかさみます。遠距離介護のデメリット ・交通費がかかる・介護費用がかかる 見守りカメラなどを導入するのも遠距離介護を成功させるコツだよ! 介護保険サービスをフル活用すれば、毎日ヘルパーさんに様子を見てもらう体制を作ることも可能だよ!施設介護とは親が老人ホームなどの施設に入居して介護サービスを受ける介護スタイルです。施設介護のメリット施設介護の最大のメリットは、介護のプロが見守ってくれる点でしょう。施設には介護士の他に看護師や医師などがいるため、万が一のときも安心です。また、自ら介護する必要がないので、介護者にとってはその分精神的な負担が軽減されるでしょう。施設介護のメリット・専門家に介護してもらえる・家族の負担が軽減される施設介護のデメリット一方でデメリットとして、施設利用の費用の高さがあります。終身利用を前提した介護保険施設(介護保険が使える施設)は特別養護老人ホームと呼ばれていますが、こちらでも介護費の他に個室費用などがかかります。高級有料老人ホームとなると、入居一時金だけで数千万円の支払いが発生することもあります。また、仮に高額な入居費用を支払ったとしても、その環境が要介護者に合うかどうかまでは保証されません。場合によっては、施設になじめず退所し、自宅に戻ってくることもあるのです。施設介護のデメリット ・費用が高い・退所してしまうこともある 「施設にいれるなんてかわいそう」なんて外野の声に惑わされず、自分にとっても家族にとっても最善な方法を選ぼう! どの介護スタイルにも、それぞれメリットとデメリットがありますね。自分の仕事や経済的状況、親の状態などを考慮して、何が最適なのかをよく考える必要があります。とはいえ、はじめての介護では「何が分からないのか分からない」状態に陥ってしまうこともしばしばです。そこで次章からは、介護がはじまる前、はじまった後の動き方について解説していきます。介護はどうやって始まる?親の介護が必要だと判明するまでの流れは人それぞれですが、おもに3つのパターンに大分できます。1.病院から始まる救急車で運ばれたり、かかりつけ医から介護の必要性について提案をうけたりするパターンです。2.家族の申請から始まる「ちょっと様子がおかしいな」「いつもと違うな」と家族が気づき、病院や専門医にかかるパターンです。3.通報から始まる徘徊しているところを保護されたり、「子どもが財布を盗んだ」といって交番に駆け込んだりするところから介護の必要性に気づくパターンです。介護がはじまったらすべきこと いずれのパターンを辿ったとしても、実際に親の介護の必要性を目の前に突きつけられると、誰しも戸惑ってしまうものです。ここでは、介護が必要だと判明したあとにするべきことを解説してきます。 まずは地域包括支援センターに行く介護がはじまったら、必ず専門家に相談しましょう。相談先としておすすめなのが地域包括支援センターです。地域包括支援センターは各自治体に設置されており、介護に関する悩みや相談を受け付けてくれるところです。「何が分からないのか分からない」状態の人も、「介護が必要といわれたけれど、どうすればいいでしょうか?」と率直に相談してみましょう。要介護認定をうける次は「要介護認定」をうけましょう。在宅介護、遠距離介護、施設介護のいずれを選ぶとしても、介護サービスをうけるには「要介護認定」が必要です。「要介護認定」には申請書が必要です。申請書は市役所にもらいにいくか、市役所のホームページからダウンロードしましょう。申請は無料で、ケアマネジャーが代行して行うこともできます。ケアプランを作成する要介護認定が無事とれたら、次はケアプランを作成しましょう。ケアプランとは、1ヶ月の介護スケジュールのこと。ケアプランは、本人や家族と協議した上で、ケアマネジャーという人が作成してくれます。ケアマネジャーは介護のスペシャリストで、あなたの介護生活の心強い理解者であり相談者でもあります。介護でわからないことや不安なことがあれば、ケアマネジャーに相談してみましょう。ここまでできたら、介護保険サービスの利用が開始されます。施設介護の場合は施設を探す施設介護の場合は、施設を探す必要があります。施設にもたくさんの種類があるので、まずはインターネットなどで自宅付近の施設を検索してみましょう。ここでは、いくつか代表的な施設の種類を紹介します。1.特別養護老人ホーム1つ目は特別養護老人ホームです。 特別養護老人ホームとは、介護を必要とする65歳以上の方が入居できる公的な施設のこと。介護保険サービスの一つであるため、利用料が安く抑えられるというメリットがあります。有料老人ホームのような一時金も必要ありません。ただし、入居要件として介護度3以上(※1)であることが定められており、誰でも入居できるわけではないという点に注意です。また利用料の安さから入居希望者が多く、なかなか入居できないケースもあります。 ※1 介護度1、2 の方も特例として入居が可能 2.介護付有料老人ホーム2つ目は介護付き有料老人ホームです。介護付き有料老人ホームとは、介護サービスがついた高齢者向けの居住施設のこと。介護・看護スタッフが24時間体制で対応しており、食事や入浴、排せつなどの介助サービスなどをうけることができます。特別養護老人ホームのような入居条件を設けている施設はあまりなく、原則誰でも入居できます(※2)。入居には、入居するときに支払う「入居一時金」と、月々支払う「月額料金」が必要です。ただしプランによっては、「入居一時金」なしで「月額料金」だけとするところもあります。これらの費用は、特別養護老人ホームにくらべると割高です。※2 「介護専用型」の場合は要介護1以上の介護認定が必要3.住宅型有料老人ホーム3つ目は住宅型有料老人ホームです。住宅型有料老人ホームとは、生活支援サービスがついた高齢者向けの居住施設のこと。介護付き有料老人ホームとの違いは、介護サービスが外部サービス利用となる点です。必要なサービスを自分で選択できるのが魅力ですが、介護付き有料老人ホームの介護サービス費が月額利用料に含まれているのに比べ、住宅型有料老人ホームでは月額利用料に含まれていないため、介護保険の限度額を超えると高額になるおそれがあります。在宅介護・遠距離介護を成功させるコツいくら家族とはいえ、絶え間なくつづく介護は心身の負担になります。在宅介護や遠距離介護では肉体的にも精神的にも追いつけられ、介護うつになってしまう人も少なくありません。「介護は家族がするもの」「親の介護のためには自分が犠牲になるべき」ーーこうした考え方は、持続的な介護の敵です。介護をつづけていくには、介護者が無理なく介護できる環境を整える必要があります。ここでは、在宅介護・遠距離介護を楽に、便利にするコツを教えます。介護保険サービスはフル活用しよう1つ目は介護保険サービスの活用です。介護保険サービスには、家に来て介助をしてくれるタイプのサービスや、施設に通ってリハビリや介助をうけられるサービス、福祉機器や住宅改修の費用を負担してくれるサービスなどがあります。自己負担はサービス料の1~2割なので、ライフスタイルや費用と相談しながら、どんなサービスをどのようにうけるか、ケアマネジャー等と決めましょう。介護ロボット、ICT機器を活用しよう2つ目におすすめなのが介護ロボットやICT機器の活用です。介護ロボットというと大掛かりで高額なイメージがあるかも知れませんが、最近では個人でも購入できる価格帯のものも増えてきています。とくにおすすめなのが、見守り支援ロボットです。要介護者の家に設置しておけば、離れた場所からでも部屋の様子を見守ることができたり、スマホアプリなどを通して声をかけたりすることができます。ネットワークカメラのようなものからぬいぐるみのようなようなものまで多種多様なので、ニーズや好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。関連記事を読む: 在宅介護でも活躍!ネットワークカメラの活用法と購入時の5つのポイント 介護休暇・介護休業を活用しよう3つ目が 介護休暇・介護休業の活用です。介護休暇・介護休業とは、家族(義理の家族も含む)の介護のために会社を休める制度のことです。 介護休業 2週間以上にわたって介護が必要な要介護状態の家族を介護するために、通算93日間の休業期間を3回に分けて取得できます。 介護休暇 要介護状態にある家族の介護やその他の世話を行うために、1年に5日(対象家族が2人以上の場合は10日)までの休暇の取得が可能です。 介護には急な呼び出しや家族の同伴がつきものですが、そんなときに介護休業や介護休暇を利用してみましょう。関連記事を読む: 介護スタッフも知っておきたい!育児・介護休業法とは? まとめ親の介護は突然はじまります。自分の仕事や生活で精一杯というときに「親の介護」という難問が突きつけられれば、誰しも戸惑ったり混乱したりしてしまうものです。そんなときこそいったん冷静になって、「どんな介護をすべきか?」を考えてみましょう。一番大切なことは、介護者であるあなた自身が無理せず、余裕をもって介護にあたれることです。そのためにも、介護保険サービスや介護ロボットなど、使えるモノは迷わず使いましょう。「親を施設に入れるなんて」「介護は家族がするもの」といった傍観者の声に惑わされず、要介護者・介護者双方が幸せになれる介護のあり方を模索してみてください。関連記事を読む: 増加する介護離職の実態と、介護と仕事を両立するためにできる3つのこと

川崎市の福祉イベント「ウェルフェアイノベーションフォーラム2018」に行ってきた!

川崎市の福祉イベント「ウェルフェアイノベーションフォーラム2018」に行ってきた!

2018年3月20日、神奈川県川崎市にて「 ウェルフェアイノベーションフォーラム 2018」が開催されました。10年目を迎えたかわさき基準(KIS)の認証式や、さまざまなテーマにわかれたシンポジウムなどが行われる同フォーラムに、介護ロボットONLINE編集部がお邪魔してきました!KIS認証機器を中心に、気になる介護ロボットの紹介やシンポジウムの内容をレポートしていきます!ウェルフェアイノベーションフォーラムとはウェルフェアイノベーションフォーラム2018とは、川崎市が開催している福祉と産業のイベントです。今回が7回目の開催となる本フォーラムでは、川崎市独自の福祉製品認証基準である「かわさき基準(KIS)」の認証をうけた福祉機器の認証式や、4つのテーマからなるシンポジウム、そして最先端機器の体験や展示が行われます。川崎市の取り組み川崎市では、2014年度から「産業と福祉の融合で新たな活力と社会的価値の創造を目指す」取り組みを進めています。こうした取り組みを「ウェルフェアイノベーション」と位置づけ、約300の企業・団体等が参画するフォーラム運営のほか、福祉課題を解決する異業種間連携等の「新たな製品・サービスの創出に向けたプロジェクト」や、本市独自の福祉製品認証基準である「かわさき基準(KIS)」認証を通じた製品の活用促進等を行っています。2017年度からは、5年間の計画となる「第2期川崎市ウェルフェアイノベーション推進計画」を策定し、新たに「モニター評価等支援事業」などをスタートしました。次章からは、ウェルフェアイノベーションフォーラム2018の様子をレポートしてきます!16製品がかわさき基準(KIS)認証を取得本年で10年目を迎えたかわさき基準(KIS)の認証式。今回の募集テーマは、「新たな在宅モデルの構築、介護者・介助者負担の軽減、ダイバーシティのまちづくり」でした。今回、テーマに沿った16の福祉機器が認証をうけました。 かわさき基準(KIS)プレミアム認証福祉製品 MIRAI SPEAKER Curvy (株式会社サウンドファン) 引きずり型避難マット「ストレッチグライドR(レスキュー)タイプ (パラマウントベッド株式会社) 車椅子 レル・ライト (有限会社さいとう工房) ヘルパー歩 (キョウワアグメント株式会社) 移動・移乗 FREE-SLOPE(株式会社ミスギ) ARUKUTOMO(株式会社発明ラボックス) 視覚障がい者歩行誘導ソフトマット 歩導くん ガイドウェイ(錦城護謨株式会社) 排泄(おむつ) ディスパース オンリーワン幅広テープ(株式会社光洋-ディスパース) 排泄(ポータブルトイレ) ラップポン・ブリオ (日本セイフティー株式会社) 食事 MOMOシリーズ(テクノツール株式会社) コミュニケーション コバリテ視覚支援スタートキット(株式会社古林療育技術研究所) こんにちは赤ちゃん(トレンドマスター株式会社) 見守り 見守りケアシステム M2(フランスベッド株式会社) その他 トランクソリューション(トランクソリューション株式会社) AYUMI-EYE(株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団) モフトレ(株式会社Moff) ここでは、介護ロボットONLINE編集部がとくに気になった機器をご紹介します。自動ラップ式排泄処理システム ラップポン・ブリオラップポンは、排泄物を自動でラップしてくれるポータブルトイレです。水を使わず、ポータブルトイレに付き物のバケツ洗浄も必要ないので、介護者の負担や、ニオイを気にする要介護者の精神的負担も軽減されます。関連記事を読む 自動で密封、すぐ捨てられる!自動ラップ式トイレ「ラップポン」|日本セイフティー株式会社 赤ちゃん型コミュニケーションロボット こんにちは赤ちゃん比較的高額なコミュニケーションロボットが多いなか、「こんにちは赤ちゃん」は8,000円(税抜)という低価格で提供している点が大きな特徴です。「利用者によってはコミュニケーション促進や癒しの効果も期待できる」として、今回認証をうけました。関連記事を読む 自らがお世話する存在へ。赤ちゃん型ぬいぐるみロボット「こんにちは赤ちゃん」|トレンドマスター株式会社 歩行解析デバイス AYUMI EYE画像: 測定時間が1/10に!「自分の足で歩きたい」を叶える歩行解析デバイス「AYUMI EYE」とは? AYUMI EYEは、専用センサーを利用者の腰部へはりつけ、6~10m歩くだけで利用者の歩行状態を見える化する歩行解析デバイスです。川崎市は、「AYUMI EYEを利用することで利用者に歩行の改善の意識づけを行うとともに、適切な歩行改善トレーニングの実施につなげることができれば、歩行の改善と生活の変化が期待できる」と評価しています。関連記事を読む 測定時間が1/10に!「自分の足で歩きたい」を叶える歩行解析デバイス「AYUMI EYE」とは? IoT自立支援・回復サービス モフトレ画像: 介護報酬申請にも使える!介護予防サービス「モフトレ」|株式会社Moff モフトレは、ウェアラブルモーションセンサーのMoff Bandとタブレットを使用した機能訓練トレーニングサービスです。トレーニングの実施時間はもちろん、それぞれのトレーニングの回数や角度(可動域)などのデータが記録されます。またそうしたデータを共有することで、ご家族、ケアマネージャーなどとより密なコミュニケーションをとることが可能になります。川崎市は、現状や訓練効果を客観的に把握し取組を進めることができる点、利用者と支援者のコミュニケーション活性化にもつながる点をとくに評価しています。関連記事を読む 介護報酬申請にも使える!介護予防サービス「モフトレ」|株式会社Moff トークセッションで介護ロボット導入のコツを紹介シンポジウムでは、「介護現場での人とモノとの関わり方」「認知症とテクノロジー 新しい取組と実践」などのテーマにわかれてトークセッションが行われました。とくに「介護現場での人とモノとの関わり方」では、積極的に介護ロボットを取り入れている特別養護老人ホーム金井原苑(社会福祉法人一廣会) 施設長の依田明子氏が登壇し、導入のコツとして「新しいことは、たとえ良いことでも職員にとっては負担となる」としたうえで、それを乗り越えるために以下の3点を挙げています。 現場で導入を推進する人材の確保 成功事例に学ぶ タイミングを図る 金井原苑では、さまざまな助成金を駆使しながら2年間で500万円ほどの設備投資を行い、介護リフトを含む多種多様な介護ロボットを導入しているとのことでした。まとめ今年で7回目となる「ウェルフェアイノベーションフォーラム」。昨年度からは新たにモニター事業を開始するなど、国内でも先進的な取り組みを続けてきました。福祉機器や介護ロボットをはじめとした「モノ」を活用し、新しい介護のあり方の模索していく川崎市の今後に注目です。<ウェルフェアイノベーションフォーラム2018>開催日:2018年3月20日(火)12:45~会 場:川崎フロンティアビル 2階概 要:・KIS認証式- 知って、使ってみよう -(12:50~13:10)・シンポジウム- 聞いて、深めよう -(13:15~18:30 )・体験・展示- 見て、触れよう -(11:30~18:00)

CareTEX(ケアテックス)2018に行ってきた!気になる介護ロボットをレポート

CareTEX(ケアテックス)2018に行ってきた!気になる介護ロボットをレポート

3月14日~16日の3日間、CareTEX(ケアテックス)が開催されました。CareTEX(ケアテックス)とは、「国際介護用品展」「介護施設産業展」「介護施設ソリューション展」の3つで構成された、介護用品やサービスの専門展です。同時開催として、「次世代介護テクノロジー展」「健康長寿産業展」「超高齢社会のまちづくり展」も開催されました。これらをまとめて、「東京CareWeek2018」と位置づけています。今回は、とくに「次世代介護テクノロジー展」で見つけた気になる介護ロボットを中心に、CareTEX(ケアテックス)や東京CareWeek2018の様子をレポートします!介護ロボット、IoT製品だけで30件以上!今回のCareTEXでは、介護ロボット、IoT製品だけでも30件以上の展示がなされていました。介護ロボットONLINEで取材した商品はもちろん、まだ研究段階の製品や発売したばかりの製品も多数出展されていました。 介護記録から排せつのタイミングを予測するシステムは、九州工業大学 大学院情報工学研究院 システム創成情報工学研究系 齊藤研究室の研究だ。 2018年3月13日に販売を開始した「モフ測」にて、Moff Bandをつけたところ。「モフ測」は身体機能を手軽に計測して見える化するサービスだ。ウェアラブルデバイスでの身体測定機能ブームが到来!?「次世代介護テクノロジー展」で目立ったのが、ウェアラブルデバイスによる身体測定サービスです。介護ロボットONLINEでもすでに取材している モフトレや AYUMI EYE を筆頭に、歩行測定や身体機能測定を手軽に行える介護ロボットが多数展示されていました。「キューズタグウォーク」で歩行分析を体験してみたそのうちのひとつ、「キューズタグウォーク」で実際に歩行分析を体験してみました。「キューズタグウォーク」は、住友電気工業株式会社が開発している歩行分析機器です。加速度センサーを内蔵した手のひらサイズの機器を腰につけ、10m程度を歩くだけで歩行測定が完了します。 専用センサをベルトで腰につけるだけで準備完了。あとは往復10m程度を歩くだけだ。間を置かずに測定結果がでました。画面を見ながら解説してもらいます。歩行評価は「動き」「前後バランス」などの6項目にわかれており、それぞれに点数がつけられます。編集部員は「前後バランス」と「リズム」の得点が年代平均より低いことがわかりました。「ふだん、座り仕事ばかりではないですか?」という一言についドキリとしてしまいます。担当者によれば、過去3回のデータとの比較することができるため、利用者のモチベーションアップやコミュニケーション促進としても役立つとのことでした。移乗支援ロボットで体験!介護ロボットとして確かな地位を確率してきた「移乗支援ロボット」。 イノフィスのマッスルスーツ をはじめとしたロボットスーツはもちろん、 愛移乗くん や リショーネPlus などの移乗ロボットも多数展示されていました。 編集部が体験したのが、マッスル株式会社の「ROBOHELPER SASUKE(ロボヘルパー サスケ)」です。「ロボヘルパーSASUKE」は、ベッド・車いす間の移乗をアシストしてくれるリフト型介護ロボット。そのアシストは「まるでお姫様抱っこ」みたいと評判だとか。さっそく体験してみました! ベッドに寝た状態から体験開始! 「ロボヘルパーSASUKE」を使用する前に、腕を固定するためのカバーをかけます。その後、足首にポールを差し込んだ状態で徐々にリフトしていきます。 安定感があるので、持上げられているという感覚をほとんど感じなかった。実際に体験してみると、「リフトされている感」「持上げられている感」をほとんど感じず、非常に安心感がありました。持ち上げた状態で「ロボヘルパーSASUKE」を車いすの前まで移動させ、次は徐々におろしていきます。移乗中は介護者と要介護者が常に向かい合わせの状態になるので、実際の介護現場では声かけをしながら移乗できます。ベッドから車いすに移動するときも揺れを感じることなく、安心して身を任せることができました。もちろん、介助者の腰負担の軽減も期待できそうです。介護システムブースが大盛況介護ロボットブースとおなじく盛況だったのは、介護システムブースです。こちらのブースでは、介護記録ソフトや介護保険請求ソフト、モバイルシステムや介護アプリなどが展示されており、多くの人が真剣にブース担当者の説明を聞く姿が見られました。中でも介護ロボットONLINE編集部が注目したのは、NDソフトウェア株式会社のブースに展示されていた「Voice fun(ボイスファン)」です。こちらは、音声入力で介護記録できる音声入力支援システムです。 「Voice fun(ボイスファン)」は介護福祉業界に特化して開発されているため、「移乗」「口腔」といった業界用語もスムーズに変換できるのが特徴です。担当者によれば、情報共有と業務効率の大きな改善が期待できるとのことでした。専門セミナーは満員状態!CareTEX(ケアテックス)では、業界動向や施設運営など、さまざまなコースにわかれて専門家が講演する専門セミナーが終日開催されています。 専門セミナーのコース一覧。 介護ロボットONLINE編集部は、とくに「最先端テクノロジーコース」のセミナーを聴講してきました!オリックス・リビングは介護ロボット導入のメリットを紹介オリックス・リビング株式会社の 取締役社長 森川 悦明氏によるセミナーでは、同社施設における介護ロボットの活用法や、導入メリットが紹介されました。森川氏によれば、介護ロボット導入のメリットは以下の3つがあるとのことです。 ケアの質の向上 先進的取組をしているという従業員のプライド向上 よくする介護に携われるという期待感同社は正社員率が80%を超えており、その要因の一つに介護ロボットの導入があるのではないかと述べていました。さくらコミュニティサービスは「介護記録ソフト」のこれからを解説株式会社さくらコミュニティサービスの高橋学氏によるセミナーでは、AIによる科学的介護の導入や2018年度介護報酬の改定について解説されました。同社は、AIを活用したケアプラン作成支援システムを開発したことで、昨年大きな話題となった企業です。高橋氏によれば、介護記録にかかっているコストは年間で1万8000時間、時給にすると2000万円にものぼるとのこと。しかし介護記録ソフトを使えば、約400万円のコストダウンが実現できる可能性があると述べていました。介護記録ソフトのデメリットとして「導入コストの高さ」がありますが、すでに政府は「人づくり革命」「生産性革命」と名付けられた政策にて介護のICT化を推し進めており、今後介護記録ソフト導入に対して何らかの補助金が出る可能性が高いとのことです。ビーブリッドはICTの失敗しない導入方法を伝授株式会社ビーブリッドの代表取締役である竹下康平氏によるセミナーでは「テクノロジーは介護を救えるか」と題して、介護のICT化の流れや失敗しない導入の進め方が解説されました。急激に押し寄せた「ICT化」の風潮に対して、「ICT化はあくまで手段であり、目的ではない」ときっぱり主張し、その上で導入のためには「ICTへの理解」「現場職員への説明・気持ち」「ハード・ソフトの環境整備」が不可欠であると結論づけています。2018年度以降、今まで以上にICT化の動きが盛んになるはずと述べ、メーカー主導でなく介護現場の第一線に立つ介護事業者主導でのICT機器開発が望まれると発言していました。まとめ多くの介護ロボットが一堂に集結したCareTEX(ケアテックス)。介護ロボットブースは年々拡張していっている印象を受けました。展示会のたびに新製品が発売されており、介護ロボットの勢いがまだまだ衰えていないことを実感します。介護ロボットに劣らず勢いを感じさせるのが、介護業務のICT化とそれにともなう介護システムです。人材不足や業務効率化にダイレクトに影響を与える介護記録ソフトの導入や施設全体の統合システム化は、今後政府主導でますます推進されていくと考えられます。介護業界は問題が山積みだとよく言われますが、そうした課題に対して、テクノロジーを用いてどのように対抗していくべきか、改めて考えさせられる展示会でした。

10年で倍増!身体拘束の実態と介護ロボットの光と影

10年で倍増!身体拘束の実態と介護ロボットの光と影

要介護者の行動を制限し、自由を奪う「身体拘束」。実は、この10年の間で倍増しているのをご存知ですか?厚生労働省は、平成30年度の介護報酬改定で身体拘束を厳罰化する改定を加える(※1)など、問題視しています。身体拘束が増えている背景には、認知症の増加や、医療・介護業界の人手不足があります。身体拘束は高齢者の尊厳を侵害するだけでなく、身体機能の低下も招く危険な行為です。そんな身体拘束を減らすために、今、何ができるのでしょうか?ここでは、身体拘束に該当する行為や身体拘束の実態、身体拘束ゼロを目指す取り組みなどを紹介していきます。※2018年3月14日追記しました。※1 「身体拘束、来年度から対策強化へ 減算を拡大 要件も厳格化 厚労省方針」より身体拘束とは面会に行った桃子さんは、手足を縛られて身体が硬直した高志さんを見て唖然としました。鼻から栄養剤のチューブを入れるため、嫌がって抜かないようベッドに手足を縛り、手には指が使えないようミトン型の手袋をされていたのです。離床したときは、個室から出られないようにリクライニング式の車イスに動体をベルトで縛り、脚の間もベルトで巻かれていました。 引用元:東田勉(2014年)『認知症の「真実」』講談社現代新書こうした身体拘束が、とくに認知症の高齢者に対して行われている実態があります。身体拘束とは、手足をベッドにしばりつけたり、鍵のかかった部屋に閉じこめたり、ベッドやいすを使用して行動を制限したりすること。厚生労働省は、具体的として下記のような行為を挙げています(※2)。身体拘束の具体例 徘徊しないように、車いすやいす、ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る。 転落しないように、ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る。 自分で降りられないように、ベッドを柵(サイドレール)で囲む。 点滴・経管栄養等のチューブを抜かないように、四肢をひも等で縛る。  点滴・経管栄養等のチューブを抜かないように、または皮膚をかきむしらないように、手指の機能を制限するミトン型の手袋等をつける。 車いすやいすからずり落ちたり、立ち上がったりしないように、Y字型拘束帯や腰ベルト、車いすテーブルをつける。 立ち上がる能力のある人の立ち上がりを妨げるようないすを使用する。 脱衣やおむつはずしを制限するために、介護衣(つなぎ服)を着せる。 他人への迷惑行為を防ぐために、ベッドなどに体幹や四肢をひも等で縛る。 行動を落ち着かせるために、向精神薬を過剰に服用させる。 自分の意思で開けることのできない居室等に隔離する。 ※2 「 介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準 」よりこれらに該当しなくても、不用意に行動を制限する場合、身体拘束とみなされることがあります。たとえば、次で紹介する「スピーチロック」などがそうです。3つの身体拘束|スリーロックとは身体拘束をさらにひろく定義する言葉として、「スリーロック」があります。「スリーロック」は、しばしば3つの身体拘束とも呼ばれます。1.スピーチロック言葉による拘束です。「ちょっと待っててね」「~しちゃダメ」「立ち上がらないで」「どうしてそんなことするの」といった叱責の言葉も含まれます。2.ドラッグロック薬物の過剰投与、不適切な投与で行動を抑制することです。夜間の徘徊などを、眠剤や安定剤、泌尿器系の薬でコントロールすることもこれに当たります。3.フィジカルロック物理的な拘束をして身体の動きを制限することです。先ほど上げた11の具体例もここに当てはまります。スピーチロックやドラッグロックは目に見えない分、ケアする側も自覚がないまま行ってしまうことがあります。スリーロックの関連記事はこちらから介護の身体拘束は、どこからが当てはまるのか?(認知症オンライン)身体拘束が認められるケース|緊急やむを得ない場合身体拘束は、いついかなるときでも禁止されるというわけではありません。場合によっては、身体拘束をしてもやむを得ないとされています。厚生労働省は、身体拘束が認められる要件として以下の3つを定めています。 切迫性 利用者本人または他の利用者等の生命または身体が危険に晒される可能性が著しく高いこと 非代替性 身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替する介護方法がないこと 一時性 身体拘束その他の行動制限が一時的なものであることこの3要件を満たす場合は、「緊急やむを得ない場合」として身体拘束が認められます。身体拘束の実態本来であれば「緊急やむを得ない場合」のみ行われる身体拘束。しかし、身体拘束はこの10年間で増加傾向にあります。身体拘束 倍増の背景に「認知症の増加」「人手不足」「精神保健福祉資料」によれば、全国の精神科病院および一般病院精神科病床の入院患者のうち、2014年に身体拘束を受けていた患者数は全国で1万682人と報告されています。これは、2003年の患者数の約2倍にあたる数です。なぜ、身体拘束は増えているのでしょうか?その理由として、認知症の増加が考えられます。「平成28年版高齢社会白書」によれば、2025年には65歳以上の認知症患者数が約700万人に増加と推計されており、高齢者のうち5人に1人が認知症となっている計算になります。認知症が増加する一方で、介護の人手不足は年々深刻化しています。人手不足が深刻化する一方で増加の一途をたどる認知症の患者や利用者に、医療や介護の現場が対応しきれていない実態が身体拘束という形であらわれているといえます。 実際に、京都府が実施した調査によれば、 身体拘束の廃止が困難な理由として、半数を超える58.9% の施設が「介護を担当する職員が少ない」と回答したことが分かっています。 つまり、「介護の人材不足」が身体拘束を招いている一因となっているといえるでしょう。「身体拘束を断ればいい」ができない理由「身体拘束が嫌なら、本人や家族が断ればいいじゃないか」ーーそう思うかも知れません。しかし現実には、身体拘束を拒否するのが難しいケースもあるのです。たとえば、本人が身体拘束をやめてほしいと訴えた場合、その訴え自体が認知症や精神症状だと捉えられてしまうケースです。場合によっては、訴えたせいでさらに身体拘束がひどくなる恐れもあります。家族が訴える場合はどうでしょう。施設に本当に充分な人的余裕がなく、また身体拘束を減らすことに積極的でない場合、退院や退所を勧められる危険性があります。在宅で介護できない事情がある家族はそう言われてしまうと困るので、けっきょく我慢するしかない、というケースも実際に存在するのです。なぜ身体拘束は問題なのか?|3つの弊害厚生労働省も問題視する身体拘束。そもそもなぜ身体拘束は問題なのでしょうか?身体拘束は、おもに3つの弊害を招くと考えられています。1.精神的苦痛を与える不適切な扱いや不用意な抑制は、人権侵害や虐待にあたる許しがたい行為です。とくに「身体を縛る」「介護衣(つなぎ服)を着せる」といった行為は、高齢者に不安や怒り、屈辱、あきらめといった大きな精神的苦痛を与えます。2.身体的な機能を奪ってしまう長時間不自然な体勢を強いる拘束や、向精神薬を過剰に服用させて動きを制限する拘束は、高齢者の身体機能を奪う恐れのある危険な行為です。関節の拘縮や筋力低下などを招きかねず、要介護度の重度化につながることも少なくありません。3.家族やスタッフに後悔やトラウマを残す身体拘束は、された本人だけでなく周囲にも影響を与えます。たとえば、拘束されている高齢者を見て、後悔や混乱、苦悩といったトラウマを抱える家族も存在します。また、身体拘束をするスタッフも後悔やトラウマを抱えることがあります。身体拘束をしていることで士気がさがり、離職の原因になることもあるのです。身体拘束は減らせるのか?高齢者の人権を脅かし、身体機能の低下や精神的混乱も招きかねない身体拘束。そんな身体拘束を減らそうと、全国でさまざまな取り組みが行われています。神奈川県の取り組みたとえば神奈川県では、身体拘束廃止に関する研究事業を行い、身体拘束をせずにすむサービス計画書の作成方法などを伝えています。 報告書では、臀部の皮膚を掻き壊してしまう利用者に対して、ミトン型の手袋をつける代わりに、以下のような対応を取ることをおすすめしています。 身体拘束の代わりにとるとよい対応 ・排泄物による臀部のかゆみとの関係を考え、排せつ援助の適正度を再考・刺激の少ない石けんを使用・かゆみに対して気を紛らわせる環境づくり・臀部での掻き壊しがあるため、車いすの座面調整、時間短縮 参考:神奈川県「 介護保険施設等における身体拘束廃止に関する研究事業 」この対応の裏には、「身体拘束をせざるを得ない状況になるほど高齢者が暴れるには、きっと何か理由があるはずだ」という考え方があります。その原因を取り除くことで、身体拘束ゼロを実現しようという試みなのです。各施設での取り組み~「身体拘束ゼロへの手引き」から~厚生労働省が発行している「身体拘束ゼロへの手引き」では、身体拘束ゼロに取り組む病院や施設の事例が紹介されています。ここでは、その取り組みを抜粋して紹介します。東京都八王子市にある上川病院では、「縛る」身体拘束をなくすために、以下のような対応をとっています。「縛る」身体拘束をゼロにするためにとった対応・「拘束」を「縛る」にいい換える・施設内のひもを捨てる・縛らないことの責任は責任者がとると宣言する・管理者とスタッフが現場を共有し、いっしょに縛らないですみ方法を考えるこうした対応を徹底したことによって、縛る非効率さに気づいたり、縛っていた頃に感じていた罪悪感がなくなったりするという結果が生まれたとのことです。見守りの強化が身体拘束を減らす?こうした取り組みとは別に、身体拘束を減らす工夫として「見守りの強化」があります。 厚生労働省は「 身体拘束ゼロへの手引き 」にて、「人員不足を理由に、身体拘束をやむなしとするのは本末転倒」だと指摘し、身体拘束をしない工夫のポイントとして「見守りの強化・工夫」を挙げています。その解決策として、最先端のロボット技術を搭載した見守りロボットに期待が集まっています。次章では、すでに市販されている見守りロボットをご紹介します。見守り強化につながる介護ロボット ベッド見守りシステム| OWLSIGHT (アウルサイト)福祉用「OWLSIGHT (アウルサイト)福祉用」は、非接触・無拘束のベッド見守りシステムです。特徴は、立ち上がりや離床はもちろん、悶えや呼吸などの非常に小さな動きも検出できるところ。これにより、無呼吸症候群の方が寝ている間にちゃんと呼吸できているかなどまで確認できます。OWLSIGHT (アウルサイト)福祉用では人の様子は撮影されないため、一般的なカメラと比較して侵害度が低く、プライバシーに配慮されているといえます。慶応大学発ベンチャーが開発!非接触の見守りシステム 「OWLSIGHT (アウルサイト)福祉用」|株式会社イデアクエストマット式見守りシステム|眠りSCAN「眠りSCAN」は、マットレスの下に敷くだけでベッド上にいる人の状態をリアルタイムでモニタリングできる、非接触型の見守りシステムです。センサーにより、体動や呼吸・心拍などを検知し、睡眠・覚醒・起き上がり・離床などの状態が分かります。モニターでは、イラストによって状態を表示し、数値などでバイタルデータを表示します。ケアプラン改善にも!次世代マット式見守りシステム「眠りSCAN」|パラマウントベッド株式会社 予測型見守りシステム| Neos+Care(ネオスケア)「Neos+Care(ネオスケア)」は、3Dセンサーを用いて人の動きを検知し、それをシルエット画像で表示する予測型見守りシステムです。センサーでは、起き上がり動作や端座位、柵越え、ずり落ち、離床、入退室などの検知が可能です。モニターではシルエット画像が表示されるため、通常のカメラ映像に比べプライバシーに配慮されているといえます。業界初!予測型見守りシステム「Neos+Care(ネオスケア)」|ノーリツプレシジョン3Dセンサ見守りシステム|シルエット見守りセンサ 「シルエット見守りセンサ」は、ベッド上の空間を検知する赤外線センサーを使った見守りシステムです。センサーによって起床やはみ出し、離床を検知します。モニターでは個人の特定ができないシルエット画像で表示されるため、通常のカメラ映像に比べプライバシーに配慮されているといえます。離床はもちろんはみ出しも!人の動きを検知する「シルエット見守りセンサ」|キング通信工業株式会社介護ロボットが新しい身体拘束を生んでしまう?ご紹介したように、ほとんどの見守りロボットは要介護者のプライバシーに配慮した見守りができるよう、機能を制限するなどの工夫をしています。しかし、それでもこうした見守りロボットを指して「身体拘束にあたるのではないか」「人権侵害になるのではないか」と疑問を呈する人も多くいます。 ネット上では、センサーなどによる身体拘束について、さまざまな意見があがっています。 ねぇねぇ!センサーマットって身体拘束なの?— りょうこ (@r_ryokooo) 2012年1月25日 介護業界で身体拘束について、よく問われますが、よくわからないのが、センサーマットとか離床センサーは拘束になるケースもあると言いますが、どこまでが拘束なのかがわからなくなります。— グータラ介護士 (@wild78644079) 2017年11月13日 以前見学した施設でのこと。離床センサーを希望したら、それは身体拘束にあたるから当施設は使いません、と。でも母はコール使えず、今フラつきながら勝手に歩こうとしてて非常に危険、少ない職員でどう気がつくの?と質問したら「ベッドに鈴つけます」と。(((猫かよ!)))— フルフル (@chapter1925) 2017年7月23日 前に身体拘束防止の研修でフットセンサーも身体拘束って言われた。センサーが鳴ってその人の動きを抑制するなら拘束だけど、動こうとする人が転んだりする危険がないよう介助にすぐ行けるようにするためなら問題ないんじゃって言ったらそれでも拘束ですって言い切られたけど、やっぱり違うよね。— 釦 (@botao_tomomi) 2012年7月19日 厚生労働省は、センサーが身体拘束にあたる可能性を示唆厚生労働省は「 介護ロボット重点分野別 講師養成テキスト 」 にて、現在介護施設で使用されている認知症老人徘徊感知機器(センサー)が身体拘束にあたる可能性を示唆しています。切迫性・非代替性・一時性の3要件を満たさない場合に安易にセンサーを使用することに関して、「人権を侵している」と注意喚起しているのです。 見守りロボットに対しても危険性を指摘 見守りロボットに関しても、同様の危険性を指摘しています。とくに映像監視型の見守りロボットを例にあげ、「可視化した画像を見ているだけでは監視・抑制機器となりかねない」と述べています。具体的には、センサーの感知をうけて、 「動かないで」 「まだ寝ててください」 などの対応、いわゆる“スピーチロック”が身体拘束につながるとしています。介護ロボットで身体拘束ゼロをめざすためにとはいえ、すでに多くの施設で、見守りロボットやセンサーが身体拘束廃止のために使われています。また自治体によっては、身体拘束廃止への工夫として、見守り機器の使用を推奨しているケースもあります(※3)。従来の徘徊感知機器にせよ、ロボット技術を活用した最先端の見守りロボットにせよ、大切なのはそれらをいかに使いこなすかという点にあるといえるでしょう。 ※3 岡山県「身体拘束のないケアの実現に向けて」より身体拘束を生まない見守りロボットの使い方厚生労働省は「 介護ロボット重点分野別 講師養成テキスト 」 にて、見守りロボットを使用する際の重要なポイントとして下記を上げています。  画像や履歴から、行動のきっかけや原因・背景を分析する 「どんな生活がしたいのか」という思いを汲み取り、ケアプランに位置付ける  職員同士で情報を共有し、チームで取り組む 定期的にモニタリングを実施し、その必要性について見直しを行うセンサーや見守りロボットが身体拘束を生む恐れがあることをじゅうぶんに理解した上で、そうならない使い方を模索することが、今後の課題となるでしょう。見守りロボットは“グレーゾーン”現在のところ、センサーや見守りロボットが身体拘束にあたるかどうかはグレーゾーンだといえます。使い方によっては、センサーや見守りロボットがスピーチロックなどの身体拘束を招くことにもなりかねません。そうした機器を活用する、もしくはこれから活用しようとする介護従事者は、監視・抑制機器ではなくあくまでも要介護者の自立支援機器としての活用法を十分考える必要があるでしょう。見守りロボットを「監視」という身体拘束を生むものとするか、はたまた身体拘束を減らす救世主とするかは、介護現場で働くあなた次第といえそうです。 <参考資料>介護のニュースサイト Joint「身体拘束、来年度から対策強化へ 減算を拡大 要件も厳格化 厚労省方針」(2017/11/20, http://www.joint-kaigo.com/article-5/pg75.html)認知症オンライン「介護の身体拘束は、どこからが当てはまるのか?」(2017/11/20, https://ninchisho-online.com/archives/13096/)日本看護倫理学会 臨床倫理ガイドライン検討委員会(2015 年6月)「身体拘束予防ガイドライン」NPO法人 PandA-J(2011年)「サービス提供事業所における虐待防止指針および身体拘束対応指針に関する検討」厚生労働省(2015年)「 介護ロボット重点分野別 講師養成テキスト 」特定非営利活動法人 地域ケア政策ネットワーク(2017年3月)「 身体拘束及び高齢者虐待の未然防止に向けた 介護相談員の活用に関する調査研究事業 報告書 」 特定非営利活動法人 地域ケア政策ネットワーク 介護相談・地域づくり連絡会(2017年3月)「 身体拘束及び高齢者虐待の未然防止に向けた 介護相談員の活用に関する調査研究事業 報告書」京都府(2015年)「 平成27年度介護保険施設等における身体拘束状況調査結果 」介護ロボが夜勤職員の代わりに!見守りロボット導入で報酬加算、厚生労働省が発表「看取り介護」とは?具体的な内容や看取り介護の問題点職員と現場を守る!これからの介護リスクマネジメント

【3/14~3/16開催】CareTEX2018 (ケアテックス)@東京ビッグサイト

【3/14~3/16開催】CareTEX2018 (ケアテックス)@東京ビッグサイト

2018年3月14日、CareTEX2018 (ケアテックス)が開催されます。CareTEX2018 (ケアテックス)とは、介護用品はもちろん、介護施設向けの設備や備品、サービスなどが一堂に集まるプロ向けの展示会です。会場では、商品を見ながら500社の出展社と具体的な商談をすることもできます。同時開催される次世代介護テクノロジー展では、多くの介護ロボットも出展される予定です。今回はそんなCareTEX2018 (ケアテックス)の概要についてまとめました。開催概要 概要は以下のとおりです。 名称第4回 CareTEX2018 (ケアテックス)【国際】介護用品展/介護施設産業展/介護施設ソリューション展同時開催展■ 第1回 [次世代] 介護テクノロジー展 (Careテクノロジー2018)■ 第1回 [国際] 健康長寿産業展 (ヘルスケア JAPAN 2018)■ 第1回 超高齢社会のまちづくり展 (CareCity 2018)専門セミナー3月14日(水) 超高齢社会を豊かなものにするために 介護事業M&A活用術~3,000件以上の買い手に聞いた、今、欲しい事業の特徴とは?~ 老人ホームがコミュニティを形成する!河原町団地における高齢者高密度化都市のコミュニティ拠点の取り組み 法改正で外国人材拡大!海外介護人材活用成功の秘訣~高度人材と技能実習生の違い、日本語教育、受入体制~ シニアマーケティング最前線 高齢化社会で広がる新たな市場とその攻略について 介護施設における食事サービス提供のトレンド ~経営効率&顧客満足度向上のために押さえるべきポイントとは~ 「地域を支え、信頼される、かかりつけ薬局」~地域包括ケアの実現に向けて~ 【2018年介護保険改正】介護保険制度をめぐる施策について 介護業界だから取り組むべきデータに基づくエリアマーケティング~地域の需要と供給を地図上に可視化~ 売上アップのために「介護職 採用困難期」を乗り切る仕組みと仕掛け ~採用成果は、やり方ひとつで大きく変わる。あなたの会社の採用活動は「できること全て」をやり尽くしていますか?~ 道具(もの)が、人を応援する! 自立への第一歩は“生活の武器” となる正しい道具の選び方・使い方 高齢者もいきいきと暮らすまちを実現!~住民と行政の協働による愛媛県喜多郡内子町の成功事例~介護の周辺ビジネスの市場と動向~介護報酬に頼らないサービスのヒントと可能性~転倒、誤薬、行方不明...介護現場で起きる事故をどう防ぐか~事例から学ぶ原因分析と再発防止策~医療介護同時改定に向けて、ケアマネジメントはどうあるべきか介護の現場に必要なイノベーション~目標に向かって活用するロボット介護機器~その食形態は対象者の口にあっていますか?Industry4.0による社会の大変革における新しい街づくり ~訪問看護ステーションを軸にして~高齢化が進むASEAN地域におけるビジネスチャンス~介護産業のアジア展開の現状と課題~介護レクリエーションで施設の魅力UP!~認知症予防につながるレクで集客力の向上、離職率の低下に貢献~改定後も勝ち残るデイサービスの作り方と集客方法仲間が集まる!「働きたくなる法人の秘密」採用・教育・定着手法大公開3月15日(木) 高齢者とのコミュニケーションが開かれた「まち」をつくるために ~心・脳・社会の関係を理解しよう~法改正をチャンスととらえよ!収益改善で介護事業者が取り組むべき保険外サービスとは「選ばれる高齢者住宅」の建築的アプローチ~コンセプトと地域性を反映させた施設デザインとは~介護現場がイキイキする「介護記録の書き方」&「連携の仕方」神奈川県の未病改善への取り組みにおける未病産業の展開について高齢者の生きる喜びを引き出す『介護食』の提案 ~「食」から考える、良いホーム・良い介護とは~先端技術やICTの活用で、高齢者がいつまでも働ける「まち」次世代ヘルスケア産業の創出~生涯現役社会の構築を目指して~介護保険制度下における仕事とはなにか?~高齢者は被介護者ではなく社会資源~入居者増につながる高品質ケア・運営の工夫介護現場の働き方改革!~AIの活用でどのようなことができる?~福島県須賀川市の「まちづくり」とは? 公立岩瀬病院が地域と一緒に進める包括ケアの実践と展望中国介護産業の現状と今後(第1部:市場動向編)2018年同時改定を追い風に!デイサービスの生き残り戦略はこれだ!今さら聞けない!介護のプロのための福祉用具の基礎知識シニアマーケットを激変させる“この先シニア”のHanako世代とは?健康寿命の延伸に寄与する『スマイルケア食』~利用者の状態に合わせた選び方~「みんなの認知症情報学」が目指す安心・安全なまちづくり ~人工知能技術でエビデンスをつくり、生活・学習・自立を支援~中国介護産業の現状と今後(第2部:投資・進出編)待ったなし、「経営力」が試される時代!平成30年改正を生き残るための経営改善手法とはICTの導入が人材確保・顧客満足度の向上につながる!現場で失敗しないICT化の進め方介護職員の離職率を下げるために、なにができるか?~離職率7割からの奇跡のV字回復を成し遂げた秘策~ 3月16日(金) 高齢社会の交通手段~決め手はオンデマンドバス!~どうなる、超高齢社会?どうする、日本の介護!~介護職がもっと「誇り」を持てる社会となるために~採用・定着にも効果大!これからの介護事業者に不可欠な“理念経営”実践戦略とは?~活力溢れる“強い組織”をつくるために~生き残りをかけて~これからのデイサービスに必要な保険外サービスとは?~高齢者の運動革命~高齢者が激変する運動の力~高齢者施設における栄養ケアの課題と解決 ~多職種で支える栄養ケア・マネジメント~政府はこう考える!人口急減・超高齢化でも活気ある社会 ~今こそ地方創生!戦略策定から実践へ~個人データの分散管理で、医療-介護-自治体-企業 の連携を実現!~高齢者を社会全体で見守るために~サ高住及びセーフティネット住宅に関する施策の動向についておいしく・楽しく自立支援!栄養士が中心となって運営する『レストランデイ』の取り組み未来を見据える!自立支援型ケアプランの運用にAIをどう活用するか? ~豊橋市の取り組み事例を交えて~構想から具体化へ・日本版CCRC実現のポイント川崎発で生まれる、ウェルフェアイノベーション~産業と福祉の融合で新たな活力と社会的価値を創造する~集客・採用・開設、介護事業の課題解決に役立つブランド戦略講座ケアマネージャーのための医師との上手なつき合い方テクノロジーは介護を救えるか~失敗しない導入のすすめ方~調理の省力化とコスト削減を実現する、ユニバーサルデザインフードの活用法開催期間2018年(平成30年) 3月14日(水) ~ 3月16日(金)開催時間9:30~17:00(受付開始 9:00)会場東京ビッグサイト 東4、5、6 ホール〒135-0063東京都江東区有明3-11-1 アクセスマップはこちらよりご覧ください 入場料5,000円※事前登録者および招待券持参者は無料※一般ユーザー、学生、18歳未満は入場不可主催ブティックス株式会社後援(公社)関西シルバーサービス協会、 高齢者住宅経営者連絡協議会、 (一社)シルバーサービス振興会、 (一社)全国介護付きホーム協会、(一社)日本アクティブコミュニティ協会、 (一社)日本衛生材料工業連合会、 (公社)日本栄養士会、 (一社)日本介護協会、 (一社)日本介護支援専門員協会、日本介護食品協議会、 (一社)日本ケアマネジメント学会、 (一社)日本作業療法士協会、 (公財)日本障害者リハビリテーション協会、 (一社)日本福祉用具供給協会、 日本ホームヘルパー協会、 (公社)日本理学療法士協会、 福祉住環境コーディネーター協会※予定、団体名五十音順

介護福祉士実務者研修で感じる、介護職の理想と現実のギャップ

介護福祉士実務者研修で感じる、介護職の理想と現実のギャップ

こんにちは、42才、バツナシ独身、藻野あまりです。30年後の己の老後が不安で介護業界に突進、現在「介護福祉士実務者研修」の学校に通っています。学校は4月に卒業予定で、その後はいよいよ介護士デビュー。私はデイサービスに就職することが決まっていて、「デイサービスならコミュニケーション手段として歌謡曲をたくさん知っておくといい」という先輩介護士からのアドバイスを元に、現在、フランク永井やら岡晴夫やら芹洋子やら、1日1曲youtubeを見て就職準備を重ねているところです。いよいよ介護デビュー!でもその前に・・・しかし、その前に難関があります。3月に、卒業を賭けた「実技試験」が行われるのです。この試験に合格しなければ卒業はできません。つまり、「介護福祉士実務者研修」の資格が取得できない。資格取得予定という条件で内定をいただいているので、当然就職もご破算となります。私は絶対にこの実技試験に合格しなければならない! 試験は、それぞれのクラスの担当の先生が被介護者役をやり、生徒がその介護をするというもので、私たちのクラスの担任の先生は身長190センチ、体重120キロです。 もう一度言います、身長190センチ、体重120キロ。これってアリですか?他のクラスの先生は中肉中背や小柄なのに、うちのクラスだけこんな大男。ボディメカニクスなどの基礎をしっかりマスターしていれば、被介護者の体格なんて関係ないという理屈は頭ではわかります。が、沈みゆく心を止めることはできません。転倒させたらどうしよう、腰を痛めたらどうしよう…。実技試験を前に、クラス中が重い気持ちに包まれています。こんなとき、「介護ロボットを使えればいいのに」なんて思わずにはいられないのが正直なところです。介護の理想と現実のギャップにびっくりそんな愚痴を吐きつつも、学校は大好きです。他の介護学校に通ったことはないけれど、私が通っている学校はかなり素晴らしい部類ではないかと、42年間の人生と24年間の社会人生活で推測しています。教育理念や授業、先生たちの言動や態度など、ありとあらゆる部分から介護に対する情熱や志が溢れています。学ぶうちに変わってきた「介護」のイメージ学校に通う前の私の介護に対するイメージは、「きつい、汚い、給料安い」といういわゆる3Kや、「誰もやりたがらないから誰でも雇ってもらえる、誰にでもできる仕事」というものでした。そうしたイメージは、この学校で介護を学ぶうちに変化していきました。先生方のお言葉を借りるならば、 「介護は人の命を預かる仕事」 「被介護者を生かすも殺すも介護士次第」 「誰にでもできる仕事なんかじゃない、高度な専門知識と技術が必要な仕事」 いまは私もその通りだと思っています。でも現実は”時給800円” そう思ってはいるのですが、就職のために求人票を見ると、介護士の時給って800円だったりするんですよね。800円って、スーパーのレジのパートよりも安いんです。 人の命を預かる崇高な仕事という「理想」と、時給800円という求人票の「現実」。そのギャップたるや、「時給800円で人の命は背負えない、背負いたくないよ…」とため息を漏らしてしまうのは私だけではないでしょう。深刻化する人材不足、対策は取られているけれど…すでにご承知の通り、介護職の賃金の低さやイメージの悪さは、深刻な人材不足を招いています。政府もこうした現状に危機感を抱き、 専門職としての教育や資格を充実させる キャリアプランを描きやすいようにする 賃金アップ 外国人労働者の受け入れ 介護職のイメージアップなど、人材不足解消のため様々な施策を実行しています。が、正直なところ、それぞれがうまくかみ合っていない印象を受けます。たとえば、賃金アップの一環として実施される予定の「勤続10年の介護福祉士の月給8万円上乗せ」というもの。介護業界をこれまで支え、これからも引っ張っていくであろう人々の給料があがるのは素晴らしいことです。財源が豊富ならじゃんじゃんバリバリやるべきです。でも、財源って限られてますよね。3K4Kといわれる現在の介護業界で10年以上仕事を続けられた人は、いま給料があがらなくてもすぐに離職はしないのではないか。業界に新規で入ろうとする人々の「時給800円」の絶望を解消する方が優先ではないか。外国人労働者の受け入れについてもそうです。その施策だけを見ると本当に素晴らしい。早急に人手が確保できるし、異文化交流もきっと楽しい。でも、経験もなく言葉にも不安があるであろう外国人がすぐにできちゃう介護の仕事って何でしょう。「介護は誰にでもできる仕事」というイメージをさらに膨らませるのではないか。「介護職のイメージアップ」「専門性」という方針と矛盾を感じずにはいられません。まとめどの施策も、人々の未来や幸福を考えて作られたものです。どれが悪いということはなく、むしろ、どの施策からも愛が溢れているように思えます。しかしこの愛の車輪がうまくかみ合ってまわり始めるには、まだまだ時間がかかるのかもしれません。その期間をどう過ごしていくのか。私としては「介護ロボットによるイメージアップ大作戦」を熱く語りたいところですが、長くなりそうなのでこの話はまた今度、機会があれば(笑)とりあえずいまの自分にできることは実技試験に合格して介護士デビューすることでしょうか。ここまで勉強してきて、介護への情熱もあるのに、実技試験不合格で退校とか本気でシャレになりません。みな様、応援よろしくお願いします!結果は次号にて!?前回の記事を読む あなたは誰に介護されたい?独女が老後について真剣に考えてみた

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