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介護施設向け見守り支援システム
シルエット見守りセンサ

寸法
116(H)×217(W)×126(D)mm *ブラケット含む
質量
約750g(ACアダプタ含まず)
取付方法
壁面設置方式 / 自立型ポール設置方式(ポールΦ26~32mm)
定価
300,000円

製品概要

シルエット画像で判別することによって、利用者のプライバシーに配慮しながら、徘徊やベッドからの落下などの問題を未然に解決する見守り支援システムです。ベッドからの「起き上がり/はみ出し/離床」を区別して正確にお知らせします。

離床はもちろんはみ出しも!人の動きを検知する「シルエット見守りセンサ」|キング通信工業株式会社

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昭和43年に創業してから、一貫してセキュリティ関連機器の開発や販売を行うキング通信工業株式会社。長年培ってきたセンシング技術や画像解析技術、通信技術を活かして新たに開発されたのが「シルエット見守りセンサ」です。経産省の「ロボット介護機器開発・導入促進事業」にも採択されたこの商品は、既存の離床検知装置とどう違うのでしょうか?担当者に話を聞いてみました。

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事業開発課の奈良氏(左)と吉村氏(右)に話を聞いた



ーーー「シルエット見守りセンサ」について教えてください。

「シルエット見守りセンサ」は、ベッド上の空間を検知する赤外線センサを使った見守りシステムです。センサによって起床やはみ出し、離床を検知して通報するだけでなく、端末を使って離れた場所からも様子が確認できるのが特徴です。

弊社はずっとセキュリティ関連機器の開発や販売を行っており、特に防犯カメラ・監視カメラの開発に力を入れてきました。そこで培ったセンシング技術や画像解析技術、通信技術が今回の「シルエット見守りセンサ」にも応用されています。

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「現場の声を拾って形にした」と話す吉村氏



「シルエット見守りセンサ」の開発にあたり、約1年かけて数々の介護現場を訪問しヒアリングしました。そこで分かったのは、既存の離床センサによる誤報が、介護職員の方、介護を受けられる方双方の心理的・身体的負担となっているという事実です。

マットタイプや赤外線遮断タイプのマットセンサは、どうしても寝返りなどによる誤報が発生します。そのとき問題なのが、介護職員の方が誤報であることを判断できないことなんです。通知があっても、「なぜ通知されたか=今、何が起こっているのか」までは分からないから、「誤報かも?」と思ってもとりあえず急いで駆けつけなければいけません。離床センサを使うことでかえって心身の負担が増えてしまうという現実があったんです。

「シルエット見守りセンサ」には、この課題を解決する2つの特徴があります。ひとつ目は、センサの精度を高め、そもそも誤報を少なくしたこと。ふたつ目は、シルエット画像の確認を通して、対応の優先度を図れるようにしたことです。

では、実際に「シルエット見守りセンサ」の機能を見ていただきましょう。

ーーーよろしくお願いします!
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まずは、ひとつ目の特徴であるセンサについてご説明します。「シルエット見守りセンサ」では、赤外線の空間センサでベッド上の動きを立体的に感知します。ベッドの上に仮想の箱をイメージしていただくと分かりやすいですね。その箱(見守りエリア)の中から手や足が出ると、リアルタイムで端末に通知されるというシステムです。

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先ほど申し上げたとおり、通知するレベルは細かく設定できます。例えば箱の大きさ(=見守りエリアの範囲)も変えられますし、何秒間エリアからはみ出ていたら通知するかといった設定もできます。

ーーーその人に合わせて最適化できるということですね。

そうですね。そこもこれまでの離床センサにはなかった機能かなと思います。

ーーーふたつ目の特徴である、シルエット画像での判別について教えてください。

シルエット画像とは、その名の通り物や人のシルエットのみを映し出した画像です。シルエット画像にすることで、利用者のプライバシーに配慮しながら状況が確認できます。
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常にこの画面を見ているというよりは、通知があったときに状況を把握するという使い方が一般的ですね。シルエット画像を確認することで、本当に今すぐ駆けつけが必要かどうか判断できます。介護職員の方としては不要な駆けつけが減るなどの業務効率改善が期待できますし、利用者の方も不要な訪室が減ることで心的負担が軽減されるというメリットがあります。

またシルエット画像は、起き上がり通知がされた場合に前後合わせて15秒が録画で残るようになっています。実際に、録画画像を分析してケアプランの改善に役立てていただいた例もあります。我々としては、起き上がりや離床前後の行動や理由が分かれば、根本的な転倒リスク軽減につながる可能性があるだけでなく、アセスメントにも活用いただけるのではと考えています。

ーーー最大何人まで利用できるのでしょうか?

センサは最大32台、端末は最大8台でネットワークを構築することができます。

ご覧の通り、左側に見守り対象の方が並んでおり、見たい方をタップすると右側にシルエット画面が出るようになっています。

ーーー複数人を1台の端末で見る場合、シルエットだけの白黒画面だと見間違えそうですが…

画面のカラーは簡単に変えられますよ。色や通知音などを人によってカスタマイズできます。
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ーーーさっと白黒から黄色へ切り替わりましたね。操作方法も分かりやすいです。


使い方に関する問い合わせってほとんど来たことないんじゃないかな。それぐらい誰でも簡単に操作できるよう工夫しています。見守りエリアの設定も、ベッドの上に2つ点を打つだけ。これで完了です。

ーーーこれは簡単ですね。

設置や移設の手軽さにもこだわっています。センサ本体自体は、ブラケットに引っ掛けるだけでオーケー。ブラケットさえ各ベッドのそばにつけておけば、毎日でもセンサを移動させて使用することが可能です。

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手のひらに乗るサイズのセンサだから、小柄な女性でも設置可能



ーーー移動させて使いたいというニーズは多いんですか?

1台を使いまわしたいというニーズは多いですね。例えば、退居などで見守りセンサがいらなくなった場合、「別のところに取り付けたい」となりますよね。でも大掛かりな設置工事や複雑な設定が必要となると、結局放置されてしまうことが多いと思います。毎日有効活用していただくためには、できるだけシンプルで、設置や設定が簡単にできなければならないんです。

ーーー課題や今後の展望はありますか?
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「シルエット見守りセンサ」は、経産省の「ロボット介護機器開発・導入促進事業」に採択されたのをきっかけに、おかげさまで多くの施設様で導入が広まっています。

しかし、導入する側としてはまだまだ情報不足で、何を基準に介護ロボットを選べばいいか分からないというのが現状だと感じています。センサを使った離床検知装置はたくさんありますが、それぞれに違った良さがあります。我々メーカーは、自社の製品が介護の現場にどんなメリットを与えられるか、より広くお伝えしていく義務があるなと考えています。

編集部まとめ

まずはその使いやすさに驚きました。複雑そうに思える赤外線センサを使った見守りエリア設定も、ほんの数秒の直感的な操作のみで完了してしまいます。「持続的に使っていただくことは、介護ロボット普及に不可欠」と話す吉村さんの言葉からも、とことん「簡便さ」「取り入れやすさ」にこだわっていると伝わってきます。1台から導入できる初期費用の安さも魅力です。不要な駆けつけを減らし、事故を未然に防ぎつつ、今後のケア改善にもつながる「シルエット見守りセンサ」は、使い方次第でまだまだ応用が利きそうです。


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