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体動や動作を検知し通知する見守りロボット
見守りケアシステムM-2

発売日
2017年5 月1日(水)(見守りケアシステムM-2)
価格
オープンプライス
製造/販売
フランスベッド株式会社
問い合わせ先
03-6741-5579 (病院施設企画室)

製品概要

センサーがベッド利用者の体動や動作を検知し通知します。「動き出し」「起き上がり」「端座位」「離床」「離床管理」の5つの通知モードから選び、ベッドからの転倒、転落の危険性を軽減するほか、認知症の方の徘徊による事故等の予防につながります。

ベッド内蔵型で体重も測れる「見守りケアシステムM-2」|フランスベッド株式会社

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介護ベッドをはじめ、さまざまな福祉用具の開発、レンタル事業を行っているフランスベッド株式会社。介護ロボットONLINEでは、以前にも泣き笑い たあたんおでかけキャッチを取材しました。

今回取材するのは、今注目度が急上昇している“見守り支援ロボット”。平成30年度の介護報酬改定で、見守り支援ロボットが夜勤職員配置加算の緩和条件として認められることになったのです。

「見守りケアシステムM-1・M-2」について、商品開発部の今西氏に話を伺いました。


フランスベッド株式会社,商品開発部,今西忠之氏

商品開発部 今西忠之氏に話を伺う

「見守りケアシステム M-1・M-2」とは?

「見守りケアシステムM-2」は、ベッドご利用者様の離床動作を検知して通知するベッド内蔵型の見守りロボットです。

見た目は普通の介護ベッドに見えますが、実はこちらのベッドにも「見守りケアシステムM-2」が内蔵されています。

見守りケアシステムM-2

ベッド自体は通常の3モーター等の電動ベッドで、そこに追加でセンサを内蔵します。新車にオプションをつけるイメージですね。

4つのセンサでベッド上の動きをキャッチ

当製品の旧モデルとして、「見守りケアシステムM-1」(2013年2月発売)があります。まずは「M-1」と共通する機能をご紹介します。

センサは、ベッドの足の根元に搭載されています。4ヶ所のセンサがそれぞれ重量を測ることで、人の重心を読みとっているんです。

見守りケアシステムM-2,荷重センサ

たとえば、ベッドの上で人が起き上がると重心が下の方に寄りますし、端座位(ベッドに腰かけた状態)だと左右どちらかに寄りますよね。そのように極めて正確にベッド上の人の動きをレスポンス良くキャッチすることができます。。

4段階のアラート設定

「見守りケアシステムM-2」,ベッド上の人の状態を「動き出し」「起き上がり」「端座位」「離床」の4段階で判断

「見守りケアシステムM-2」では、ベッド上の人の状態を「動き出し」・「起き上がり」・「端座位」・「離床」の4段階で判断します。

4段階すべてでアラートがなるわけではなく、そのうちのひとつの段階を選択していただき、その状態になったときだけアラートを発します。

起き上がりから離床までの動きがゆっくりの方には「離床」モードで、起き上がったらすぐ離床するという方には「起き上がり」モードで通知してもらう、といったご利用者様の状態に合わせてカスタマイズが可能です。

1度目の通知後、ご利用者様が完全に離床した状態になったら、2度目の通知がなされます。

ーーー「動き出し」と寝相を間違えることは無いのでしょうか?

大きな寝相に対しては、アラートが発されることもあります。ただ、「動き出し」モードを選択されたご利用者様は離床にともなうリスクが非常に高い方が多いので、「それでもいいから知らせてほしい」というニーズがありますね。

ヒューマンエラーをなくす「自動見守り再開機能」

現場から好評をいただいているのが、「自動見守り再開機能」です。

一般的な離床センサは、ナースコールの配線を分配して設置されています。この「見守りケアシステム」シリーズも同様です。そのため、排泄介助などのたびにセンサが反応しないようにナースコールもろとも電源をオフにすることが多いのです。しかし、介助が終わったあとにオンにするのを忘れてしまい、センサもナースコールも使えないまま放置してしまうというヒューマンエラーが多発していると分かりました。

見守りケアシステムM-2,リモコン

当製品では、コントローラー自体に一時停止する機能を追加し、一時停止モードから10分後に自動的に電源がオンになるようにしています。また一時停止中にベッドに人が乗った場合も、自動でオンになります。

M-2における新たな新機能とは?

「M-1」をさらにブラッシュアップさせたのが、2017年5月に発売した今回ご紹介する「M-2」です。主に2つの機能が追加されました。

無線LAN対応でリアルタイム表示

ひとつめは、通信機能を追加した点です。これにより、PC上でリアルタイムにご利用者様の状態を見守ることが可能になりました。最大20台まで一気に見守ることができるので、遠目からでも複数のご利用者様の状態をご覧いただけます。

守りケアシステムM-2,リアルタイム表示

ご利用者様の表示をダブルクリックすると、個人の情報をまとめて見ることができます。アラームの履歴や体重の変化、現在の状況などが見られるこの画面は、印刷することも可能です。

ニーズが多かった体重測定機能

守りケアシステムM-2,体重測定機能

ふたつめは、体重測定機能を追加したことです。

当製品をご利用いただいている事業所から、「体重も計れないのか」というお問い合わせを非常に多くいただきました。

詳細な重さまで量るのは価格等の問題で難しいと考えていたのですが、「目安でも良いから知りたい」という声が多く、今回追加に至りました。

体重計のような使い方に加えて、ベッド離着床時に自動で体重計測を行いますので、日々ベッドを利用するだけで1日の平均体重をベッドが6か月分記録されます。つまり、毎日の体重確認に加えて体重増減の傾向を簡単に確認することが可能なのです。

現場の声を吸いあげた改良、オプション機能も

その他にも、リモコンの位置を頭から足元に移動させるといった改良を行っています。

またオプションとして、バイタルセンサと温湿度センサを追加することで、心拍や居室内の環境を見守ることもできるようになりました。こうした改良は、営業時代から付き合いのある事業所の方々にヒアリングし、そこで得た声を参考にしています。

他社よりも「正確」「簡単」をめざして

ーーー開発の背景を教えてください。

弊社が「見守りケアシステムM-1」の開発を手がけはじめた当初、すでに同等の製品が他社から販売されていました。しかし市場リサーチを行った結果、「正確性」と「操作の簡単さ」に課題があるということが分かりました。

取説なしでも操作できる

とくに「操作の簡単さ」は、継続的にお使いいただくのに不可欠な要素です。そのため弊社では、「取扱説明書を見なくても使える」製品をめざして開発をはじめました。

ーーー介護ロボットのなかには、操作が難しく持ち腐れになってしまうという話をよく聞きます。

そうならないためにも、誰でも使えるように操作の面ではこだわりました。

液晶に表示される問いに答えるあいだに設定が終わるようにしたり、クリックとダブルクリックだけでほとんどの操作ができるようにしたりという工夫をほどこしています。

ーーーM2は厚生労働省の「モニター調査事業」でも検証されていましたね。

はい、そちらの事業でも、介護職員の方から「取説を見なくても直観的に操作でき、簡単に使いこなせた」と言っていただきました。

導入先からも、「使い方が分からない」という問い合わせはいただいたことがないですね。

サーバーレスでランニングコスト削減

もう一つ他社と大きく違うのが、サーバーをたてていないという点です。

他社の同等製品は、サーバー(サービスを提供するコンピュータ)をたてて情報を集めたり、集めた情報を解析したりしています。その分高度な処理ができるケースもありますが、一方でサーバーを管理する手間がかかったり、保守費用などが発生したりすることも多いです。

介護現場で働く方々はコンピュータに詳しくない方も多いので、買い切りでできるだけシンプルなシステムをご提供できるよう工夫しました。

「見たら欲しくなる」見守りロボット

フランスベッド株式会社,商品開発部,今西忠之氏

ーーー最後にメッセージをお願いします。

ここまでご説明したとおり、すごく使いやすい機器になっています。ぜひ一度見ていただきたいですね。見たらたぶんほしくなると思います(笑)。

弊社では全国各所にショールームをご用意しておりますので、足を運んでいただければと思います。また、介護事業所様であればデモ機をお持ちして実際にお使いいただけますので、弊社までお気軽にお問い合わせください。

編集部まとめ

取材時には、「実は介護の現場ではそれほどバイタル情報が求められていないのでないか」「デモでお使い頂くときも取説は置いていかない」など、現場の真のニーズを捉えているゆえのいわば独自路線的なフランスベッド社ならではの姿勢が随所に見られました。見守り支援ロボットが各社で開発・販売されているなか、著しい差別化をはかるのがますます難しくなる中、あくまでユーザーファーストを貫く「見守りケアシステムM-2」は、たしかに“見たら欲しくなる”ロボットだろうと実感させられました。


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