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ベッドからの転倒リスクを軽減
ベッド見守り支援ソリューション

主な機能 1.離床検知
2.同時見守り
3.健康見守り
参考価格(税抜)
※設置作業、保守は別途費用がかかります。
初期費(機器費):¥190,000-/ベッド
月額利用料(クラウドサービス費):¥1,900-/ベッド

サービス概要

ベッド見守り支援ソリューションは、被介護者のベッド上の動きを検知して通知する「介護ロボット」を活用したソリューションです。ベッド(介護ベッド・一般ベッド)の脚に取り付けたセンサから荷重情報等を取得し、被介護者の離床前の動きを検知し、ナースコールや管理端末へ知らせます。また、生活リズムやバイタルの取得も可能です。

実証実験で転倒がゼロに!「ベッド見守り支援ソリューション」|NECネッツエスアイ株式会社・トーテックアメニティ株式会社

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2018年01月、NECネッツエスアイ株式会社はトーテックアメニティ株式会社の「見守りライフ」を導入からメンテナンスまでワンストップで提供する「ベッド見守り支援ソリューション」の販売を開始すると発表しました。

「見守りライフ」とは、介護ベッドに取り付ける荷重センサによってさまざまなデータを取得し、離床をお知らせしたり、生活リズムの見える化などを行う介護ロボット。

実証試験の結果から明らかになった効果は?両社が語る「ロボットとスタッフの共存」に必要なものとは?そんな気になる疑問を、両社に直接聞いてきました!

トーテックアメニティ社(左2名)とNECネッツエスアイ社(右3名)の両社に話を伺う

トーテックアメニティ社(左2名)とNECネッツエスアイ社(右3名)の両社に話を伺う

「ベッド見守り支援ソリューション」とは?


ーーーまずは「見守りライフ」および「ベッド見守り支援ソリューション」でできることを教えてください。

NECネッツエスアイ社(3名)
主な機能は、離床検知機能、健康見守り機能、同時見守り機能、メール配信機能の4つです。それぞれご説明します。

離床の兆しをナースコールでお知らせ


NECネッツエスアイ:
1つめの離床検知機能とは、離床を事前に察知し、お知らせする機能です。離床前の「動き出し」や「起き上がり」といった動作を検知し、ベッド上の利用者が完全に離床する前にナースコールで通知します。

生活リズムを見える化


NECネッツエスアイ:
2つめは健康見守り機能です。これは、睡眠・体重・脈拍・呼吸(※)などのデータをとり、生活リズムを見える化する機能です。

※脈拍・呼吸(バイタル)データは参考値

特徴は、

  1. 対象者の情報/状況を24時間データで見える化
  2. データ化しているためスタッフ間の情報共有が容易
の2点です。これらにより質の高いケアサービスの提供ができると考えています。

ーーーたとえばどのようなことができるのでしょうか?

たとえば、眠れないという入居者様に睡眠導入剤を投薬している場合、その薬が本当に効いているかどうかを睡眠データから確認することが可能です。

また、4日以上のショートステイを希望される入居様に対してはケアプランの作成が必要となりますが、このケアプランを作るために1週間くらい入居者様の様子見をするという話を聞きます。ベッド見守り支援ソリューションを活用すれば正確なデータに基づき、その方にあったケアプランをより早く作成することもできるはずです。

最大40床を一覧で確認|施設の見守りを効率化

トーテックアメニティ社(2名)画像
3つめは同時見守り機能です。最大40床まで同時に確認することができます。
トーテックアメニティ:
ある施設では20床に当製品を導入いただいていますが、夜間にその見守り画面を見ると画面全体が青(=睡眠を表す色)になっているので、ひと目で「異常なし」ということが確認できるのです。このように、同時に見守りできるというのは効率化にもつながりますし、巡回に行っていない間のスタッフの安心にもつながります。

見守りライフの見守り画面

ベッド上の状態を知らせるアイコンは色ごとに分けられている

メール配信機能

トーテックアメニティ:
4つめがメール配信機能です。こちらは主に「在宅介護向け」としてご利用されるお客様へのサービスですが、就寝時刻や睡眠時間等を決まった時間にメールでお届けする定期配信機能と、いつもと違うことが起きたときにメールを送る機能の2種類あります。

見守りライフのメール配信機能の一例

定期配信メールの一例

後者では、たとえば「いつもは7時に起きるのに、今日に限って8時になっても起きてこない」あるいは「夜中にトイレに行って1時間も帰ってこない」など、ふだんと違った様子を察知したときにメールを送ります。これにより、離れて暮らす家族の異変を察知し、様子を見に行ったりするなど、予防や対策を行うことが可能となります。

「見守りライフ」を在宅でご活用いただいている例はまだまだ少ないですが、今後はご家族だけでなく自治体や介護事業所などを巻き込んだ見守り体制の構築に、当製品が貢献できればと考えています。

トーテックアメニティ社の「見守りライフ」をNECネッツエスアイ社がワンストップ提供


ーーー今回の「ベッド見守り支援ソリューション」は、トーテックアメニティ社の「見守りライフ」を活用してNECネッツエスアイ社がサービス展開していますね。

NECネッツエスアイ:
弊社の役割は、介護事業所に対し「見守りライフ」の導入から運用、メンテナンスまでをワンストップで、トータルソリューションとして提供することです。「見守りライフ」で施設の課題を解決していただき、施設そのものの価値を高めるお手伝いをしたいと考えています。

プライバシーにも配慮しながら見守りできる

見守りライフを取り付けた介護ベッド

見守りに使用するのはベッドの脚にとりつける荷重センサとベッド裏にとりつけるバイタルセンサだ

ーーー御社自身が映像監視ビジネスも行っていますが、なぜ今回見守り機器として「見守りライフ」を活用することにしたのでしょうか?

弊社が得意とするカメラを用いた顔認証システムは、入居者様が監視されていると感じてしまう懸念もあり、プライバシーの側面で導入のハードルが高いことがあげられます。カメラを使用せずに見守る方法を模索していたときに「見守りライフ」と出会い、いっしょにソリューションをご提供することになりました。

すでに20施設以上の導入実績も

トーテックアメニティ:
弊社は「見守りライフ」の開発を担当しています。主にソフトウェア開発、とくに見守り画面の見せ方やクラウドシステムの構築などが中心です。

これまでに開発だけでなく販売も行っていたので、すでに「見守りライフ」の導入事例は20施設以上あります。

実証試験でわかった驚きの効果とは?

ーーー「ベッド見守り支援ソリューション」発売に先がけて、特養にて実証試験を行なったと聞きました。その結果について教えてください。

NECネッツエスアイ:
実証試験は、特別養護老人ホーム「ニューバード」とそこに入居されている4名にご協力いただき、2017年10月~12月に実施しました。結果的に、それまで多い時には月4回ほど起こっていた転倒をゼロにすることができました。くわしくご説明します。

転倒リスクを早めの介助で防ぐ

NECネッツエスアイ:
効果が出たのは、4名のうち「ベッド見守り支援ソリューション」とナースコール連携をしていた2名です。

そのうち1名は要介護度3程度の方で、事前調査では夜中のトイレの時間に転倒が多いということが分かっていました。実証試験前は月に3~4回ほど転倒していたのですが、実証試験中は「ベッド見守り支援ソリューション」が離床をナースコールで即座に知らせるため、スタッフがトイレまで介助を行うことで、転倒回数をゼロにすることができたのです。

ベッドからのズレ落ちもゼロに

NECネッツエスアイ:
もう1名は要介護5の方です。事前調査では、ベッドの柵から足がはみ出てしばしばベッドから落ちてしまうことが分かっていました。月に1~2回ほど落ちてしまうことがあるため、施設側ではベッド下に衝撃を抑えるマットを敷くなどの対策をとっていたようです。そこで実証試験を行った結果、そうしたずれ落ちが2ヶ月間はゼロでした。

こうした結果から、「ベッド見守り支援ソリューション」が離床通知機器として充分な働きをすることが実証されたといえます。

“生活リズムの見える化”がもたらした変化


ーーー「ベッド見守り支援ソリューション」の“生活リズムの見える化”に関してはいかがですか?何か効果や反響はありましたか?

トーテックアメニティ:
“生活リズムの見える化”ーー「健康見守り機能」の反響としては、こんなエピソードがあります。

認知性の方は、よく眠れなかった日の翌朝、「不穏(ふおん)」とよばれる行動を起こされることがあります。不穏は場合によって暴れるなどのリスクにつながるおそれがあるので、スタッフ同士で事前に把握しておくことが重要です。しかし、よく眠れていないのに「眠れた」と答えるなど、ご本人への確認だけでは充分でないことがしばしばでした。

そんなときに睡眠データを事前に確認し、スタッフ同士で共有・引き継ぎをしっかりすることで、ご利用者様の不穏行動を事前に気にかけたり、防いだりすることができたのです。実際に、そのように睡眠データを活用していると、ある施設から聞いています。

NECネッツエスアイ:
睡眠データに限らず、「健康見守り機能」で取得したデータの共有は、ケアプラン作成時にも役立っているというお声もいただいています。生活リズムを見ながら話し合うことができるので、議論の質が高まったそうです。

介護スタッフと見守りロボットの共存のために


ーーー平成30年度の介護報酬改定では、見守り支援ロボットを夜勤職員の代わりとして認めるという改定がなされそうです。見守り支援ロボットと介護スタッフをはじめとする人間がうまく共存していくには、何が必要だと考えますか?

NECネッツエスアイ:
1つ目は人間と介護ロボットの分業化ですね。「ベッド見守り支援ソリューション」を導入したある施設長からは、「“目”を使うところは人間では限界がある。そういう部分はセンサに頼っていきたい」と話していました。「見続ける」「記録し続ける」のは、見守り支援ロボットだからこそできること。その点をうまくオペレーションに取り入れていただければと思います。

2つ目は、我々のような立場のSI’er(システムインテグレーター)がスタッフと介護ロボットを仲立ちすることだと考えています。介護現場で働くスタッフの方々に、使い方やメリットなどを納得がいくまでご説明するのが我々の使命です。将来的には、介護ロボットがどの現場にもありふれたものになり、介護スタッフの負担が軽減されるとともに、利用者もその恩恵を享受できるような社会になってほしいと思っています。

トーテックアメニティ:
介護ロボットときくと、つい介護スタッフの方の負担軽減を第一に考えてしまいがちです。しかし大事なのは、介護をうける方にどのようなメリットがあるのかという点だと考えています。

介護スタッフの負担軽減はもちろん、被介護者にとってのメリットという視点もあわせ持つことで、介護ロボットはより広く認知され、受け入れられていくのではないでしょうか。

編集部まとめ

離床通知はもちろん、生活リズムの見える化までできる「ベッド見守り支援ソリューション」。設置はほぼ全ての介護ベッドにメインの荷重センサを取り付けるだけなので、離床マットの入れ替えとして重宝されているというのもうなずけます。ナースコールとの連携など、既存のシステムに追加する形で導入できるのも大きな魅力のひとつでしょう。

しかし、真価を発揮するのはより大規模に導入したとき。介護ロボだからこそできる「一気に見守り」を支えるNECネッツエスアイ社のサポート力にも期待できそうです。



コメント
お名前(ニックネーム):
鼻沢耳男

コメント内容:
私も以前、介護施設(グループホームが多い)で働いていて、夜勤の際は軽く音が聞こえた際にも念のため確認に行ってました。寝返りであればいいのですが、柵を越えて落下の危険性があるならば、素早く対応出来て良いのではないかと思います。
ただ、最初はコストがかかって浸透しにくいのではないかと思います。高くない入所費用でも利用できる様になれば、多くの施設で使われる様になると思います。

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