夜間の見回り回数が1/3に!現場発信の見守りロボ「Dream Care(ドリームケア)」|株式会社DREAM TOKYO

介護ロボットONLINE編集部介護ロボットONLINE編集部

作成日2018/04/16 更新日2018/07/09870views


平成30年度、夜勤職員配置加算の緩和条件として「見守りロボット」の導入が認められました。「見守りロボットを一定割合導入すれば、夜勤職員の休憩時間を増やすことができる」ということで、にわかに話題になっています。

そんな見守りロボットを現場目線で開発・販売している会社が、今回ご紹介する「株式会社DREAM TOKYO」さんです。

同社によれば、昨年秋頃から見守りロボットの問い合わせがじわじわと増加しているのだとか。注目度急上昇中の「Dream Care(ドリームケア)」が選ばれる理由を、同社営業部 部長の松村忠典氏にじっくり聞いてみました!

株式会社DREAM TOKYO 営業部 部長 松村忠典氏

株式会社DREAM TOKYO 営業部 部長 松村忠典氏に話を聞いた

夜間の見回り回数が1/3に!Dream Careとは?

「Dream Care(ドリームケア)」はバイタルセンサーを活用した非接触型の見守りシステムです。ある施設では、Dream Careを導入してから夜間の見回り回数を1/3まで減らすことができたとのことでした。

Dream Careの一番の強みは、入居者様を見守るだけでなく、プライバシーを守りながら施設のリスクマネジメントにも貢献するという点です。まずは、Dream Careの3つの特徴をご説明します。

Dream Care本体画像

Dream Care本体。3つの丸が並ぶうち、中央がカメラ、左右が赤外線LEDだ

1.バイタルセンサーをつかって非接触でモニタリング

1つ目の特徴は、リアルタイムで入居者様の様子をモニタリングできるという点です。夜間巡回していても、部屋をのぞくだけでは本当に寝ているのかどうかまではわからないですよね。Dream Careなら、入居者様の睡眠を見える化することができるんです。

入居者様の様子は、Dream Care本体に内蔵されているバイタルセンサーから取得しています。管理用のモニタでは、入居者様の状態を「睡眠」「安静」「活動」「不在」という4段階に分けてアイコン表示しています。さらに、脈拍と呼吸数も数値として表示されます。

Dream Care表示画面画像

アイコンと数値で分かりやすく表示。施設内の様子が一覧できる

アイコンをクリックすると、睡眠状態などを15分ごとにグラフ化したデータも見ることができますし、過去の履歴をさかのぼってみることもできます。

2.プライバシーに配慮した録画記録機能

2つ目の特徴は、Dream Careに搭載されているカメラによる録画機能です。カメラといっても、監視のために搭載されているのではありません。その証拠に、Dream Careから映像を配信したり、常時録画したりすることはできない仕様になっています。

このカメラは、あくまで記録用のカメラです。そのため、録画は限られたシチュエーションでしか開始されません。たとえば、入居者様の部屋に2人以上の人がいるときや、入居者様に激しい動きがあったとき、そして離床検知したときなどです。つまり、事件事故が起きやすいときにだけ作動して、記録を残しているのです。

ーーー「PCには配信しない」ということですが、録画された映像はどうなるのでしょうか?

本体に搭載したUSBメモリに保存しておき、必要に応じてPCで見てもらうというスタイルです。部屋にカメラをとりつけることに抵抗感を抱く方もいらっしゃいますが、Dream Careはこのようにプライバシーに配慮しているので、その点を納得いただいた上で導入していただいています。

3.異常発生時のアラート通知機能

3つ目の特徴は、アラート通知機能です。

Dream Careでは、主に以下の3つのシーンのときに管理用のPCのモニタにアラートを通知します。

  1. 呼吸や脈拍に異常値が発生した場合
  2. 不在を検知した場合
  3. 夜間活動を検知した場合  (離床検知・徘徊報知)
異常を検知したときは、一覧画面の下にアラートメッセージが表示され、デバイスからはアラート音が鳴り響きます。また事前に登録したメールアドレス宛にメッセージが届くようになっています。

dream care表示画面2


2018年4月には新機能も

さらに、2018年4月には、新しくスナップショット機能を追加する予定です。スナップショット機能とは、アラートが出た最初の瞬間だけ写真をとって、その写真をPCに表示するという機能です。

実際にDream Careをお使いいただいている施設から、「アラートが鳴って駆けつけても、直前に何が起こったのかわからない。駆けつける前に状況が把握できれば、準備して駆けつけることができるので負担も減るし、より早く対応できる」と相談をいただいたことがありました。

プライバシーを守りつつ、スタッフの方に事前に状況をお知らせするにはどうすればいいかと考えたときに、スナップショットをとって共有するという方法にたどり着いたのです。

開発のスタートはリスクマネジメントから

ーーーインタビュー冒頭で、Dream Careは「施設のリスクマネジメントにも貢献する」とおっしゃっていましたが、なぜでしょうか?

Dream Care表示画面画像2

実は、Dream Careは、愛知県にある介護施設様からのある要望から開発がスタートしているんです。

その要望とは、「事件や訴訟問題につながるトラブルを防ぎ、施設を守りたい」というもの。つまり、組織のリスクマネジメントとして活用できる機器を探していらっしゃいました。万が一のときのエビデンスを残すなら監視カメラがよいのかもしれませんが、プライバシーに配慮すべき介護施設では使えません。そこで、センサーをつかったシステムを開発しようと考えました。

開発中、実際にその施設でデモをしてみると、「リスクマネジメント」に対するニーズだけでなく、「使いやすさ」に対するニーズが非常に多く寄せられました。そこでスタッフの方も使いやすいように改良を重ねているうちに、経営側も現場側も活用しやすいシステムになったのです。

転倒が3割減!現場から支持される反応の速さ

ーーー現場で働く方々は、Dream Careをどのように評価しています?

現場スタッフの方からとくに好評いただいているのが、センサーの反応速度ですね。これまで、離床センサーとしてスタンダードだったマット型センサーは、踏んだらアラートが鳴るという仕組みなので、アラートが鳴った時点ですでに離床状態にあるわけです。だから、急いで駆けつけても当然離床のタイミングには間に合わず、少なからず転倒事故が起きてしまっていました。

それに比べてDream Careは、離床の初期の動作でアラートを作動させることができるので、アラートが鳴ってから駆けつけても離床のお手伝いに間に合います。実際にある施設では、「Dream Careを導入してから転倒が3割減った」とお話されていました。

ーーー離床の前の動作でアラートを鳴らすとなると、心配なのが誤報です。寝返りと間違えませんか?

寝返りと間違えないように、動きの大きさやタイミング、時間などで離床かどうかを判断しています。ただ、動きは人それぞれで異なりますので、Dream Careでは「離床と判断する基準」を個別に調整できるようにしています。

dream care表示画面4

利用者ごとに活動量やアラート検知時間などが設定できる

設定自体は非常に簡単です。夜間の活動量をパーセント表示で設定できるようになっており、数値が低いほど小さな動きでも離床と判断します。「この方はよく寝返りをうつな」という場合は70%と設定するなど、感覚的に設定いただけます。

看取り時にはスタッフの精神的負担にも

ーーーバイタルデータがとれるということは、看取りにも活用できるのでしょうか。

そうですね。当商品は医療機器ではありませんが、呼吸や脈拍などのデータを参考に、看取りにご活用いただけると考えています。

実際に、すでにDream Careをご利用いただいている施設からは、看取りに関連したお声が寄せられています。たとえば、「バイタルデータから息を引き取られた時間が正確にわかるため、ご家族に詳細な時間をお伝えすることができた」というスタッフの方がいらっしゃいました。

またアラート通知のおかげで急変にもすぐ気づくことができるので、看取り時のスタッフの精神的負担が軽減されるでしょう。

1週間の無料貸出・介護ロボ補助金も対象に

dream care導入プロセス


ーーー導入プロセスを教えてください。

お問い合わせいただきましたら、まずは現地調査をします。その際、何台必要なのかなどをお聞きした後、お見積りをお出しします。

ご希望であれば、1週間程度のデモ設置をしていただくことも可能です。その後、デモの結果に応じて録画設定などのご相談も承ります。

導入の前には、必ず入居者様とご家族に設置の案内をしていただき、必要に応じて同意書にご了承いただきます。

ここまで終わったら、後は工事をするだけです。

Dream Careは、神奈川県をはじめ多数の自治体で「介護ロボット導入支援事業」の補助金対象となっていますので、初期費用が心配な事業所様もぜひご相談ください。

目的は人員削減ではなく質の高いケア

ーーー最後に、介護スタッフや介護家族の方にメッセージをお願いします。

営業として施設の方にDream Careを紹介して思うのは、「見守りシステムを入れても、スタッフの数が減らせるわけではない」ということです。

見守りシステムは、作業そのものを手伝うわけではありません。Dream Careは、人の代わりにおむつを替えることもできませんし、入浴介助することもできません。しかし、現場で働く方々が作業しやすいような環境づくりのお手伝いはできます。

我々は、入居者の方の尊厳や生活の質を高めるための道具の一つとして、Dream Careを使ってほしいと思っています。「ケアの質をあげるために、少し余裕がほしい」という思いを、Dream Careが叶えていければと思います。

編集部まとめ

現場発信で開発された「Dream Care(ドリームケア)」。スナップショット機能などの独自の工夫が、現場フレンドリーです。また、もともと施設のリスクマネジメントという視点から開発されただけあって、万が一の事故や事件のときにも安心な機能が的確におさえられています。転倒や見回り回数が減ったという具体的な実績は、現場の意見を吸い上げて改善を重ねていった結果だといえるでしょう。

機器構成

本体
非接触バイタルセンサー・カメラ・マイク・データ保存用メモリ等内蔵
その他 クラウドサーバーサービス
状態表示モニター(PCモニター別途)
タブレット端末またはスマートフォン(別途)
無線LAN環境(別途) 

装置仕様

電源
100V~240V
消費電力
20W
動作温度
4~35℃
動作湿度
20~80% (結露なきこと)
寸法
205×105×41.5
重量
250g



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